現在をうろうろ(149)

 安全保障の法的基盤に関する懇談会の報告書は? その23

 武力行使の一体論か・・・こんなのって・・・理屈に過ぎないじゃん・・・甲が乙を殺すために矢を射かけている・・・甲に丙が矢を渡している。乙は自衛のために丙を殺せるか・・・これだけですからね。ただ・・・甲が乙を殺すために矢を射かけている・・・丙が乙の矢傷を治療している。甲は乙を助ける丙を殺せるか?殺すのも手だが・・・人道上殺せないとしただけですね。むやみに人を殺してはいけない・・・殺して良いのは「遠方から識別可能な固有の徽章を着用」して的として戦場に存在している人・・・これがハーグ陸戦条約やジュネーブ条約などの戦時国際法の基本ですかね。

 それで、最高司令官の制服が気になるんです・・・まさか、この規定があるから元首連中は制服を着用したがらない?まあ、総理大臣旗ってのを掲げていれば、それは・・・殺して良い標的・・・になるのでは?軍事目標なんって分かりにくい言葉ではなく、単純に「殺して良い目標」とするとリアリティーが増すのでは・・・

 あった・・・右のやつが内閣総理大臣旗及び防衛大臣旗の仕様ですね。内閣総理大臣旗は紫の地に金の桜花、桜花の蘂と輪郭は紫、防衛副大臣旗は海老茶の地に金の桜花、桜花の蘂と輪郭は海老茶・・・本気の戦争だと、この旗を目指して・・・ここにいる連中に銃剣を突き付ければ・・・

 本気の戦争が近付いているから・・・自衛のために赤十字旗や赤新月旗、ダビデの赤盾旗とちょっと大きめの薬箱でも用意しておくか・・・これなら味方だけでなく敵からも積極的に守ってもらえるはず・・・

4.いわゆる「武力の行使との一体化」論
 2008年の報告書でも言及したとおり、「武力の行使との一体化」というのは我が国特有の概念である。特に 90 年代、湾岸戦争のころから、にわかに声高に議論され、精緻化が進んだ。それ以前に「武力の行使との一体化」の問題が国会で答弁されたことはあまりない。しかし、この議論は、国際法上も国内法上も実定法上に明文の根拠を持たず、最高裁判所による司法判断が行われたこともなく、国会の議論に応じて範囲が拡張され、安全保障上の実務に大きな支障を来たしてきた。
 それ自体は武力の行使に当たらない我が国の補給、輸送、医療等の後方支援でも「他国の武力の行使と一体化」する場合には憲法第9条の禁ずる武力の行使とみなされるという考え方は、元来日米安全保障条約の脈絡で議論されたものである(前掲脚注23@の林修三内閣法制局長官答弁参照)。このような考え方を論理的に突き詰める場合には、例えば政府は現在行われている日米同盟下の米軍に対する施設・区域の提供は米国の武力行使と一体化しないとしているが、現実に極東有事の際日米安全保障条約第6条の下で米軍が戦闘作戦行動のために我が国国内の基地を使用し始めれば、我が国の基地使用許可は、米軍の「武力の行使と一体化」するので、日米安全保障条約そのものが違憲であるというような不合理な結論になりかねない。


 補給が武力行使に当たるか当たらないかか・・・これって、国際法上には明文があるのでは?icrc.org San Remo Manual on International Law Applicable to Armed Conflicts at Sea, 12 June 1994  これの63かな・・・まあ、専門でないので良くわかりませんけど・・・米軍と戦っている国は、米軍に補給する船舶は攻撃目標にできるようですからね。どうも、戦時国際法の規定は都合が悪いのか引用されない事になっているような?不思議な理論・・・

 日米安全保障条約は・・・条約だから・・・憲法の守備範囲ではないと私は妄想しますが・・・いずれにせよ、条約は誠実に遵守・・・確か、日米安全保障条約には、憲法の範囲での順守が規定がありましたね。

 どうしても、戦争したいのでしょう・・・我が国の安全に重大な影響を及ぼす可能性があるとき、限定的に集団的自衛権を行使することは許される・・・何に拘っているのか?それよりは、安全な世界を作る事・・・北朝鮮や台湾を国連の加盟国にする方法は無いのか?とかね・・・領土の問題があるから・・・厳しいのでしょうが・・・続きは・・

 このほか、国際連合平和協力法案(廃案)、国際連合平和維持活動等に対する協力に関する法律(PKO 法)案、周辺事態安全確保法案、テロ対策特別措置法案及びイラク人道復興支援特別措置法案の国会審議の際にもしばしば問題になったように、「武力の行使との一体化」論は、後方支援がいかなる場合に他国による武力の行使と一体化するとみなすのか、その判断を誰が行うのか、「戦闘地域」と「非戦闘地域」の区分は何か等、そもそも事態が刻々と変わる活動の現場において、観念的には一見精緻に見える議論をもって「武力の行使との一体化」論を適用すること自体、非現実的であり極めて困難である。例えば、ミサイル等軍事技術が急速に発達した現下の状況では、どこが「非戦闘地域」かを定性的に定義することは現実的でなくなっている。

 ふむ・・・サンレモ・マニュアルについての言及がないが・・・まあいいか・・・陸戦については私はよくわからないですが・・・そう、確かに・・・観念的には一見精緻に見える議論・・・は、現実の戦闘では無力ですね。大まかな戦争のガイドラインがあって・・・できる限り人道的に敵を殺すということで、非人道的な事を許すわけですからね。それを人道的と誤解していて、戦争を賛美しようとしている・・・さらには・・・紛争国から逃れようとしているお父さんやお母さんや、おじいさんやおばあさん、子供たちも撃滅対象に考えている国もあるとか言って・・・これを禁じている国際法を信じられずに、逆に言えばこういった作戦を指示する頭を持っているのか?想定される恐怖は、自分で引き起こすであろう恐怖の裏返しだから・・・

 戦争は、残念ながら、非戦闘員を巻き込む、戦闘員だって殺しちゃいけないし、敵ですら殺させてもいけない・・・平和に保つ事が大切・・・和平のためには総理大臣の首を差し出せと言われたら・・・戦争が回避できるなら、総理大臣の首など安いものですからね。5人ほど順位がありますから・・・これらもつけても万を越える無辜の人の命より安い・・・いずれ死ぬ身で・・・残りは数千日ですから・・・平和はそれくらい重いのです・・・普通は死ぬのは名もなき人・・・指導者は死して名を残せますよ・・・救国の英雄にもなれる・・・負けたら戦争犯罪人ですから、名誉のために死になさい・・・内閣法第9条・・・臨時代理の継承順・・・この人たちって一緒に飯は食えるのかね?ちょっと急に気になりました・・・少なくとも、同じ飛行機で移動はできないのでは?

 指揮権の継承って重要なんですが・・・どうなっているのやら?そう、特に・・・安保理決議で編成される多国籍軍の指揮権規定がね・・・武力行使のためには・・・厳格な指揮・統制が必要で、その枠組みがどのように実現されるかが問題でしょう・・・そのうち、多国籍軍司令部がが作られるのでは・・・その下に、常備軍として・・・本国指揮権から外れたドイツと日本の自衛隊が中核となる軍でもできれば・・・それに、参加させる国もできそうな気がしますが・・・現状からすると、そういった政治的な決断はしそうもないですね。さて次は・・・

 「武力の行使との一体化」の論理のゆえに、例えば、日米間で想定した事態の検討にも支障があり得るとすれば、我が国の安全を確保していくための備えが十分とは言えない。この問題は、日米安全保障条約の運用のみならず国際的な平和活動への参加の双方にまたがる問題である。「武力の行使との一体化」論は、憲法上の制約を意識して、新たな活動について慎重を期すために厳しく考えたことから出てきた議論である。したがって、国際平和協力活動の経験を積んだ今日においては、いわゆる「武力の行使との一体化」論はその役割を終えたものであり、このような考えはもはやとらず、政策的妥当性の問題として位置付けるべきである。実際にどのような状況下でどのような後方支援を行うかは、内閣として慎重に検討して意思決定すべきものであることは言うまでもない。

 これは、正解だね・・・武力行使との一体化など意味がない・・・戦争に巻き込まれる・・・戦争の目的次第・・・戦争は利権ではなく、世界秩序の安定のためになりつつある・・・烏合の衆に近い国連軍も・・・それに対抗できる国はどれだけあるかね?補給を受けずに戦い続ける事のできる国はどこ?というだけの話では・・・戦争資源を自給し、ある程度の期間戦えるのは・・・多分、3国しか無いのでは・・・この3国+1つの共同体の合意と・・・イスラム社会がもう少し穏健になれば・・・世界は変わる・・・そんな気がしますね。

 まあ、日本はもうちょっと・・・国内に向けての活動が必要なのでは?経済が空洞化しちゃうような気がします・・・TPP体制に移行して、数年で日本の企業のかなりの数が本社機能を海外に移転しそうな気がしますからね・・・妄想である事を祈りたいです・・・ふと、成田空港が場末の空港に見えたので・・・やはり、成田は貨物専用空港かなと思ったのでね・・・人は首都に集約する必要があるような気がしてね・・・オリンピック頃には、羽田が旅客・成田は貨物+近距離国際線・・・韓国・台湾・中国・ウラジオストクとか・・・なんとなく、そうなると良いと思いますね。

 どうも、国内が沈滞しているのは・・・成田空港のようにどう見ても完成していないものが多すぎてね・・・それが気になります。中途半端はやらないよりもっと悪い・・・

2014.05.26

  

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