現在をうろうろ（1756） 売れなかった日本の潜水艦は・・・？（1） 世界は広くてね、世界に名を轟かせているメーカーってのは山ほどあって・・・山ほどはないけど、潜水艦などの兵装を眺めると・・・餅は餅屋という感じですね。しかし・・・報道は負けてるね・・・日本の報道は情けない・・・ 何しろ、オーストラリアの潜水艦のパートナーに日本が選ばれそうもない状態になった時に、一通り横並びの報道をして・・・そのあとは静観、機密漏洩関連をちょっと・・・そのあとはダンマリ、選に落ちた報道はNHKが先鞭、共同通信で流れるとおっかなびっくり・・・なぜ負けたのかなどは、既に無かったことになっているみたいですからね。 単に、日本のガラパゴス技術が世界に通用しなかっただけですからね。日本の職工を移転させるしかない・・・作業手順などの標準化などが行われていないということなのでしょう。 つまり、高度な日本の工業というのは・・・前近代的工業に近代的な皮を被せてあるだけで、職工の技術水準の維持によって成り立っている工業ということなのでしょうね。技術移転は、長い徒弟を経ての後ということかね？これでは、勝てない・・・別に潜水艦ではナノレベルの加工はないはず・・・いくらスクリューの形状がと叫んでも・・・手で磨くものではないはずですからね・・・基本的に機械加工・・・必要とされるレベルをクリアーさせればよいだけで、精神性などは不要なものですから・・・技術や科学というものは再現性が重要ですからね。図面で表しきれないのであれば、それは図面が不完全なだけでしょうね。 ああ、わかった・・・高次曲線は図面に表すことが困難だから・・・ 216型潜水艦は、現時点ではまだ構想段階のものとなるが、原型となる212型潜水艦は既にギリシャとイタリア向けに輸出実績を持つ他、この種の艦船としては異例となる製造プロセスが、完全デジタル化されている点に特徴を持つものとなる。 なんだか、製造技術というか・・・設計を現実の物へ変えるためのものが日本には不足しているのかね？まさか、現場に回す高次曲線のデータが作れないわけないよね・・・STEPだっけ？ISO標準の奴・・・完全デジタルデータでの設計のはずだものね・・・？ 三次元の計測技術だって、20年ぐらい前から現場で使われていたはずですからね・・・加熱処理による鋼板の曲げ加工などは・・・まさか、熟練工の感の方で早いとかで、それでやってるのかね？潜水艦受注で日本敗退､豪政府に説明要求へ ロイター 東洋経済オンライン 経済ニュースの新基準 ・・・ああ、負けちゃった・・・ 中谷元防衛相は26日午後、防衛省で記者団に対し「選ばれず、たいへん残念に思う」と語った。そのうえで、「豪側に説明を求め、その結果をしっかり今後の業務に反映したい」と語った。 その気があるのかね？ 中谷防衛相はそのときにもペイン国防相に理由を求めたが、仏案が豪州の求める独自の要求に合っていた、とだけ説明されたという。 だって、素人の私のリサーチでも、そうりゅう型は要求水準とかけ離れていますからね・・・わずか、数日のリサーチでね・・・つまり、相手の要求に関して何も関心がなかっただけじゃん・・・長期間の哨戒航海なので居住性の良い信頼性の高い艦が欲しい・・・母港はカリーニング湾にあって、その湾の名の通り浅瀬に乗り上げて船を傾けて船底掃除をする場所という名だよ。故障続きの潜水艦のために2010年ごろから、2500ｋｍ離れた修理工場では運用不能と判断して、基地の対岸に修理工場を作り、そこまで水道を開削して潜水艦に対応している・・・ オーストラリア海軍の船で、吃水が最も深いのが7.08ｍだからね。修理工場への水道は水深9ｍ・・・この母港へ入れる船は吃水が浅くないと無理なんだよ。アメリカ海軍の大型艦艇もここを利用したいという話だったが、アメリカ海軍の大型艦の１２ｍの吃水に対応するだけの浚渫は金が無いと2013年に蹴っているからね・・・  つまり、3051トンのコリンズ級より居住性の良い大きな潜水艦が欲しい・・・そうりゅう型は2900トン この時点で、スターリングエンジンを降ろしても、居住性の改善はあまりない・・・居住性に関係のない非耐圧の区画を入れての4200トン・・・そうりゅう型はオーストラリア海軍の基準だと、水中3200トン程度・・・日本のガラパゴス規格による4200トン・・・オランダの潜水艦と比較して・・・なんだ？このメタボ・・・どうやら正解だったようですね。 オランダの潜水艦と並べた時に驚きましたから・・・左の写真・・・2900トンのそうりゅう型・2750トンのおやしお型、ウルラス型2350トン・・・メタボな水ぶくれの日本のおでぶちゃん・・・なにこれ？かっこ悪い！実質は2700〜2900トンなのだけれども4000トンの形を持っている・・・ 母港がどんな場所かも、建造や修理に関しても何も知らなかった？湾内は8.5ｍの吃水の船が走るのが困難・・・危険物搭載の場合は吃水に余裕が必要・・・ それに、1艦に充てられる人員は、ドイツの見積もりの通り33人、65人は無理・・・こんなに詰め込むの？イワシの缶詰か？ ドイツの潜水艦の諸元が提示されていて気が付かなかったのかね？アフリカの利権と自衛隊と・・・？ （41） ここで、乗組員の計算を私はしていますね・・・2015年10月1日・・・この前日あたりの計算でしょうね。人的な要件を無視する「日本らしい日本」・・・ ああ、豪側に説明を求め、その結果をしっかり今後の業務に反映したいだって・・・仏案が豪州の求める独自の要求に合っていた・・・これって、心優しいオーストラリアではないかと・・・私は直截的ですから・・・使えないものは買えない。理由を聞きたいの？恥ずかしいよ・・・知らない方がいいと思うし、私も、こんな恥ずかしい話をしたくはないよ。・・・だろうね。 搭載兵器の質などの問題以前の話・・・AN-BYG-1 仕様 - Google 検索 わからないシステムに関しては、調べることにしていますから・・・内容を日本語で説明した物が見当たらなかった・・・今も、具体的な内容に関して書かれているものは存在しないようですからね。an-byg-1 combat system - Google 検索 私もざっとはチェックしました・・・これだけ潜水艦の戦闘システムに関しての関心の差があればね・・・日本はその内容に関して、実質的に皆無・・・これ以上はチェックしなかった・・・これじゃ、兵装は全部外注するしかないじゃん・・・ 2016.04.27 |
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