北朝鮮の海運事情と清津の製鉄と・・・？

現在をうろうろ（1684）

　北朝鮮の海運事情と清津の製鉄と・・・？

　まったく、こまったことに・・・国内外で顔を使い分けたり、経済刺激政策で戦争などを持ち出す国ですから、信用できないですね。為替操作や株価操作もお手の物という感じですから・・・そりゃ、市場の安定なら許されますが・・・自らの借金と政権運営のためのような感じですからね・・・困ったものだ・・・挙句の果てに戦争か・・・戦争と同等の経済刺激策など無い・・・

　しかし、戦争並みの経済刺激政策をしなければならない・・・経済再生なくして・・・そんなにひどい状況なのかね？この「経済再生なくして」・・・まるで産業活動をしていないみたいじゃないかね？まあ、私のようにDo-little　先生をやっていましたが、今や何もしないに近くなっていますけどね・・・そうではなく、日々多くの人が活躍して皆さん暮らしを支えている・・・それでも、年寄りも女もみんな働いて税を貢げという有難い・・・本当だよ、こんなのあったら困るよ！という一億総賃仕事社会を作り上げようとしている・・・子供の貯金箱を狙う親みたいな政府になっていますからね・・・

　しかし、クルーグマン教授への麻生財務大臣の発言で、戦争か戦争と同等の経済刺激策は無いかというやつは、かなりの投資家が読んだのではないかと思いますが、今のところニュースには現れてきませんね・・・日本のニュースにもなし・・・ノーベル賞受賞経済学者の問題発言ですから日本の報道機関も原文に当たっているのではないかと思いますが・・・私だって、珍しくプリントアウトしましたからね。いま、ジンバブエの100兆ドル札と一緒に置いてありますが・・・

　まあ、仕方ないですね・・・ニューヨークタイムズ前支局長が安倍政権の海外メディア圧殺の手口を暴露！「日本の報道は安倍に分断されている」と警告も｜LITERA／リテラ　本と雑誌の知を再発見　こんな感じですから・・・私は、頭のおかしい妄想家ですから・・・定説とは別の立場ってのが基本になりますからね。別に、メディアが圧殺されているのではなく・・・迎合するのが基本なだけのような気がしますがね・・・それが正しいってね。・・・さて、北朝鮮・・・ちょっと気になる報道が・・・制裁対象の北貨物船、韓国領海を通過…海警が密着監視中 Joongang Ilbo 中央日報　この報道・・・制裁がらみの事は気にならないのですが・・・

　北朝鮮を支援しているモンゴルの船ですから・・・偉大なる安倍晋三閣下がモンゴルを中国包囲網の一員としようとするなら、北朝鮮も中国包囲網の一員とするのか？ちょっと気になりますが・・・まあ、そんなことはどうでもよくて・・・

　統営（トンヨン）海洋警備安全署によると、１５日午後３時ごろ北朝鮮南浦港からモンゴル国籍のオリオンスター号（２３００トン級）が無煙炭３６８１トンを積んで出港し、麗水（ヨス）海洋警察管轄区域を通過し、１７日午後４時１５分ごろ統営に入った。この船には中国人１０人と北朝鮮人９人の計１９人が乗船していると推定される。

　無煙炭ぐらいなら、東海岸側でも産炭地があるだろうに？なんって思うのでね・・・これが気になる・・・南浦の石炭埠頭は38°43'39.9N 125°25'00.0E - Google マップ　ここだね。

　左のような石炭埠頭があってここで積み込んだのでしょうね。そして、この無煙炭を・・・

　この船はこの日午後８時４０分ごろ統営を抜け、釜山海洋警察管轄区域に移動し、海洋警察が同じ方式で監視している。この船舶は東海岸を経て２０日晩、北朝鮮の清津（チョンジン）港に入港する予定という。

　ということで、清津への入港・・・41°45'29.8N 129°46'03.9E - Google マップ　多分ここに荷揚げすると思われますね。右の写真の右側の埠頭だと妄想していますが・・・

　左側の埠頭は高炉式製鉄なので無煙炭は使用できないはずですから・・・多分、高炉用はロシアの瀝青炭が運び込まれているはずですからね。

　それで、右側の埠頭の方へ割り振られていると・・・まあ、こんなところですね。清津でこの石炭が使用されるのであれば・・・旧三菱鉱業清津製鉄所の方だと思われます。ここでの製鉄は高炉ではなく、ロータリーキルンを用いた直接製鋼法ですからね・・・これだと茂山の鉄と無煙炭をそのまま使えますからね。

　三菱鉱業が茂山の鉄と朝鮮の無煙炭利用のために作った工場ですから・・・現在では、このロータリーキルンを用いた直接製鋼法を主体鉄とか言っているようですがね。ということは・・・この旧三菱鉱業の清津製鉄所が稼働しているということになるわけです。この製鉄所は・・・41°46'40.0N 129°47'32.9E - Google マップ　ここですね。

　左のような感じですね。工場の建物などは塗装が直されている・・・施設の一部は屋根の張替えなどが行われていますね。ペンキはどこで製造しているのやら？中国製ですかね？

　製鋼用の無煙炭需要があるのは分かりますが・・・というより、日本の敗戦以前からのものですから・・・この清津ではかつて三菱鉱業と日鉄と日本原鉄の3社が、それぞれの工場でクルップ式・高炉式・電気炉式による3種類の製鉄法での生産を行っていますね。国立国会図書館デジタルコレクション - 清津商工会議所史　141コマ　こんな感じですね。

　主体鉄はここに導入されたクルップ式直接製鐵法の現状(飜譯)　こういったものですね。まあ、運ばれた無煙炭は製鉄用だと思われますが・・・なんで？近くの石炭を使わないのかね？これが気になりますね。鉄道輸送の方がコストは？距離にもよりますが・・・この製鉄所は、この周辺の産物で動くように考えられているはずですからね・・・それとも、このあたりでは石炭の売り先が決まっていて、余剰の石炭が無いのか？国策で石炭が供給されているとか？それとも、単に・・・南シナ海で中国の人工島の周辺に軍艦を走らせてみるのと同じように、モンゴル籍の船を走らせたのか？よくわかりませんね・・・あれ？またミサイルが飛んだって・・・？

　ミサイル打ち上げのシーズンなのかね？ちょっと気になりますね。

2016.04.02