現在をうろうろ(1763)
日本貧窮者経済新聞
 日本語で書かれたオーストラリアの安全保障政策を眺めると・・・?(3)

  前回の続きですが・・・オーストラリアの 安全保障政策 アジア太平洋への関与強化を目指して 防衛省の防衛研究所の物・・・を眺めていますが、どうも日本にとってのオーストラリア色が濃くてね・・・オーストラリア・ニュージーランド辺りは世界でどういった位置を占めるのか?再確認が必要な気がしてね・・・

 以前から気になっているTPPによって繁栄する航路というやつですね。以前は、軍事的側面を考えませんでしたが、ちょっと、アメリカ様とオーストラリアの関係で気になることがあるので、軍事面も考えたくなりますね・・・日本にとってのオーストラリアではなく、オーストラリアとして考えるとするならね・・・TPPの母体になったのは・・・シンガポール、ブルネイ、チリ、ニュージーランドの4か国の経済連携協定・・・これって、明らかにニュージーランドの起死回生策としての貿易協定に見えたんでね。シンガポールとチリを結ぶ航路・・・中国を始めとする物資を南米に流し込むための航路の繁栄=ニュージーランドの繁栄ですからね・・・


 近頃のTPP関連の流れからすると・・・南太平洋航路の復権という感じですからね・・・パナマ運河を利用しない航路・・・アメリカの海洋支配からの脱却の方が見方として正しいような気がしますがね・・・オーストラリアにとっての大洋のイメージは左のようなものではないかとね・・・インド洋の沿岸国としてのオーストラリア・・・長大な航続力を持つ潜水艦の必要性を考えるとね。

 そして、沿岸警備隊のような構成の水上艦隊というものを眺めるとね。

 そして、ニュージーランドとしての繁栄の新戦略としてのTPPが結ぶ世界が・・・右のような場所ですから・・・中国と南米の中継貿易の基地としてのニュージーランドを構築するのが目的のような感じがしてね・・・モデルは・・・

 左の奴ですね。大洋を押し渡っての交易路・・・横浜が栄えたように、ハウラキ湾のオークランドを栄えさせたいわけですね。

 TPPのメイン航路になる予定の南太平洋にはアメリカ海軍はどのような対応をするのかね?多分、上の写真の南太平洋海域が、アメリカ海軍が最も展開しにくい海だということですね・・・そして、ニュージーランドはアメリカとの軍事同盟関係は事実上断っている・・・

 新時代のTPPと投入されるオーバーパナマックス型の船舶の航路は・・・吠える40度の安定した強風を利用した・・・クリッパー航路になるでしょうからね・・・

 したがって・・・TPPが開く新時代にオーバーパナマックス船が走るのならば・・・その航路を押さえたいアメリカ海軍が・・・因って・・・スターリング基地の利用をアメリカ様は望むということのような気がしますね。何しろ、アメリカ様はアフリカでは嫌われていて軍備を持って入るな!と締め出されている状態だし・・・ニュージーランドからも軍事的に締め出しを食っていますから・・・いま、このクリッパー航路上でアメリカの拠点になるのは・・・どうも、なさそうな感じですからね・・・まあ、近場で押さえているとなると・・・ディエゴガルシア島ぐらいですかね?イギリス領の島・・・1966年に50年契約でアメリカに貸し出されている島で7°18'41.9S 72°24'48.7E - Google マップ ここですね。・・・怪しいアメリカ様の策源地・・・アメリカの敵を収容するCIAの秘密の黒い収容所・・・対テロの交流施設があるとされている島・・・インド洋の要で・・・これがあるから・・・じゃなくて、オーストラリアの戦略は・・・

 米豪の戦力態勢イニシアティブは、今後の米豪同盟の発展について、いくつかの示唆を与えている。第 1に、両国の内外でさまざまな変化が生起する中で、米豪両国は今後も同盟を重視していくということである。戦力態勢イニシアティブを発表した際、ギラード首相は「我々は、重要な変化を遂げている地域に生きている。その変化の結果として、オバマ大統領と私は、将来に向かって我々の軍事的な協力の最善の在り方について議論をしてきた」と述べた。この発言は、中国をはじめとする地域諸国が台頭する現実の戦略環境の変化を踏まえ、さらに、オーストラリアの国内外で「パワーシフト」をめぐる議論が登場する中で、同盟をさらに強化していく意志を示したものと評価できる。そして、戦力態勢イニシアティブは、言葉だけではなく具体的な行動で、同盟の重要性を再確認したという価値があるものと思われる。

 アメリカのインド洋における高緯度地方への支配力の強化のためのスターリング基地利用の提案ですからね・・・オーストラリアはこの提案に対しては・・・浚渫するには莫大な金がかかるから・・・貧乏だから無理!という感じに振っていますからね・・・日本と違って、アメリカ様の言いなりにはならないところが味噌ですね・・・日本は、アメリカ様の属国だから仕方ないですが・・・偉大なる安倍晋三閣下などは、尻尾を振るだけでなく、媚まで売るからね・・・事実上日本を売ってしまいましたから・・・ただ、不思議なのは、連邦議会の軍事協力の部分は受けなかった・・・理解されなかったような感じですね。平成27年4月29日 米国連邦議会上下両院合同会議における安倍内閣総理大臣演説 平成27年 総理の演説・記者会見など 記者会見 首相官邸ホームページ

  ここで皆様にご報告したいことがあります。一昨日、ケリー国務長官、カーター国防長官は、私たちの岸田外相、中谷防衛相と会って、協議をしました。
 いま申し上げた法整備を前提として、日米がそのもてる力をよく合わせられるようにする仕組みができました。一層確実な平和を築くのに必要な枠組みです。
 それこそが、日米防衛協力の新しいガイドラインにほかなりません。昨日、オバマ大統領と私は、その意義について、互いに認め合いました。
皆様、私たちは、真に歴史的な文書に、合意をしたのです。

 この強い表現にもかかわらず・・・この演説の題名は「希望の同盟」とか言うのでは?この同盟に関しての、真に歴史的な文書に合意・・・ですからね。英文では・・・Ladies and gentlemen, we agreed on a document that is historic. これが理解できなかった?皆様、私たちは合意しました、文書の上で、この文書は、歴史的なんです!私は英文法がわからなくて、このthatの中身をdocumentと考えちゃって・・・英語はわからん!困っていますが・・・改善する気力もない・・・機械翻訳だと ご列席の皆様、我々は歴史ある文書に合意しました。 ですね。・・・じゃなくて・・・

 ・・・この発言は、中国をはじめとする地域諸国が台頭する現実の戦略環境の変化を踏まえ、さらに、オーストラリアの国内外で「パワーシフト」をめぐる議論が登場する中で、同盟をさらに強化していく意志を示したものと評価できる。そして、戦力態勢イニシアティブは、言葉だけではなく具体的な行動で、同盟の重要性を再確認したという価値があるものと思われる。・・・これって、分析かね?単なる願望ではないかと思いますが・・・本気での同盟の強化のために・・・スターリング基地への水道や湾を浚渫していたら・・・願望でなく、意志を示したことになるが、残念ながら・・・貧乏だから、浚渫できない・・・そうなると、戦力態勢イニシアティブは、言葉だけではなく具体的な行動で、同盟の重要性を再確認・・・じゃなくて、否定ですね。

 第 2に、戦力態勢イニシアティブは、米豪の同盟協力にとって、オーストラリア大陸の地政学的な価値が増大していることを示している。米豪の安全保障専門家の一部では近年「インド太平洋」と呼ばれる概念が使用されるようになってきた。また、米豪の政府レベルでもヒラリー・クリントン国務長官およびスミス国防相が本概念に言及している。もちろん「インド太平洋」という言葉そのものを検討しても、単にインド洋から太平洋に至る地域を一つの概念で包含したという以上の意味は引き出せない。しかし、「インド太平洋」概念が米豪同盟の文脈、特にオーストラリアの専門家の間で頻繁に用いられているという点は注目に値する。それは、インド洋、東南アジア、太平洋に面する「島大陸」としてのオーストラリアの地政学的な価値が見直されていることを示しているといえよう。

 生物地理学では赤道付近のつながりを言いますが、陸上の生物を考えている学問ですから・・・陸地のあるところ・・・海洋を考える場合インド太平洋ってのは・・・私は、地政学的な解釈で左の概念だと思っていました・・・赤線はインド洋と太平洋の境で、この辺りの連中にとってはインド洋と太平洋の区別をしていない・・・南の海ぐらいの感覚では?

 海洋国家の日本は、ウールクリッパーとか知らないのかもしれない・・・それから、ロッゲ艦長のアトランティス号なども・・・この船の鹵獲品とかね。まあ、日本だと南太平洋は南洋群島の南の海域を言いましたから・・・左の写真の太平洋辺りは・・・太平洋という意識が無いのかもしれません。


 南極海は南緯60度以南、白夜の見られる地域になりますね。オーストラリアは南緯40度線に沿うクリッパー航路で栄えたわけですから・・・ただ、近頃はオーストラリアではオーストラリアの南の海域をすべて南極海にしたいようですから・・・用語の混乱が生み出されている可能性が高い気がしますね。

 したがって・・・インド太平洋の語は・・・クリッパー航路の再認識に関連すると思うのですが?という具合に、私は異端なんですね・・・妄想家だから仕方ない・・・日本での定説はインド洋、東南アジア、太平洋に面する「島大陸」としてのオーストラリアなのですからね・・・オーバー・マラッカマックスの船の航路なども問題ですが・・・

 ただ、インドで偉大なる安倍晋三閣下が語った内容で・・・オーストラリアの公文書にインド太平洋という用語が現れたようですから・・・これが、赤道付近のインド洋-太平洋のつながりが定式化したような?

 どうも、私は日本にとっての国々という立場で眺める「日本らしい日本」の見方が苦手でね・・・そうりゅう型は世界最高だからオーストラリアは買わないわけがない・・・幻想ですね。たぶん、世界最高水準でも無いかも?だって、質量は2900トンしかないのだから・・・可能性があるのは、居住性が極めて悪く、予備浮力が存在しない危険な潜水艦のですかね?まさか、初期のバチスカーフのような構造なのかね?それなら深度900mは納得できるが・・・これも、一種のイノベーションだが・・・軽油の残量1300トン、これで、燃料切れ・・・これなら、水中4200トンの説明がつくが・・・まさかね?確かに、これなら軍事機密だ・・・

2016.04.29

  

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