現在をうろうろ(1448)
日本貧窮者経済新聞
 2015年内外情勢調査会での首相講演・・・?(1)

 なんだか、この一年の総集編みたいな演説がありますね。講演かな・・・平成27年12月14日 内外情勢調査会2015年12月全国懇談会 安倍総理スピーチ 平成27年 総理の演説・記者会見など 記者会見 首相官邸ホームページ 凄く長いね・・・約1時間分の原稿ですからね。どんな内容なのか?この1年ちょっとの成果の自慢大会であると考えれば良いようなものでしょう。果たして、何が述べられているのか?気になるというわけです・・・さて、ざっと眺めてみることにしましょう・・・

 皆さん、こんにちは。安倍晋三でございます。
 ただ今、司会の方からも御紹介いただきましたように、この内外情勢調査会にやってまいりますのも、3年連続となるわけです。


 内外情勢調査会ね・・・一般社団法人 内外情勢調査会 国内外の諸情勢について知識の向上と理解の増進を図る団体ですかね。時事通信社の関連団体・・・という事は、同盟通信の後継団体・・・メディア統制のために設置された政府系の組織の中で、経済報道を中心とする部分を継承した団体ですね。時事ドットコム 一般報道は共同通信・・・株式会社共同通信社 株式会社共同通信社の情報ポータルサイト と継承されている・・・内容はどうなのか?ちょっと気になりますがね。

 過去、中曽根総理、そして鈴木善幸総理という前例があったそうでありますが、この10数年においては大変珍しいことではないかと思います。なかなか3年連続というのは、まず総理大臣として3年連続やっておらなければならないわけでございまして、そもそも、現役の総理大臣を毎年呼んで、1時間も講演させる会合というのも、他にはないのではないかと思いますが、他ならぬ田崎さんからの御依頼がございまして、やってまいった次第です。また、昨年、この場で、全米オープン準優勝の錦織選手の言葉を借りて、「来年も、またここに戻ってきます」などと言ってしまいましたので、
 「言ったことは、必ず実現する。」という安倍政権の基本姿勢でありますから、年の瀬ぎりぎりの駆け込みではありますが、今日12月14日、赤穂浪士の討ち入りさながらに、皆さんとの約束を果たすため、やってまいった次第です。


 ふむ・・・現役の総理大臣を毎年呼んで、1時間も講演させる会合・・・互いの思惑が一致して行われるというわけですね。実際問題としては、偉大なる安倍晋三閣下としては、経済関連の報道は統制下に入れたいのではないかと思いますし・・・なんとなくね・・・実体経済と政府発表が微妙に違うような気がしてね・・・GDPは私はドルで見てしまうので・・・なんとなく、急速に縮んでいるような気がしてね。ドル建てで報道するなとか、指示を出したくなるような気がしてね。さて、どうなるのか?幸い・・・発展途上国の通貨もドルに対して大きく下がっていますから・・・日本の紙幣の紙屑化も目立たないような気もしますが・・・来年が良い年になるように・・・

 ふむ・・・戻ってきたのは良いが・・・赤穂浪士の討ち入りさながらに?赤穂浪士ってのは・・・幕府の処置に対しての反抗ですから・・・最後は元禄15年の反政府テロリスト集団で、結局は元禄16年2月4日に処刑ですね・・・赤穂浪士の討ち入りさながらに・・・反政府テロリストのように、首相がやって来るのね?

 田崎さんからの御依頼がございまして、来年も、またここに戻ってきます」などと言ってしまいましたので、「言ったことは、必ず実現する。」という安倍政権の基本姿勢でありますから、皆さんとの約束を果たすため、やってまいった次第です。

 ふむ・・・文の中で、この講演にやってきたことに関しての部分を抜き出して繋ぐと、上のような文になるのだが・・・呼ばれないと来られないのであります・・・綾小路きみまろの口演の一節を思い出してしまいました・・・まるで嫌々来たみたいじゃん?呼ばれた、約束しちゃった、約束は守らなきゃいけないから、約束を果たすために来た・・・

 前回、皆さんの前でお話させていただいてから、1年余り。本当にたくさんのことがありました。
  昨年は、9月19日にこの場に立っていたわけですけれども、わずか2か月後に、解散総選挙に打って出る。そんなことは、私自身も、あの時点では、まったく考えていなかった。


 平成26年9月19日 内外情勢調査会講演 平成26年 総理の演説・記者会見など 記者会見 首相官邸ホームページ ・・・イギリスの経済誌・エコノミストによれば、「Breathtaking」、すなわち「息をのむように素晴らしい」と評価されるような、野心的な成長戦略を、取りまとめることができました。・・・実現は?まとめただけか?

 しかし、わずか2か月後に、解散総選挙に打って出る・・・これって、凄いね・・・選挙には莫大な金がかかりますからね。みんな、いつ選挙があっても大丈夫なように資金をプールしているのかね?支援者の威力?

 2012年の総選挙に引き続き、与党で3分の2を超える議席を頂くことができました。その結果、今年も、現役の総理大臣として、皆さんにお目にかかることができています。現役の総理大臣でなければ、なかなか呼んでいただけなかったのではないかなと思うところです。

 ふむ?現役の総理大臣でなければ、なかなか呼んでいただけなかったのではないか・・・謙遜なのか、事実なのか?気になりますね。しかし、何で選挙で勝利できるのかね?こんな経済状況にしてしまって・・・とかは、どうやら関係ないようですね。何だか、近頃は領主様のようになっているのかね?公約も形式的なものだし・・・特別な施策もないし・・・地域の意思や利益を携えての国会とかでもなさそうですからね。未来への希望を担っての出馬でもなさそうですからね・・・

 1年で3度にわたる日中首脳会談。日中韓サミットも復活し、日韓首脳会談も行いました。こんな東アジア外交の急展開は、誰も予測していなかったのではないでしょうか。
 隣国同士、様々な課題があります。先般の東アジアサミットでは、南シナ海をめぐって、海の平和と安全、航行の自由の確保、そして埋め立て行為など一方的な現状変更の自制が、正に主要なテーマとなりました。


 やる気は無かったのではないかと思いますが・・・どうも、アメリカ様の意向で無理やりではないかとね・・・手土産を持ってでなければ外交ができないと叫んでいましたからね・・・譲歩する側が声をかけるのだ!譲歩は嫌だから、声は絶対にかけないとやっていたような気がしますがね・・・平成27年4月29日 米国連邦議会上下両院合同会議における安倍内閣総理大臣演説 平成27年 総理の演説・記者会見など 記者会見 首相官邸ホームページ 

 上下関係にとらわれない実力主義。地位や長幼の差に関わりなく意見を戦わせ、正しい見方なら躊躇なく採用する。
 この文化に毒されたのか、やがて政治家になったら、先輩大物議員たちに、アベは生意気だと随分言われました。

 正しい見方を示すこともできないでいたような気がしますが・・・話をしたくないと・・・靖国神社へ参拝すればOKなんでしょうからね。アメリカ様を含み、近隣諸国から嫌われ、国内では良くぞやったぞ!との称賛・・・「日本らしい日本」の肝試し的行為・・・しかし、急展開の内容はどうなっているのやら?それが問題ですね。埋め立て行為など一方的な現状変更の自制・・・ふむ、自制なんってずいぶんと柔らかい表現になっているね?不思議だね・・・ピシッと言ってやったというわけではないのね。なんとなく、その雰囲気を作ってきた程度なのかね?それとも、南シナ海の現状をよく理解していなかったとか?

 沿岸諸国は、みな頑張って主権の主張のための現状を作るための努力を重ねている中で・・・海の中に構築物を作っているのは中国だけではないのでね。それぞれの国が主権の主張を・・・形にしている。東アジア首脳会議(EAS) | 外務省

●習近平主席が最近の米国訪問中に表明した,中国は南シナ海において軍事化を追求する意図はないという中国からの保証を歓迎。

●南シナ海行動宣言(DOC)全体としての完全かつ効果的な履行を確保し,相互の信頼及び信用を構築・維持・増進し,行動に自制を働かせ,威嚇又は武力の行使に訴えず,関係当事国が1982年の国連海洋法条約を含む国際法にのっとって立場の違い及び紛争を平和的手段によって解決する,とのASEAN加盟国及び中国のコミットメントを強調。

 どこの国も海洋関係の国際法は・・・批准していますからね・・・従って、中国の牽制にはならなかった・・・さいわいな事に、主要なテーマにもなったので、日本の面子は保たれたという感じですかね?安倍 牽制 - Google 検索 近頃は報道もなんだか中国牽制だけではないようですね。牽制されたりしたりと・・・

 日本も沖ノ鳥島に色々と工作物を・・・沖ノ鳥島工事現場で発生した事故について - 国土交通省 この海域は近頃極秘でいじられているようでね・・・死亡事故が起こらなければ騒がれることも無かったでしょうが・・・

 大変緊張感の高い首脳会合となりましたが、議長声明には、南シナ海に関して、中国及びASEAN加盟国が、「行動に自制を働かせ、武力による威嚇又は武力の行使には訴えないこと」、そして「国際法にのっとって、紛争を平和的手段によって解決すべきこと」が、最終的に盛り込まれました。

 はあ?これって、単なる常識では?何か凄い事なのか?私にはちっともわからない・・・?何か、意見の違いが出た時には、いきなり殴り合いなどで決着を付けずに、根拠法などを参考にして話し合いで決めるというのが普通のやり方じゃないのかね?もしかして、この常識的な事を盛り込ませたのが、偉大なる安倍晋三閣下の手柄であると思わせたいようですね。

 他方で、李克強総理、そして、パリでは習近平主席と、短時間ではありましたが、立ち話をし、戦略的互恵関係を着実に発展させる意志を確認いたしました。
 懸案があるからこそ、首脳同士がしっかりと対話することが重要である。その私の主張が、地球儀を俯瞰する外交を展開する中で、着実に浸透しつつあると感じています。


 短時間の立ち話ね・・・長くは話せないから、立ち話外交が良いのでは?話をするというのは・・・演説するのとは違いますからね・・・インタビューを受けて、イヤフォンを外して演説をするのが偉大なる安倍晋三閣下ですから・・・きっと、会談でも演説を行って、会談相手を辟易とさせるのがお得意なのでしょう。2015年になって、偉大なる安倍晋三閣下に対する態度を、どこの国も改めたようですからね・・・多分、「日本らしい日本」の根回しというのが重要で、偉大なる安倍晋三閣下と話をする前にすべてを決めて、偉大なる安倍晋三閣下とは儀式を行えばよいという事になっているのだと思われますね。

 2015年4月の訪米では、スタッフの事前準備が悪すぎて・・・行くべき場所の第二次世界大戦記念碑は予定に入っていないので、サプライズで連れ出して無理やり連れて行ったり、映画の話があったので、映画の出演者を呼んでの大統領晩餐会の余興のミニコンサートについては、前日に配られたメニューに目を通していなくて、言及することは無く・・・日本国内報道では・・・サプライズになっているし・・・無知無能の限りを尽くしているような感じですからね・・・

 演説と儀式だけで終わらせようとしているのに・・・ホワイトハウスのスタッフは、大統領の外遊だと・・・行く場所を調べ尽くしているようですからね・・・行く場所の米国と関係のある事柄など・・・事前の準備が行き届いている・・・

 ああ・・・懸案があるからこそ、首脳同士がしっかりと対話することが重要・・・でも、それができているようには見えないのだが・・・地球儀を俯瞰する外交・・・地球儀に話しかけているのかと思うじゃないか・・・地球儀を俯瞰して、お出かけの指示を出して、お出かけ・・・飛行機の中で、記者相手のハッタリ演説大会を行いご満悦、ハッタリを記事に書いても・・・あれあれ?となっていた2014年の訪欧・・・調整のためのレストランのドタキャンとか・・・首脳であっても首脳として話せない・・・偉大なる安倍晋三閣下ですね。

 首脳会談は、首脳でなければ話せない内容の・・・懸案と、それに対する首脳の対話ですからね・・・事務次官級協議や閣僚級協議とは違いますからね。だから、首脳会談が行われても、進展が見られないようなことも良く起こる・・・共同声明が出ないことだって当たり前・・・

 偉大なる安倍晋三閣下の主張か・・・法の支配か?法の支配=約束を守る事、法を話し合いで作る事・・・新しい約束を話し合いで作るという当たり前の話かね?価値観を共有する者とだけと話をする・・・価値観を共有していない者は離れていくことになる。うんうん、そうだそうだで、口答えしない者のことを価値観を共有する者と認識しているようだから、異論を唱えるような・・・自由民主、資本主義国も・・・価値観を共有する国から漏れてくる・・・国内では・・・独裁者になりたいのかね?

 基本的に討論ができないから・・・2016年の伊勢志摩サミットはどうするのかね?議長ですからね・・・

2015.12.27

  

関係ないが興味深いもの
 今回は無し

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