現在をうろうろ（1739） 北朝鮮の平山の核施設は核施設なのか・・・？ ふと気になることがあって・・・北朝鮮の平山の核施設として知られる場所に関してですね。この施設でウランの精錬が行われているといううわさがあって・・・それでちょっと気になってね。健康被害もかなり出ているらしい・・・平山と順川が噂されていますがね。  私は、かつて順川でウラン精錬が行われていたと思いますが・・・平山の方はなんとなくウラン鉱山ではないような気がしてね・・・北朝鮮のウラン鉱山の話がアメリカで出ているが・・・？ 以前にここでもチェックを掛けましたが・・・たぶん、金銀鉱の精錬か何かのような気がしてね。 もう一度場所をチェックしましたが・・・左の写真の右下がウラン鉱の精製を行っているとされている平山核施設として知られている場所ですね。38°19'04.6N 126°25'59.9E - Google マップ ここですね。そして、写真の左や上に丸を付けた辺りが金鉱山ですね。こいつは、戦前の地質図に出ていますから間違いないでしょう。 核施設とされる場所の辺りには・・・この南東に鉄山があるようです・・・この時代の探鉱は結構まじめにやっているようで、ウラン鉱石なども探鉱の対象として、平安北道などで報告されていますから・・・このあたりの鉱床でもチェックが入っていると思われますが・・・記載はないですね。国立国会図書館デジタルコレクション - 朝鮮鉱物誌 199コマ 銅ウラン鉱 こんな具合に記載がありますからね。かなり真面目に調査されているような感じですね。  まあ、ウラン鉱山の可能性は・・・右の写真を見ると、ちょっとウランとは思えないね。ウランだったら、下流への影響が大きすぎないかね？この川は国境の深い湾に注いでいるから・・・対岸で水質をチェックすればわかるはずだから・・・江華島の辺りが放射能汚染？こいつの話はないと思うが・・・？ この、工場は何？ということになりますね・・・可能性は？金銀の低品位鉱石のCIP法による金銀の回収の類ではないかと・・・根拠はないですが・・・青化法とかそういったやつの延長線上にあるやつ・・・この可能性が高いと思われますね。 イエローケーキは安いからね・・・1ポンド30ドルくらいですから・・・金を精錬した方が儲かるのではないかと・・・金は1トロイオンス1200ドルぐらいですから・・・ どうやら、以前の調査結果と同じですかね？私には・・・この施設がウラン鉱山のイエローケーキ工場には見えないのですがね・・・間違いなくウラン鉱山！言えれば面白いですが・・・ただ、順川のウラン処理工場は環境問題を起こしたのではないかと・・・  私が順川のウラン関連の精製工場は左の写真のものだと妄想しています。根拠は、沈殿池がロシアのと類似、水処理システムが写真中央にあり、その右側に広がっている施設がイエローケーキ工場だったとね。 まあ、外れかもしれませんが、この工場がたぶん、環境問題を起こしたと思われます。理由は、順川火力発電所の取水が、この沈殿池の下の川岸にあったのが大同江の本流からポンプを使って揚げるように変更された。そして・・・大同江をバイパスして平壌へ水道用の用水が引かれた・・・  右の水色の線が大同江をバイパスする用水路です。総延長150ｋｍほどですね。赤丸が順川の汚染源と妄想している工場の位置・・・この長大な飲料水用の用水路の意味が不明だった・・・だって、大同江は平壌まで流れているわけですから・・・確かに、平壌の辺りまで流れてくる水は・・・河口から遡上する塩水もあるでしょうが・・・河口堰があるから塩害は考えにくい・・・ 順川から下流での利水施設が少ない・・・本流からの支流への逆流を避けた形での利水施設は存在する・・・まあ、妄想ですから当てにはなりませんが・・・右の用水路を作る意味がこれ以外に考えにくいだけですがね。ここの工場群・・・順川ビナロン連合企業所は国家的一大事業として北朝鮮最大の石炭化学コンビナートとなるべく莫大な予算を投じて建設されます。そして、１９８９年に完成し、生産が開始されると・・・大宣伝！生産のようすを公開しますが・・・廃棄・・・生産の痕跡はここの沈殿池・・・そして、水処理システムは生かされていた・・・なんだか、汚染水で活躍するALPSと同じパターンかね？ この順川のコンビナートと同時期の建設は・・・泰川に20万kWeの泰川原子力発電所を1981年に着工・・・原子力時代へ向けての建設だと考えてもよさそうなんでね。 1985年12月に北朝鮮は核不拡散条約「NPT」に加盟・・・自前の核燃料を目指して大工場を建設・・・ここでの事業が汚染によって失敗で、代替えの化学工業が・・・南興青年化学工場ということだと思いますね。 長くなりそうだから、いったん切るか・・・ 2016.04.22 |
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