現在をうろうろ(1451)
日本貧窮者経済新聞
 2015年内外情勢調査会での首相講演・・・?(4)

 さて・・・平成27年12月14日 内外情勢調査会2015年12月全国懇談会 安倍総理スピーチ 平成27年 総理の演説・記者会見など 記者会見 首相官邸ホームページ 凄く長いね。前回の最後の部分・・・目的意識と連携ってのが日本には欠けている・・・ちょっとこれが気になるわけです。

 ちょっと朝のラジオを聞いていて気づいたんですが・・・どうやら、地域防災ってのはかなりいい加減に組み立てられているらしいようですね。目的意識もなく、ただ形式的に員数が揃えられているだけで、役割とかそういった物の連携が無い・・・そのために、美談が生まれる土壌にあるという事です。

 ラジオ番組の詳細は覚えていませんが、骨子だけは把握しましたね・・・水防団員が逃げ遅れる・・・ある地域では死傷者が出なかった・・・まあ、そういったやつですね。

 地震の揺れが来て、こりゃ凄い地震だ、津波が来るなと港の作業場から出ると、港の人たちが顔を見合わせて動く気配がない・・・逃げろの一声でスイッチが入って逃げていく人・・・そんな話ですね。津波の到達予想時刻の10分前に避難誘導を終えて逃げるようにとの指示を聞いていた水防団員がしっかり逃げて、安全な場所からの呼びかけ・・・先に逃げる事での葛藤、逃げてきた人を戻さないための検問・・・まあ、そういった人々の動きの累積ですね。

 運よく連携できた・・・指示がよくて運よく津波に巻き込まれなかった・・・そういった物の累積ですね。NHKも良い番組をやっていますが・・・順序が違うな・・・先にNHKを・・・ラジオ特集「いま、災害を生き抜くためのことば」ってやつです。9月の再放送ですかね日曜の朝9時ごろからやっていましたが・・・

 南海トラフ巨大地震が想定される今、4年半前の東日本大震災の津波から生き延びた被災者の証言に改めて耳を傾けます。何が生死を分けたのか。犠牲者ゼロの地区で何が起きていたのか。証言の中から「災害を生き抜くためのことば」を見つけます。・・・っていう番組ですね。番組ホームページがないじゃん・・・「いま災害を生き抜くためのことば」に参加して思うこと 二葉町防災新聞 ここに概要がありますね。

 「津波てんでんこ」の実践事例です。「てんでんこ」は「てんでんばらばらに」の意味で、「人にかまわず必死で逃げろ。」という意味です。・・・これが、災害を生き抜くためのことば で、その読み解きが問題ですね。

 じゃあ、こういった言葉の累積をどうすればよいか・・・システムを組めばOKじゃんってね。そんな風に思っちゃいますが・・・重要なのはとりあえず逃げる、逃げた後のことは逃げた後で考えるだが、これだけじゃ足りないね・・・

 水防団等避難誘導者の役割を決めてしまう・・・津波の到達予定時刻の10分前に最寄りの避難所に集合とでもしていきますかね。遅くとも津波到達予定時刻の15分前には最後の避難誘導を行いつつ移動、移動することで本当に危ないことを示しつつ逃げる最後の機会であることを告げる。これで、避難誘導のリミットが決まるので、避難誘導者の死傷が防げる。そして、殿ですから・・・家に戻ろうとする人を制止できるし、検問場所の設置を行わせればOK・・・現場を離れて逃げて、次のアクションへ、逃げることも重要な任務・・・

 避難誘導を行う人間を殺してしまうと、そのあとでの避難所での作業に支障が出るわけですからね。これで、基本の枠組みは完成・・・じゃあ、逃げた人は?避難所での対応は?

 逃げない人は、家にいれば誰かが来るかもしれないとか、そういった事でしょうからね。避難する人にも役割を与えればOK・・・避難した人の役割は?自分が無事であるという、自分の存在を示すことですかね?無事でありさえすれば、家族や大切な人に会える・・・従って、避難所での役割は、自分の存在を示す場という事ですね。逸早く逃げたことを主張させる必要がある・・・主張は・・・どこの避難所も良いから、避難所の名簿に名を連ねる事ですね。そして、最終的には事前に決めた合流のための避難所へ名を連ねることでみんなとの再会・・・具体的には・・・

 避難所の準備は・・・3枚複写の名簿用紙など良いのでは?書く欄は大きめ・・・1枚は原簿、2枚目は本部向け、3枚目はプラスチック紙か何かで雨風に耐えられる掲示用・・・1枚に10名ほど書ければよいでしょうね。地区別かあいうえお順の用紙に書いてもらう・・・10人が埋まったら、掲示・・・あとは掲示板を見るのが避難者の役割ですね。知り合いが来ていることが分かれば、地区ごとの集まる場所とか決めておけばOKかな?・・・そうだな・・・

 掲示板の前に、地区名の旗でも立てておけば、勝手に人が動いて人を探す。掲示板を見るの繰り返し・・・しばらくして避難者が落ち着いたところで、事前に決められていた避難所への移動を促して・・・家族などとの合流を図る・・・

 約束事は、まず避難所へ出向いて名簿に名を記載する・・・最終的に合流する避難所以外に名を連ねたら、途中の経路と安全を確認して移動・・・移動に先立って、掲示された名簿に移出を示す・・・最終避難所で同じ作業・・・めでたく再会かな?

 避難したことを主張させることで、避難者の役割が規定されますから、避難に関して躊躇は無くなる・・・自分の無事を知らせる手段としての避難所・・・避難所に電力と通信が確保できているなら・・・名簿の入力による本部の把握が可能、電力・通信網がだめでも、伝令に紙の束を運ばせればOK・・・事後的だが、避難できなかった人がわかる・・・

 まあ、いい加減なシステムですが、これでも、かなり有効だと思いますね。安全に避難していることの主張!これこそが避難者の役割・・・名簿に名を連ねていれば、誰かが、システムが・・・広く伝えてくれる・・・

 大枠はこんなところかな?そして、細かな役割分担をしていけばよい・・・本部との連絡係、他の避難所への誘導係とか誘導された避難民のリストの管理とか・・・

 あとは、炊き出しとか・・・人数の把握ができていれば比較的簡単ですね。ITなど利用しなくても、避難所へ行って住所氏名を書けばよい・・・紙とペンシステムだから壊れることはまずない・・・ファイリングシステムだけですね。そして、これをベースにIT化の部分を作ればよい・・・最後が個別のマッチング作業か・・・残念ながらXXさんは避難の記録がありません、安全が確認されたら捜索を開始します。・・・これなら、名前を書きに避難所に出かけるでしょうね・・・

 NHKは体験者から話を聞き取り放送し、それに触発されて誰かが何かを拾うだろう・・・それでOKですが・・・有識者は、政治家は・・・それをシステム化して広く普及させなければならないのだが・・・そういった事を一切やっていない気がするわけです。

 一応、私なんかも避難誘導の原則とか知ってはいますが・・・社会システムに実装する立場にはいませんからね・・・一応、数千人規模の合宿とかやっていた塾にいましたからね・・・1度は小5の合宿・・・300人ぐらいの規模の責任者もしましたからね・・・避難誘導路の確認や、避難した場合・・・とか、一応は計画しましたけどね・・・合宿の帰りの子供と親の再開なども・・・人数が多いと結構大変でしたからね。ああ、ずっと以前の記憶・・・

 例えば、先に上げたような具体的な組み立てを提案しての、名目GDP600兆円!と叫ぶならよいですが、ひな形も提示しないで・・・2020年ごろまでに頑張る!ではね・・・結局は、いまの政治屋の実力って、スローガンだけなんでしょう・・・困ったものだ。

 あちゃ、偉大なる安倍晋三閣下の今年の偉業の話だったのに・・・大脱線・・・でもね、政治家ってのは広く意見を求め、それを集約して議会へ出すのが仕事ですからね・・・そして、議会や閣議で決まったことを、官僚に命じてやらせるのが筋なはずなんですが・・・その役割をしていないどころか、官僚に丸投げですからね・・・平成27年4月10日 第49回 国家公務員合同初任研修閉講式 安倍内閣総理大臣訓示 平成27年 総理の演説・記者会見など 記者会見 首相官邸ホームページ ここで、丸投げを語っていますからね。ひどいものだ・・・これが「日本らしい日本」なのだから・・・仕方ないね。一応、偉大なる安倍晋三閣下のお話の方の続きを・・・

 この1年間の教訓は、一言で言えば、「来年も、何が起こるか分からない」ということです。伊勢志摩サミットもありますし、参議院選挙もあります。そうした中で、鬼が笑うような来年のことを、皆様の前で話すのは、止めた方がよい。これが教訓であります。

 あれ?凄いじゃん・・・今回の締めにはぴったりじゃん・・・今回の災害での教訓は、一言でいえば「次回は、何が起こるかわからない」ということです。一億総動員の話も、戦争の話もありますし、名目GDP600兆円もあります。そうした中で、鬼が笑うような来年のことを、皆様の前で話すのは、止めた方がよい。これが教訓であります。

 きっと鬼が笑うような事なんだろうな・・・防災も・・・だって、具体的なものが無いもの・・・私が車を走らせながら、買い物をしながら考えたやつでも、叩かれっぱなしの叩き台にはなるはずですが、そういった物が出てこない・・・貸した金、必ず取りますマイナンバー・・・これだけはあったね。

2015.12.28

  

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