現在をうろうろ(1603)
日本貧窮者経済新聞
 中古の安物フルートがいっぱい・・・?

 このところ、スクールモデルといわれるフルートばかりいじって遊んでいますが・・・どこが違うのやら?ずいぶんと気になりますね。確かに、前提条件は音が出しやすい・・・これは間違いないですね。そして、ムラマツの9Kも間違いなく音が出しやすい・・・普通は、ヤマハの211や311と吹き比べたりはしないですが、確かに同じくらい音は出やすいが・・・音が違いますね。

 まあ、音が同じなら9Kなんって・・・私のところのはH足だから1,782,000円(税込)、ヤマハ211は88,560円(税込)・・・ヤマハ211も十分高価・・・なんってね。20倍も価格差がある・・・

 そんな風に眺めながら・・・スクールモデルってどこが違うの?なんってね・・・ふと、気づくと手元にヤマハの311系のフルートが3本あるんですね・・・ヤマハのYFL-31、YFL-311II、YFL-451・・・まあ451はヤマハのスタンダードモデルでないのですが、頭部管がスターリングシルバー製で頭部管の型番が違うので比較しても良いかな?なんってね・・・多分、ムラマツのM-120に対抗するための製品だったのかななんてね・・・

 ヤマハの311系のフルートはオークションでもかなり人気で、ケースなしで1万円ぐらい、ケース付きで3万円前後ですかね。最低価格帯でも1.5万円程度・・・私のところの奴は311は色黒だったのでケース付きで1万円ほど、31はこれまた色黒で1.5万円ぐらいでしたっけ・・・451は、オークションの相場で4万円ぐらいですね。YFL-451はYFL-514の旧版でEC頭部管で、現在はYFL-517相当、でもこの517頭部管はType Am頭部管ということですね?220,000円税込みだと237600円もするのか・・・高いね・・・YFL-311の頭部管はCY頭部管ってやつですね。まあ、頭部管の違いって・・・なんだろうってね?

 YFL-211も頭部管は・・・CY頭部管で、素材は洋銀・・・311と同じ型番・・・これは明らかに材質の違いがあるわけだけれども?確かに、私のところのYFL-311と211の音の差は僅差・・・薄暗いところで頭部管を差し替えて吹いているとすぐにわからなくなりますね・・・厳密には違いはありますが・・・高次倍音の音がね・・・こいつが銀と洋銀の音の違いなのでしょう・・・管体の違いもありますね。どこが違うのかはわかりませんが、まあ、私のところの211はかなり古い・・・いや?311もまあIIだから比較的新しいのか?現行品を新品で買い込む気力は・・・財布が許してくれませんね・・・2本で20万円を超える出費ですからね・・・

 さて・・・ボロボロの3本のフルートを比較してみますか・・・写真を撮ったのは良いけれども、いまいち・・・歌口の形状の違いがこれではよくわからない・・・

 一番上がYFL-451で、その下がYFL-31、一番下がYFL311IIですね。YFL-31は直線部分が長く、YFL-311IIと451は形状は類似していますが、451の方が少し丸いかな?

 キーメカニズムは・・・ん!写真ではわからないですね・・・

 実は415はボロすぎて・・・多分、元のユーザーは中学から高校卒業までこのフルートで大汗をかきながら頑張ったのではないかと、疲れ果てるまでの練習・・・汗を拭かずにケースにしまった日々・・・表面の銀と洋銀の間での電解質の存在による洋銀の腐食・・・私より手の小さな子が使っていたようです。たぶん・・・女の子ではないかと・・・指の長さからするとね。まあ、小柄な男の子だったかもしれませんが・・・右の人差し指の付け根辺りがキーパイプに触れていますから、小学生くらいから始めたのかもしれませんが・・・

 腐食の部位と度合から体格はある程度推測できますね・・・じゃなくて・・・いや、この415の状態は悪くてね・・・これを吹いていた人は頑張り屋さんかね?残念ながら手入れまでは頑張れなかったようですが・・・キイカップはガサガサ、電蝕によって形状の変化が大きくてね。落札して届いたとき・・・ああ、頭部管を買ったつもり・・・と、解釈したくなりましたね。

 早速、音出し・・・下から上まで、まともじゃん!よく見ると・・・タンポがすべて新品・・・しかも新しい・・・調整済みの汚い管なんですね。よくぞ、こいつの全タンポ交換をしたものだと・・・あ!しまった・・・写真を撮るときに、白い上着を着なかった・・・管が赤いじゃん・・・まあいいか・・・

 タンポの全交換は2万円ぐらいしますからね・・・見た瞬間、頭部管だけ別にして、本体は忘れるかと、本気で思ったほど汚い管でした・・・でもね。タンポ交換が済んで調整済みですから・・・キイをすべて外して管を研磨してみました・・・手の触れるところには深い電蝕が・・・まあ仕方ないですね。トーンホールの周りには・・・油脂と銀の酸化物の塊が筋をなしているし・・・キイオイルのつけすぎなのか皮脂なのか・・・まあ、脂性の汗かきの結果ですかね?これがなかなか落ちなくてね・・・熱湯をかけたりして・・・さらに奥の手・・・ケミカル用品を使っての洗浄をして、何とかみられる状態に・・・

 普段使っているコタケ並みかな?コタケK-25Sは近頃はきれいですけどね・・・415のキイカップの電蝕による変形は表面を削って形を整えましたから、現状では普通の形ですね。もう少しきれいにしたら・・・こいつはピントップのキイなので、ピントップキイのフルートでも並べるときに紹介しましょう。

 上の写真ではすでにわからなくなっているでしょうが、大きなへこみもあったし・・・へこみ修理は得意になりましたね・・・車の板金で鍛えましたから・・・あまりたたいてはいけない、一撃勝負、裏にあてるものの当て方と、たたく場所の選択が重要ですね。大きなへこみの方が修正は簡単ですから・・・このボロボロの415は大きなへこみのおかげで安く買えましたからね・・・それと、出品者の卓越した撮影の構図の取り方には敬服します・・・ある意味、ちょっとやられました。このフルートの悪いところを余すことなく表現されていたら手を出さなかった・・・でも安かったからOKですね。今では、ちゃんとお気に入り・・・そう、音がこいつは良いのです・・・

 管体は311系と同じ白銅、ニッケルと銅の合金で、熱膨張係数の小さな管ですね。フランスや欧州の古い管は大体これに分厚い良質の銀メッキがかかっていますね。ピントップは高級品ぽく見えますが・・・クラリネットでは普通だし・・・311と415の価格差は?ってね・・・気になるわけです。

 音は311と415を比べると・・・違いますね・・・

 違いは・・・細い音のコントロールというか・・・仲間の一人は・・・穴があればよいというものではない、締まりのない穴か、締まりのある穴かの違いだね・・・・なんだかね・・・確かに、311は吹けばなる、415も吹けば鳴るけど・・・細かな音のニュアンスをつけるのに割く努力が違うという感じですかね。

 311でppの表現が気になるようになると・・・415やスクールモデルのないムラマツに流れるのかな?なんてね・・・私も、近頃は弱い音の表現ってのが気になって・・・安物のフルートを吹いて遊んでいますが・・・確かに違いますが、技量の問題や安物だから表現できないではなく・・・安物だから、そこまで頑張らないような気がしますね。だって、それより上級用のは苦労しないでもその音が出ますからね・・・

 まったく・・・仲間の一人・・・穴があればよいというものではない!この発言は・・・普段ロクなことは言わないやつなんで・・・穴か、されど穴・・・締まりのある穴とガバガバな穴の話がちょっとあって・・・ああ・・・困ったね。わかるけど・・・名器ね・・・はいはい・・・

 ただ、なんとなく・・・息の束、ビームの絞り方なのかね?415の音を211などで出そうとすると大変です・・・基本的には息を細く絞るとそれらしい音に変わりますからね・・・でも疲れる・・・ちょっと慣れて細く絞って415を吹くとさらにレスポンスが上がるのがわかりますが・・・フルートはうまく鳴らすのが難しい・・・

 でもね・・・1000円ぐらいから購入したフルートですが、いま・・・部屋のあちこちに置いあって・・・こちらに4本、あちらに7本とか・・・出ているフルートを1か所に集めてみたら・・・15本もあってね・・・ちょっとびっくり・・・ハードケースの中に収まっているのもずいぶんとあるから・・・やはり、私は気違いだね・・・判っているから、かろうじて正気を保っていられるのかも?手前の2本はPCの脇に常備・・・出しっぱなしの奴はケースなしで買った2本、ニッカン30とパールの96・・・そして、本日は・・・3万円以下を頭に1000円ぐらいまでのフルートが、いろいろと・・・独身だからこんなことができるのだね・・・口は1つでしょ!女房様が居たらいわれること間違いなし・・・すでに、中古フルート専門店が開ける状態だね・・・ああ、あと1本サンキョウのArtistがアンプにつながっている・・・

 一度、PC脇の常駐2本とケースなしの2本、アンプにつながっているサンキョウの計5本以外をしまいましたが・・・すぐにリングキイのケルントナーとJマイケルが出てきて・・・7本体制へ・・・メインテーブルの赤いフエルトの上が珍しく何もなくなって・・・なぜか、いつものムラマツのスタンダード、リングキイ・オフセットが出ている・・・馬鹿みたい・・・また、数日するとメインテーブルに5本ぐらい並ぶことになる・・・気違いだね・・・困ったものだ・・・でも、整備済みですからね・・・どれも、きちんと演奏可能・・・ボロボロになっていたフルートたち・・・

 フルートのメンテナンスはそれほど難しくないのにね・・・なんで、メンテナンスが普及しないのか?まあ、普及していないから、中古の汚いのが安価に出てくることになるのでしょうが・・・まあ、自分でへこみ直しをするとかは異常なのかね?

2016.02.26

  

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