現在をうろうろ（1536） 2016年1月22日の安倍首相の施政方針演説は・・・？(15) さて、基本的には日本ってのは非常に暮らしにくいのではないかとね。木と紙の家で暮らせるはずですが、近頃は防音仕様にして、そこに子供は閉じ込めておかなければならない・・・番犬も事実上無理・・・吠えない犬が必須という事のようです。子供は・・・静かにするように躾けることになる・・・サイレント仕様の子供でないと生きられない・・・うるさいと本当に殺されちゃったりしますからね・・・ああ、子供に睨まれて切れて暴れた人もいるのか・・・恐ろしい国・・・残念ながら、これが現実のようですからね・・・こいつは、残念ながら私も認識したくないですが・・・事実のようですね。 ▽アベノミクスの果実 ３年間のアベノミクスは、大きな果実を生み出しました。 名目ＧＤＰは２８兆円増えました。国民総所得は４０兆円近く増加し、政権交代選挙で国民の皆様にお約束した「失われた国民総所得５０兆円」の奪還は、本年実現する見込みであります。 来年度予算の税収は１５兆円増えています。社会保障をはじめとする歳出の伸びを抑制し、基礎的財政収支の赤字は、政権交代前の半分以下、１０兆円余りに減りました。 3年間で紙幣の紙屑化によって、借金の返済が楽になったわけです。代わりに庶民の貯蓄の価値が低下している・・・しかし、額面はそのままなので、ほとんどの人はそれを気にしていない・・・従って、紙幣の紙屑化で、貯金を投資に回すと考えていたが・・・残念ながら庶民の金はそのまま眠り続けているわけです。 その、紙幣の紙屑化のおかげで、１ドルは80円から、120円になったわけです。日銀が紙幣の紙屑化のために放出した紙幣は・・・主に金融市場を巡り・・・結果は、2011年の日経平均8500円から、2015年には倍以上に膨らんだわけです。株の価値が変わらないとすれば、それは株式市場内での紙幣の価値は半分になった・・・そして、今・・・16000円台へ低下・・・金融市場から紙屑化された紙幣が流れ出す前兆ですかね？ もし、金融市場から流れ出して・・・私たちの財布へと流れたら？紙屑化された紙幣の威力が目の前に現れますね。物価が軽く3割は上昇する・・・すでに、中国製の楽器は値上がりしていますからね・・・仕方がないので、残りの一生を楽しく暮らすための楽器を買い込むのに随分とお金を使いました・・・この調子だと、1ドルは140円程度まで円は安くなるのでは？多分、1990年ごろのレベル・・・この頃、舶来品が安くなりつつあった頃ですね。そして、1991年にバブル崩壊・・・1995年ごろには1ドルが95円ぐらいになって輸入品が安くなって・・・豊かさを感じましたね。この後、円安傾向が続き・・・2005年ごろは楽になった気がするね・・・電化製品が急激に下がったような気がしますね。この3・4年はかなり厳しいね。紙幣の紙屑化が急に進んだから・・・ さて、問題の数字が出ましたね・・・基礎的財政収支の赤字は、政権交代前の半分以下、１０兆円余りに減りました。さて、不足分の10兆円は？名目GDPに対する課税の割合を考えればOK・・・名目GDPの10％が税収に相当しますから・・・従って、この10兆円のために、その10倍の名目GDP100兆円が必要なので・・・現在の名目GDP500兆円にあと、100兆円の上乗せが必要なので、名目GDP600兆円というスローガンが現れたというわけですね。なんと、わかりやすい！ つまり、毎年あと10兆円無いと、借金が毎年増えていくことになる・・・元本の返済が困難で、借り換えの先送り、利息の支払いもすでに限界！素敵な状況に陥っているわけです。毎年10兆円の借金の増加・・・これを、基礎的財政収支の赤字は、政権交代前の半分以下、１０兆円余りに減りました。って表現していますね・・・毎年、以前の半分の借金の積み上げで済むようになりました・・・たったの10兆円の毎年の積み増し！努力したよね！って、どうやら褒めてもらいたいようですね。 経済再生なくして財政再建なし。２０年度の財政健全化目標を堅持します。行政改革も不断に進めてまいります。来年４月の消費税率引き上げでは、酒類と外食を除く全ての食品について、１０％に引き上げることなく８％に軽減し、日々の生活で幅広い消費者の皆さんに負担軽減を実感していただけるよう、準備を進めます。 借金の元本を返せるようになるには、あと10兆円と、返済用の金が欲しい・・・とにかく、名目GDP600兆円無いと借金の積み増しをしなければならない、すでに限界だ！みんな頑張って働いて税を10兆円払ってくれ・・・消費税を増やさないと、借金が返せないのだ・・・そして、所得税を取るためには・・・稼ぎにならない家事労働を止めて、外へ出て賃仕事をして、税金を払って欲しいのだ！という悲痛な叫びを、借金まみれの政府の断末魔の悲鳴が・・・皆さんに負担軽減を実感していただけるよう、準備を進めます。という誤魔化しになっている・・・皮を剥いで爪も剥がなければならないが、皮だけで我慢してやるとのありがたいお話ですね。 企業収益は過去最高となりました。中小企業の倒産は、政権交代前と比べて２割減り、一昨年、２４年ぶりに１万件を下回りました。昨年は、更に１割近く減少しています。 雇用は１１０万人以上増え、正社員も増加に転じました。正社員の有効求人倍率は、政権交代前より５割上昇し、統計開始以来最高の水準です。昨年は、１７年ぶりの高い賃上げも実現しました。 企業収益は・・・１ドルの商品を売ると80円の売り上げだったのが、紙幣の紙屑化の効果で1ドル売ると、なんと120円になったので同じ数量を売るだけで、売り上げは1.5倍ですから・・・過去最高益のになるのは当然・・・仕事が忙しくなったわけではないのに、利益は大きくなった・・・従って、儲かっている実感には乏しいわけです。結果は・・・最高益を更新しても、労組は賃上げの要求を小さな物にしている・・・無理な賃上げができないことを皮膚で感じているのでしょうね。 中小企業の倒産の減少は・・・たぶん、以前ではありえないような、借金返済の猶予が起こっているようですね。特殊業界用語のリスケが一般化したことからも分かりますね。うちの会社・・・リスケ・・・どうしよう？こんなことは言えなかった・・・映像会社は比較的普通に使っていたっけ・・・制作期間の変更などをちょくちょくやっていましたからね・・・年末放映予定が新春になったり・・・そういった時の制作計画の変更でね。 雇用は１１０万人以上増え、正社員も増加に転じました。正社員の有効求人倍率は、政権交代前より５割上昇し、統計開始以来最高の水準です。昨年は、１７年ぶりの高い賃上げも実現しました。・・・この話を、下関市立大学の新4年生にしてやれば良いと思いますね。下関の有効求人倍率は1.49のようですからね。そして、下関市立大学の就職率は98.4％ですから、堂々とアベノミクスの成功を叫べるはずです。ただし、４年での留年者は20％を越える100人余りですからね。就職できるまで卒業しない学生が沢山いるのですから・・・なんと、長門市では・・・すでに、各産業における人手不足は顕在化しています。平成 26 年 10 月以降、有効求人倍率は 1 を超え、高水準で推移を続けており、市内の企業には、求人は募集をしても応募が無い状況も生じています。・・・長門市まち・ひと・しごと創生 総合戦略 （案） の一節ですからね・・・長門市では、アベノミクスの成功報告会はしたのかね？どうやら2016年1月10日に長門市での後援会会合で話をしているようですが・・・結果は？長門市ではばれないような話にしているのかね？ 長門市での有効求人倍率はどうなってるのか？募集しても応募が無い・・・１人の求人に0人・・・1÷0＝∞ だものね。人がいない・・・問題は商店が消えるのがね・・・売れなければ仕入れができない・・・私は、通販で事実上生鮮食料品・日用雑貨以外の物を取り寄せていますから・・・物流拠点が近ければ関係ない生活へシフト・・・遊び場の方はあまり良くないけど・・・それなりですかね。 ふと・・・在庫を代行するような商社があっても良いかね？というより・・・展示品、新古品商社というか・・・店晒し商品を地方のシャッターを下ろす寸前の店舗へ送り込み・・・新品なら取り寄せ、店晒し在庫でもよければ安価に売る・・・2週間程度で商品入れ替え・・・結局は店晒し期間が長いと売れないが・・・商品があって、通販の新品より安ければ買い手は付くし・・・現物ですからね。メーカー保証があれば、不具合で、新品交換・・・悪くないと思うのだが・・・セミ再販・・・無理かね？実質的な・・・地方の個人営業店舗のチェーン店化・・・になるね。さびれゆく販路を維持しようとする業者はあるのか・・・？ まあ、商店街が完全に死ぬよりは良さそうな気がするが・・・こんなのも、下手をすると国の事業に近くなるのかね？だって、儲けはあまり出ないから・・・役場とか郵便局とか・・・ガソリンスタンドの宅配便の取次店とか・・・最後まで残りそうな場所の、最後の大型商品扱い店・・・情けないが、地方の疲弊はそこまで行っているような感じですからね。店頭在庫は・・・大昔の製品とか・・・自転車屋などは結構面白い商品を展示している所がありましたっけ・・・昔々、ヤマハのバタバタが店頭在庫にあって・・・買ってきた！なんって・・・新品！当時の値札が付いていて・・・定価だった！とかね・・・まあ、それ以外にも置いてきたみたいだったけどね・・・20年ぐらい前だったかな・・・バタバタってわかる人は少なくなったかな？ 2016.01.28 |
|
|
