現在をうろうろ(1656)
日本貧窮者経済新聞
 フルートの頭部管による音の違いは・・・?(1)

 さて、どうも頭部管の音の支配力が大きいような感じでね・・・ヤマハならヤマハの音がしますし、ムラマツはムラマツの音ですからね。ヤマハの場合は本体と付属品の頭部管という位置づけがね・・・

 気になるのは・・・頭部管 - ヤマハ株式会社 頭部管というのが別売されていることなんですね。このラインナップでは、スターリングシルバー製ですから・・・総銀の最高級の製品に対応していると思われます・・・イデアルに標準装備、ビジューに標準装備、メルヴェイユに標準装備・・・でYFL-311の仕様を眺めると・・・YFL-311 - 【スタンダード】 - ヤマハ株式会社 付属品として・・・同梱品:頭部管 標準タイプ:CY と頭部管は付属品という扱いになっているわけです。このCYという頭部管と451のECだかType Am がとりあえず手元にあって・・・どれもスターリングシルバー・・・まあ、YFL-211もあるので洋銀製のCYも手元にあるわけです。そういえばYFL-31とかも同じ系譜ですね、それより古いニッカンの3.0なども同じ系譜のフルートですかね?

 ということで、ヤマハのスタンダードはCY頭部管を標準装備とした一群の製品、フィネスはAm頭部管を標準装備した一群の製品ということになりますかね・・・本体の基本的なラインナップは・・・トーンホールが引上げ・半田付けの2種類、インライン・オフセットの2種類、カバードキイ・リングキイの2種、Eメカの有・無の2種類で16種類・・・ですが、インラインのカバードという選択肢は存在しないので・・・基本は8種類の製品展開があって・・・引上げのトーンホールの設定しかないスタンダードは材質のバリエーションを多く持っている・・・キイに使ったもので管体に白銅または銀を使ったものであるという感じですね。

 ヤマハの頭部管は【ハンドメイドフルート】ハンドメイドフルート頭部管CY,EC,HCは廃番ですか? - ヤマハ これによれば、CY→TypeY EC→TypeE HC→TypeH ですから・・・YFL-451=YFL-517で頭部管はECであるなら・・・というより、Type Yが頭部管 - ヤマハ株式会社 ここに並んでいるということは・・・YFL-311の標準の頭部管は・・・単品で110000円ということかね?そして、311の本体は20000円?で合計130000円かね?

 ちょっと、信じがたい数字になりますね・・・YFL-451の頭部管の重さは88gですから・・・銀地金としての値段は6000円程度ですね・・・規格品のシームレスパイプを加工して、ライザーとリッププレートをロウ付け・半田付けしただけのシンプルなものですからね・・・メカニズムの方が手間がかかっているような気がしますがね・・・新品のイデアルでも気軽に買える身分になったら一緒にType Yの頭部管でも仕入れて311と比較するとか良いかも?とか、無茶なことを考えてしまいますね・・・

 ヤマハの頭部管を買うのはちょっと・・・とりあえずYFL-451の頭部管で満足していますから・・・まあCYだって良い頭部管・・・しかし・・・単品の頭部管はやはり違うのかね?ちょっと気になります・・・

 さて・・・頭部管の価格設定がね・・・総銀の頭部管はパウエルは26万円、ヘインズは24万円からですね・・・まあ、これよりワンランク下げてもパウエルやヘインズの音がするはずですから・・・Haynes Amadeus Flute AF600BOF 実は・・・急にこいつが欲しくなってね・・・Amazon.com Haynes Amadeus Flute AF600BOF Musical Instruments こういったのがあってね・・・一応ヘインズ20万円弱でヘインズの頭部管が付いていますからね・・・パウエルはソナーレが日本で売っていて26万円・・・どちらもヘッドジョイントはアメリカ本土の製造か調整のようですから・・・Amazon.com Sonare PS61CEF 600 Series Flute with C Footjoint Musical Instruments なぜか、ソナーレは日本で買った方が安い・・・ということは、日本で中古を購入するのがよさそうです・・・ただ、オークションで出なくてね・・・アメリカっぽいフルートだとやはり、フレンチキイで足部管はBがね・・・

 アメリカでのヘッドジョイントの価格は・・・Haynes silver classic headjoint で925ドルですね・・・約10万円・・・ヤマハと大差ない・・・Powell Signature Sterling Silver Handcut Headjoint で1200ドルということのようですね・・・ヘッドジョイントは結構高価ですね・・・約14万円か・・・そうなると、やはりこのヘッドジョイントを付属品にしているパウエルのソナーレーが悪くないかね?丸ごとで2500ドル程度からあるけど・・・台湾製の主管と足管にこのヘッドジョイントで38万円のB足・・・・シグネチャーB足なら70万円・・・ムラマツのGXのH足で435000円・・・

 う・・・とうなっているのは・・・パウエルのソナーレの米国製のヘッドジョイントが・・・台湾製の主管+足管がパウエルの要求水準に達している・・・のならば・・・台湾ジュピターの製品より良いか同等・・・ありゃ・・・ジュピターFL-611にヤマハのYFL-451の頭部管が入る・・・ヤマハの音だね。ということはムラマツの昔のスタンダードの頭部管が入る・・・ムラマツの音だね・・・

 こりゃ、ヘインズやパウエルのスターリングシルバーの頭部管が欲しくなるねぇ・・・ムラマツのスタンダードにジュピターの頭部管の組み合わせも面白いね。すごく元気の良い音のフルートに化ける・・・やはり、付属品の頭部管とフルート本体という、ヤマハの表記の仕方は正しいのかね?共鳴空間で共鳴胴ではないですからね・・・

 そうか、ヤマハのフルートのラインナップをチェックすればよいのか・・・フルート - ヤマハ株式会社 まずは、

 スタンダードモデル311はライザーを低めに設定し、テーパーは絞りの深い2段テーパーを採用したType Yの頭部管を持ったフル
ートで411は管体銀
 プロフェッショナルはType Am 過去のものはECで現在はType Eですね。これは、やや緩めに絞った放物線テーパー(Type K、E、C、H、Mで採用)で、バリエーション中で最も高いライザー設定により、低音域の発音性を向上させたタイプ

 ハンドメイドは3つに分けられている

 イデアル・・・頭部管はType Aで独特のリッププレート形状に唄口のアンダーカットを大きく取り、管体テーパーは絞りの深い2段テーパーを採用したもの・・・

 ビジュー・・・頭部管はType Hで、四角く大きめの唄口形状にショルダーカットをとらず、アンダーカットを少なく設定し、強めの抵抗感を持たせることで音色変化の自由度を高め、トーンホールハンダ付けタイプにヤマハ独自のアンダーカットを施したタイプ・・・

 メルヴェイユ・・・頭部管はType MでType Hをベースにライザーを高くしショルダー・アンダーカットを多めに取り、さらに息のあたるリッププレートの上面を削って息の通りを良くしている。さらに、従来の平均律的な音程に対して、より音楽的な表現を追及して、Merveille独自の音程設計を行ない、管体の響きのバランスをとるための音響焼鈍を施して、より深く暖かみのある音を実現しました。ということは・・・イデアルやビジューは従来の平均律的な音程だね?

 ということは、311と500シリーズは対極的なものだということですかね?確かに311と451は性格の違うものですね・・・これは、音に鈍感な私でも判った・・・問題のハンドメイドは・・・絞りの深い2段テーパーを採用したもの(Type A、Y)と、やや緩めに絞った放物線テーパー(Type K、E、C、H、Mで採用)に分かれる・・・

 プロフェッショナルに似ているのがビジューやメルヴェイユということになりますね。カタログの文言から判断するに、Type Aの頭部管は明らかにType Yの延長線上にあって、かつプロフェッショナルとの差別化ですね・・・この頭部管の特徴は2段テーパー(Type A、Y)で、中・高音域の抜けが良く、暖かみがあり音色の変化をつけやすいのが特長・・・つまり、スタンダードの系譜にあるわけですね。イデアル本体の特徴は・・・ソロ演奏からオーケストラまで、プロ演奏家のシビアな要求にも応える優れた演奏性・・・

 これに対して、そしてビジューは豊かな音のパレットから溢れだす煌めく音色と、ピアニッシモでのニュアンスをよりつけやすいしなやかな表現力を実現しました。強めの抵抗感とシビアなコントロール性は高度な演奏技術を要しますが、吹くほどに奏者の感性に近づき、いつしか一体となる悦びを感じ・・・られるようになる・・・従って、指揮者の要求ではなく内から湧き起るものに対応できる・・・吹いていて楽しいフルートね・・・そして、メルヴェイユはこれを押し進めて従来の平均律的な音程に対して、より音楽的な表現を追及・・・勝手に吹きたい人用ですね・・・圧倒的に上手い人がこいつを引っ提げて311・211で構成されるマーチングバンドで吹くと酷評に合うね・・・オメー音違うじゃん!目立つんじゃねえよ!

 さすが、総合楽器メーカーのラインナップですね・・・なんだか、非常によくわかった気がします・・・わ!随分長くなった・・・一旦切るか・・・

2016.03.21

  

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