現在をうろうろ(1735)
日本貧窮者経済新聞
 北朝鮮の古い戦車のT-34と諜報活動は・・・?

 ふむ・・・興味深い記事が・・・(北朝鮮を読む KCIA秘録:8)古い戦車200台、衛星が写した:朝日新聞デジタル なかなか面白いね・・・

 韓国中央情報部(KCIA)幹部だった康仁徳(カンインドク)が勤務を終える頃の1970年代後半、偵察衛星の実用化が情報の世界を一変させた。無線傍受や人を介した情報、航空機による偵察だけではわからなかった北朝鮮の実態が明るみに出た。

 その一つがソ連製のT34戦車だった。偵察衛星の写真には半島の東西両岸に沿うように並んだT34戦車が200台以上写っていた。


 1970年代にT-34が200台以上並んでいた・・・1970年代後半の軍事偵察衛星の写真ね・・・このころの軍事偵察衛星の写真って・・・銀塩写真ですよね。地球の周りのかなり低い宇宙空間を一航過で写真をやみくもに撮って再突入させて回収とか、結構乱暴な写真の撮り方をしていたのではないかと・・・高度100kmほどでしょうから・・・U.S. Satellite Imagery, 1960-1999 探せばあるものです・・・解像度は1m程度かそれを少し切るぐらいですかね?

 日本の軍事偵察衛星の能力はよくわかりませんが、テスト用のターゲットと思われるのがありますから、それから推測することが可能ですね。たぶん、左の奴がそのターゲットでしょう。一応、GoogleEarthでも結構端まで分離されていますから・・・まあ、こんなものなのかね?・・・じゃなくて・・・

 朝日新聞の報道ではベルリンに展示されているT-34の写真がありますね。赤軍の兵士=ソ連陸軍兵士の像がありますね・・・ということは、ブランデンブルグ門の西側の公園でしょう・・・52°30'58.4N 13°22'21.3E - Google マップ ほい!確認・・・ふむ、T-34の実車はこんな風に見えるんだ・・・右の写真の奴ですね・・・これが記念碑の正面右側ので、左側にも一両ありますね。全長8.15m 車体長6.10m 全幅3.00mだと言われますが計測してみるか・・・全長が6.8m・・・砲が76cm砲なのか?61°02'31.5N 24°20'44.6E - Google マップ ふむ、ここにもあるか・・・パロラ戦車博物館の所蔵品・・・近頃の戦車博物館は屋内展示に変わって・・・なかなか、実車の確認のできるところが少なくなりましたね。

 中国の戦車は・・・39°50'19.0N 116°11'06.8E - Google マップ ここに沢山いますね。これは、たぶん戦車学校の現役のものですかね?射場に4両並んで何かしていますね。11mあまりありますから・・・98式戦車かね?52トン125mm50口径滑腔砲ですから・・・これも、格の違う兵器ですね。44トン120mm44口径では勝てない・・・じゃなくて・・・

 中国のタンク博物館は40°09'42.4N 116°07'27.6E - Google マップ ここですね。大気の状態が悪くて詳細はよく見えませんが、随分と野外展示があるようです。タンク=坦克ですね・・・中国人民解放軍坦克博物館が正式名称ですかね?・・・北朝鮮の戦車の話でした・・・

 この前眺めた、右の写真の戦車・・・39°50'53.9N 125°40'49.8E - Google マップ これって、T-34じゃないかね?39°51'33.8N 125°30'58.7E - Google マップ ここのはシルエットがちょっと違う気がしますね。

 38°33'31.8N 125°46'08.7E - Google マップ これは、現役の本気の戦車でしょね。

 38°06'38.6N 126°29'05.1E - Google マップ 戦車みたいですね。この谷には偽装網が掛けられているのか、草と一体化している戦車らしきものが随分とありますね。38°41'56.8N 127°14'49.9E - Google マップ この辺りにも・・・38°32'01.1N 127°16'15.3E - Google マップ これは本気の戦車庫でしょう。

 38°38'06.8N 127°44'49.0E - Google マップ これなどは、T-34では?38°42'35.2N 126°40'22.5E - Google マップ この辺りにもね・・・なんとなく、動態保存じゃないかと・・・砲弾や機関銃弾も積んでいれば・・・T-34でも歩兵には脅威ですね、装甲車では対抗できない・・・

 面白い・・・マンデラ・ウェイのT-34戦車ってのがあるね。51°29'34.8N 0°04'57.6W - Google マップ・・・どうやら、T-34は現役のような感じですね。この記事では海岸砲として・・・これはかなり疑問だと思うのだが・・・海岸砲には戦車の砲は向かないと思うのでね。たぶん、T-34では直接照準砲撃しかできない・・・と思うが・・・観測員による観測射撃ができるとは思えないのだが・・・仰角も大して大きくないから・・・まあ、埋めちゃって諸元をあらかじめ出してあれば・・・照準装置もそれなりに改造して・・・

 旧式戦車でも、装甲車には対抗できるし・・・自走砲は別に有しているわけだし・・・大型のカノン砲も保有していたはずだし・・・情報に混乱があるのでは?

 それに、海岸での戦車の運用は北朝鮮では困難ですね・・・基本的に、水路を対戦車陥壕として、海岸は戦車が運用できない地形に改変していますからね。かなり深い海岸の後背湿地を生み出していますからね・・・限られた侵攻路で撃滅を図ろうとしているようですから、重兵器はかなり海岸から下がった位置にあるはずですね。

 康によると、北朝鮮は朝鮮戦争時、中朝国境の鉄道橋を守るために枕木を間引いた。爆弾がすき間を通って川に落ちるケースが相次いだという。「衛星があれば、そんな無駄は出ない。補給も少なくて済む」

 この文は意味不明?なんで、衛星があれば、そんな無駄は出ない・・・これは?補給が少なくて済むこととの因果関係が読めないのだが・・・?爆撃による被害を減らすための方策ですからね・・・

 ただ、情報戦にハイテクを駆使しても万全ではない。日米韓は、1月の北朝鮮による4度目の核実験を予測できなかった。

 ハイテクだけではだめですね。アナリシスの問題ですから・・・リアルタイムで昼夜の別なく監視して、その目を逃れるのはかなり難しいですが・・・基本的には核実験が近づくと人や物の出入りが増えることを利用しての推測ですから、トラフィックを一定に保たれたら推測は困難になるというだけですね。基本は変化を利用して見出すわけですから・・・まあ、ハイテクの度合いが、アナリシスを含めて十分ではないというだけですね。前提がちがっていると思いますね。単に、十分に駆使していないから出し抜かれる・・・

 康は09年の2度目の核実験の後、核実験場がある北東部・咸鏡北道豊渓里(ハムギョンブクトプンゲリ)で食堂を営んでいた脱北者と面会した。核実験前、トラックの運転手が度々食堂に立ち寄った。「トンネルを掘っている」「掘削機がもっといる」などの話が漏れ聞こえたという。核実験用の地下坑道の話だった。

 左の写真の赤丸が豊渓里駅ですね。駅の脇の道が幹線道路、ここから写真左上に伸びる道が核実験場への道ですが・・・トラックの停められる食堂はどこかね?41°07'53.7N 129°09'46.6E - Google マップ これが駅の位置ですね。

 本気の鉱山は、この幹線道路を西に行ったところにいくつもありますから、幹線道路沿いを走っている運転手相手の話からは無理ですね。核実験場への道には、産業が基本的にはないから・・・食い物屋が成り立つだけの人の動きが考えにくい・・・駐車スペースがあるのは、倉庫のような場所だけですからね。まあ、そこで飲食を提供しているのならばOKですが・・・核実験用の坑道と結びつく条件があるのかどうかですね。どうやら・・・<北朝鮮>電力難で運行中断の鉄道区間続出 - アジアプレス・ネットワーク これ・・・2013年1月24日の記事ですが・・・

 北部両江道に住む消息筋は21日、デイリーNKとの通話で「平壌(ピョンヤン)から恵山(ヘサン)市まで往復運行する1、2列車(路線の名称)は最近になって、恵山まで行かず(100キロ以上手前に離れた)吉州駅止まりとなっている。

 これって、2013年2月12日、北朝鮮の朝鮮中央通信は3回目となる地下核実験を成功裏に実施したと発表・・・つまり、鉄道輸送を核実験用に切り替えているわけですね。一般は利用不可・・・たぶんね。上の写真の駅を通る線ですから・・・核実験とは結びつけていないから、笑うべき電力不足に結び付けている・・・したがって、たぶん・・・国内でも核実験場に関する情報は秘匿度が高いということなのでしょう。

 果たして・・・「我々は北朝鮮の人間にもっと接近すべきだ。難しい仕事だが、拝金主義が広がる今なら可能性はある」・・・ゴミのような情報が多く流れるようになるだけで、アナリシスを難しくするだけのような気がしますがね。

2016.04.20

  

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