現在をうろうろ(1625)
日本貧窮者経済新聞
 G20国財務大臣・中央銀行総裁会議声明は・・・?(7)

 さて、前回の続きですね。・・・20か国財務大臣・中央銀行総裁会議声明(仮訳)(2016年2月26-27日 於:中国・上海) 財務省 どうやら、日本の裏技的な金融政策は制限される方向で話が進んでいるみたいですね・・・何か、本気で国内の活性化のための方策を考えないとまずいのではないかと思いますが・・・あまり、政府主導で何かを行う気配はないみたいですね・・・最後は切れて戦争かね?まあ、とにかく、この声明をさっさと読んで、戦争の準備でも考えましょう・・・

我々は、バーゼルIIIやTLAC(グローバルなシステム上重要な銀行の総損失吸収力)の基準を含むこれまでに合意した金融改革の適時、完全かつ整合的な実施に引き続きコミットしている。この目的のため、我々は、各国当局に対し、実効的なクロスボーダーの破綻処理枠組みや店頭デリバティブ改革の実施におけるものを含むクロスボーダーの協力を強化すること、及びサンクトペテルブルク宣言に則り、正当化されるときには、相互の規制に委ねることを奨励する。

 サンクトペテルブルク宣言って?G20サンクトペテルブルク・サミット 首脳宣言(仮訳) | 外務省 これかね?バーゼルIIIは銀行の自己資本比率に関する規制ですね。銀行も基本的に借金経営・・・というか、中核的な自己資本の普通株と内部留保を信用に金を預かって運用して儲けるわけですからね・・・投資がうまくいかなくなった時の頼みの綱の自己資本比率を規定したものですね。勝手に銀行が死なないように・・・普通株での資金なら、配当を減らせばよいし・・・内部留保は吐き出せば少しはもつ・・・

 でかすぎて潰せない金融機関とかね・・・みずほFG、三井住友、三菱UFJ・・・List of systemically important banks - Wikipedia, the free encyclopedia ふむ・・・自己資本比率は世界の主要30行のTLACは19年にリスク加重資産の最低16%、22年には18%相当に引き上げる必要があるのか・・・これって、結構大変なのでは?

 それに、なんとなく・・・日本は諸外国とは違った金融システムを持っているような気がしてね・・・外見は似ているけれども・・・なんとなくね。銀行と日本の偉大な総合商社様と企業の関係がね・・・まあ、このでかすぎて潰せない3行にぶら下がる形だから・・・事実上政府保証の企業の連鎖が出来上がっているような感じですね。日本の商社の研究書なども漁らないと・・・思ったより研究書が少なくてね・・・ちょっと、不思議な気がしますが・・・世界に冠たる日本の総合商社・・・なんですがね。

我々は、銀行セクターにおける資本賦課の全体水準を更に大きく引き上げることなくバーゼルIIIの枠組みの一貫性を確保し最大限有効なものとするため、その枠組みの要素の改良に係るバーゼル銀行監督委員会による作業を支持する。我々は、引き続き、規制改革の実施及び影響を監視し,評価する。これは、新興市場及び途上国に対するものを含む、規制改革のいかなる重大な意図せざる影響への対処を含む。

 とりあえず、バーゼルIIIの枠組みに、でかすぎて潰せない銀行はクリアーしているようですね。ただ何となく気になるのは・・・日本の巨大な金融グループですね。複雑でよくわからない・・・日本の多くの会社の大株主になっている保険屋とかね・・・複雑すぎて、私の脳みそには収まり切れない・・・

我々は、グローバルなシステム上重要な保険会社の評価手法の改善のための進行中の作業と、国際保険資本基準の開発における合意されたタイムラインに従った更なる進展を支持する。我々は、合意されたCPMI-IOSCO(決済・市場インフラ委員会−証券監督者国際機構)の金融市場インフラ(FMIs)のための原則の実施と、金融市場インフラの規制・監視の更なる強化を強く奨励する。我々は、複数の国・地域にわたってシステミックな中央清算機関(CCPs)のための協調取極めを含む、中央清算機関の強靭性、再建計画及び破綻処理可能性に関する欠陥の特定と対処における更なる進捗を期待する。我々は、シャドーバンキングや資産運用業、その他の市場型金融に関連するものを含め、金融システムにおいて生じつつあるリスク及びぜい弱性を注意深く監視し続け、必要となれば対処する。

 そう、グローバルなシステム上重要な保険会社の評価・・・これが気になるわけです・・・まあ、あまり関係ないかもしれないですが・・・日本経済新聞 電子版 みずほ・第一生命、資産運用会社の統合正式発表 こんな具合ですから、どんな風にリスク評価したらよいのかね?銀行だけのチェックでは済まないですからね・・・日本の場合は、銀行・保険屋・商社などが企業を資金的に支配していますから・・・資金の流れが私にはよく見えない・・・偉大なる安倍晋三閣下はこういったやつを聞かれたときに、さらっとこたえられるのかね?それってすごいと思うのだが・・・

 私だって、字は読めますし、ここで出てくる単語の意味する内容はある程度わかるが・・・つながりの中でどんな具体的なリスクが発生するかの具体的な事例などはあまり頭に入っていなくて・・・こんなことなのかと検索をかけると、全然違ったりしますからね・・・しかし、名指しではないが・・・日本の関する懸念が書かれているような気がするのだが・・・

我々は、簡素で透明性が高く比較可能な証券化商品を特定するための基準に関するBCBS(バーゼル銀行監督委員会)とIOSCO(証券監督者国際機構)の作業を歓迎する。我々は、市場流動性の変化と市場の安定に対する影響を包括的に検証し、必要に応じて政策手段を検討する。我々は、コルレス銀行サービスの減少に関するFSB(金融安定理事会)の作業計画に示された、国際機関による継続中の作業を歓迎し、必要に応じてこの問題に対する評価と対処における進捗を加速させることを期待する。

 ふむ・・・将来に一定の利益がわいてくるような資産を裏付けとして発行される有価証券の話ですね。ああ、こういった資産を持ちたいものですね。毎日3万円もお金がわいてくる資産があれば、何も苦労はないのにね!あとは・・・国際間の異なる通貨による決済では・・・国内での中央銀行に相当するものがないから決済することが面倒で、そのために内外の銀行間で口座を持ち合って通信によって決済するわけですが・・・面倒だね・・・それを国際機関を立ち上げて円滑に運用する話なのかね?

 まあ、私もカード決済で・・・アメリカやイギリス・ドイツあたりのアマゾン商品を取り寄せますが・・・興味深いが・・・理解しがたいね・・・ああ、難しい・・・しかし、近頃は日本のアマゾンでアメリカの店が販売していて、中国やマレーシアとか・・・そういった所からの発送になるものが結構ありますね。世界は恐ろしい速度で変化しているということですね。そう・・・以前は、アマゾンで買い込んで1万円を超えるような買い物をすると消費税がかかってきたが、そういった処理も配送過程で済まされているみたいでね・・・いろいろと簡便になっていますね。

我々は、マクロプルーデンスの枠組みと手段に関する経験と潜在的な教訓の調査と我々の7月の会議までの報告のためのFSB、IMF及びBIS(国際決済銀行)により計画されている作業を歓迎する。我々は、金融包摂のアジェンダの強化に引き続きコミットしている。我々は、金融包摂のためのグローバル・パートナーシップ(GPFI)に対し、G20中小企業行動計画の実施のための枠組みを策定し、デジタル金融包摂に関するハイレベル原則の策定とデータ収集と指標の改善を探求することを求める。

 資金繰りの不全によって、連鎖的な不全に陥ることにならないように、このシステミック・リスクってやつに対応するために金融機関のつながり全体に対して行われる政策の話ですね。AがBに払った金でBがCへの支払いに充てる・・・Aが払わなかったのでCが泣く・・・このリスクの話ですね。日本では、なんとなく事実上モラルハザード状態になっているのではないかと・・・リスケの嵐とそれでも中小企業がつぶれていないのは何故?それが気になりますね・・・まさか、そこに金が消えているのかね?有りもしない信用を繋ぎとめるために札束が投入されて、それが今のところ金融機関が無理やり回しているから、企業が潰れないでいるとか?それで、系列化が進んでいるとか?

 系列化というか・・・総合商社のビジネスモデルが、今ではトレードではなく事業投資になっていますからね。ただし、資源の逼迫がこの事業モデルで儲けを生み出していましたが・・・近頃は・・・資源がね・・・なんだかね?このあたりも、私の理解の彼方なんですがね・・・あるとき、商社とつるんで急成長する会社・・・創業社長はなぜかいるけどいない状態になっていたりね・・・主要株主が商社になってるとかね・・・最後は別の会社をあてがわれて、それを売却することで金をつかんで引退みたいですね。

2016.03.04

  

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