日本の一番長い日に見る日本人・・・？

現在をうろうろ（1643）

　日本の一番長い日に見る日本人・・・？

　どうも、私には日本精神が入っていないような感じですね・・・由緒正しい日本人ですが・・・映画、日本の一番長い日　こいつを、まただらだら見ていますが・・・なんで、こんなみっともない映画を作るのだろうか？なんってね・・・幼い頭の青年将校・・・こんなバカな連中が騒いでいたのかとね・・・統帥も何もない・・・基本的に日本陸軍には鉄の規律などはなく、私物命令の巷じゃないのかね？なんってね・・・

　見れば、見るほど情けなくなる・・・命令系統は存在しないのかね？日本陸軍は烏合の衆にしか見えないのでね・・・変な映画？日本陸軍ってこんなに変な軍隊組織だったのかね？

　天皇の命により任命される総理・・・陸軍はソッポを向く・・・天皇の軍隊ではないね・・・なんだか、自分の理想の実現だけを考えているようでね。青年将校は・・・何しろ、失業という将来が見えているわけだから・・・職にしがみつくために行動しているようにしか見えないのでね。確かに、日本陸軍という組織の中でしか生きてきていない青年将校・・・陸軍の幼年学校から軍隊しか知らずに育った連中ですから・・・敗戦は避けたいわけですね・・・終戦によって失業することがわかっていますからね。

　そして、若くして予備役行きという、実質的な失業の悲惨さも知っている連中ですからね・・・予備役にならないためには・・・ひたすら強気！これしかないでしょうね・・・身を鴻毛のごときに・・・目いっぱい強がっていないと・・・首になる社会のようですね。陸軍で予備役になって・・・現役復帰後に出世した将校は聞かないね・・・首にならないためには弱気とみられないことになるのでしょう・・・何しろ、軍は競争社会ですからね・・・

　ベースにはこれがあるから・・・本土決戦を戦ってから・・・戦争の終結を考える・・・死ぬなら戦死というわけですね。それでなければ、自刃となる・・・国に命を捧げる！ほかに道が無いことになるわけですね。まあ、貧乏であれば・・・幼年学校から陸軍士官を目指していくものが多いわけですから・・・貧しさを知っている連中が多かったみたいですからね・・・

　さて、面倒見の良い士官・・・兵と士官は別ですからね・・・この映画では、士官と兵の間での話はなさそうですね・・・士官たちは見栄とハッタリ合戦をひたすら行っている・・・

　ちょっと興味深いのは、陸軍出身の総理大臣が戦争を始めて、海軍出身の総理大臣が戦争を終わらせようとしている・・・海軍の方が統帥はしっかりしていたのかね？この映画では、陸軍の統帥は出鱈目・・・偽の命令まで出るしね・・・2000万人の特攻で必ず勝てるか・・・

　目いっぱい見栄とハッタリで・・・本土決戦をお願いします！日本陸軍は一度も負けていない！そういった、意味不明のハッタリを叫ぶことしかできない・・・勝利への道を示せない誰かさんもまるで同じですね。

　どうやら、「日本らしい日本」では方法論＝戦略など問題ではない・・・ただ、現状維持＋αのための見栄とハッタリ社会であるようですね。2000万人の特攻で神風が吹く・・・一億総活躍？一億総特攻！首切り社会・・・まあ、リストラの嵐と、同一賃金で低い方に賃金は揃えられていく・・・低賃金が高賃金を駆逐することになるのでしょうね・・・悪条件が良条件を駆逐する・・・悪貨は良貨を駆逐するのと同じようにね・・・

　神風か・・・2000万の特攻では吹くわけはないね・・・15歳から45歳の2000万人の特攻・・・当時のこの年齢層の何割の人口かね？1945年人口構成 - Google 検索　ちょっと推計の基本となったものが不明ですからよくわからないが・・・戦死で歪になっているとしたら・・・2000万人が特攻で死んだら・・・敵に神風が吹くことになるね・・・戦闘継続のための人的資源の枯渇・・・サザエが自らその体を守るための殻を自ら殻を削っていったら・・・殻がなくなれば死ぬしかない・・・

　まあ、「日本らしい日本」では肉を切らせて骨を切るとかやりますから・・・国民から抽出した兵を殻としてその内側の士官を守ることで、国のシステム＝国体を維持して・・・失業を避けることになるのでしょうね・・・あの政治屋も同じだね・・・政治の世界でしか生きられない・・・軍隊の中でしか生きられない・・・国民を防壁に使う気なのでしょう・・・

　国民は戦いの中で削られるサザエの殻なのね・・・アベノミクスも基本的にそうですね。まず、円安誘導で1万円札の価値を125ドルから80ドルまで引き下げたわけですからね・・・私の友人の不良アメリカ人の毎月2000ドルの配当を、16万円から25万円まで引き上げた・・・利敵行為だね！と思うわけです。ここで、大きく円換算でもうけた企業があるわけですが・・・わが友の不良アメリカ人が喜んでいたように・・・ここで生まれた9万円の一部が私の所に流れてくれば・・・不良を外してやっても良いのですが・・・まあ、Friendなんでね・・・なかなか良いやつです。日本企業は、この９万円に相当する分を投資に回せなかった・・・

　理由は・・・個数ベースでの売り上げが落ちていたのではないかと・・・売れた数が減っている中で、あぶくのような利益を投資に回せるかの問題ですね。

　どうやら、この時点でアベノミクスは破綻していたようですね・・・投資すべき道を示すことができなかった・・・経済の再生なくして、財政再建はないとか・・・経済界に丸投げ・・・外遊先のトップセールスで新規案件はどれだけとれたのやら？高値掴みした資源からの撤退話ばかり・・・そういえば・・・

　トルクメニスタンのガス火力発電所の話は昔からの懸案のものですが2012年かそれ以前・・・続報を聞かないね・・・38°58'34.3N 63°27'54.4E - Google マップ　雰囲気からすると、ここの発電所の増強を行うような感じですが・・・この発電所にはあと6基の余地があるのでね。そう、この国の首都の送電制御センターが凄いんだった・・・ロシアの制御システムを導入しているんでした・・・センターは37°54'27.9N 58°23'36.6E - Google マップ　ここ、大型のスクリーンに首都の送電系統がリアルタイムで表示され、その表示によって首都の発電所の運転を最適化するというやつですね・・・この国の弾道ミサイル基地は37°19'25.4N 62°14'05.1E - Google マップ　このあたりですね。多分、スカッドBでしょう・・・

　まあ、成功した！勝てる！勝てる！と叫び続けないと馬鹿にされる文化が「日本らしい日本」にはあるような感じです・・・失敗したなんって認めたら・・・それだけで負けみたいですからね・・・失敗しても、再チャレンジできるなんって・・・何かあると、腹を切れ！の世界だしね・・・なぜか、命が惜しいのか！ってなる・・・単純な話ですね・・・命など惜しくないふりをしていないといけない・・・

　介錯に来たのか？いえ、一緒に・・・ビンタで諫められるなどで、意地を通していることを認められると、死ななくて済む・・・上級者はこうでないと部下がみんな死ぬことになる・・・

　「日本らしい日本」では・・・死人を減らすためには、この方法しかないですね。さもないと、皆、見栄とハッタリで集団自決になる・・・日本型の集団自決ってあまり意味がないような気がするのに結構起こっている理由がなんとなくわかりますね・・・指揮官が、みんなで死のうって言えば集団自決になるわけですね・・・偉大なる安倍晋三閣下はどういった指揮官なのやら？最後は一人で死んでくれるかね？

　爺様は、うまく逃げて戦争責任を回避しましたから、偉大なる安倍晋三閣下もどうやら、法が命じたことにして・・・悪いのは僕じゃない・・・多分、「日本らしい日本」だとこの手で回避することになるのではないかと・・・私は東條君の再評価が必要な気がしますね・・・あまりにも悪者にされているような気がしますがね。

2016.03.15