現在をうろうろ(1446)
日本貧窮者経済新聞
 コタケフルートと遠鳴りと・・・?

 フルートは面白い楽器で・・・と、遊んでいますが・・・ふと、気になるのは遠鳴りとか呼ばれているやつ・・・これって、なに?遠くまで到達する到達する音という意味なら、以前考察しましたが・・・吹いている人間の感じる雰囲気としての遠鳴りもありそうな気がしてね。

 普段の遊び仲間はPCの脇に立てかけてあるコタケフルートなんですが、こいつの音は極めて直截的に聞こえる・・・ふくらみも豊かさもほとんどなし、パット出ておしまいという色気の無い音がしています。まあ、正確な音、早いパッセージもOKで、問題ないフルートなんですが・・・キイに色気はあっても音に色気の無いフルートだと思っていました。


 キイには色気があるでしょ!近頃はだんだんヘアラインの部分を潰して、鏡面加工に変更しつつあるので、だんだん普通のフルートみたいになってきていますけどね。私の所に来た時のサビサビのフルートとはまるで違いますからね。

 とにかく、定位置はPCの脇で、ここから動くことは無く・・・PCの前で飽きたりすると、こいつで遊んでいるわけです。多分、私が所有するフルートでは最も長時間吹いていることになる奴です。あるとき、こいつを持ったままPCの前から移動・・・部屋の広いところで吹くと・・・あれ?このフルート何?って・・・違う・・・ってね。実は、遊び場は30畳あまりあるんで・・・音の反響を感じられるのでね・・・壁が遠いと壁からの反射波が耳に入る・・・そこで、あれ違う・・・あれ、いつものコタケフルートだ・・・へぇ?こんなに良く鳴るんだ・・・と驚くわけです。

 定位置だと、背に壁を背負い、前は27インチワイドモニターで反射してくる音ですから、部屋のもつ音響特性以前の問題で、音があまり面白くない・・・人間の感覚からすると、10m程の音の遅れは検知が十分に可能でしょうから・・・それで、壁からの反響もフルートの音として感じ取っているという感じですかね・・・こりゃ、音の良いホールでも借りてフルートの音ってのを確認してみるのも良さそうな気がしますね。

 楽器も声も、かなりこの反響をとらえて発声しているという気がしますね・・・この、コタケフルート以外は、部屋の広い場所で吹いていますから、自ずと大きな音を出している・・・一応、私もソフィストだったので、塾の合宿特訓などでは、普通の部屋での授業や体育館のようなところを仕切っての教室とかでやるわけですが・・・教室の後ろの壁が遥か彼方の教室ってのは、結構声を張り上げてしまうので疲れる・・・こういった時は、最後列の生徒の所まで行ってそこから黒板の置かれている位置が、たいてい壁の前ですから・・・そこで、少ししゃべって、声の大きさを確認して授業をやるとかしないと・・・声が持たないか、聞こえないと言われることになりますからね・・・

 ふとね・・・狭い部屋で練習すると、大きな音を出していない可能性が高い・・・だから、貧相な音で練習している可能性もありますね。やはり、フルートの持つダイナミックレンジをフルに利用して音を出すと、かなり違いますからね・・・

 私の所にあるイタリアやフランスのフルートの音は細いが、この壁の反響はきれいに響いて耳に戻ってきますね・・・ムラマツは、低音の倍音成分が多いので、それほど反響を気にすることは無いのですが・・・なんとなくね・・・行燈の明かりのようなものと、レザー光線のような光との違いですかね?

 私は、行燈の明かりも好きだし、レザー光線のきらめきも好きですが・・・まあ、美しければ良いのでね・・・古いムラマツのフルート・・・前回紹介した奴、これも低音の響きが今のには及びませんが美しいですね。そしてちょっと線が細く、明瞭な反響を作り出してきますね。どうやら、このあたりの違いが・・・奏者にとっての遠鳴りというものを感じさせるものなのかな?なんてね。

 この反響の遅れが明瞭に感じられるのが・・・壁から8mぐらいかな?音が16m進んで耳に達するから・・・0.05秒ぐらいの遅れから遅れと認識できるのかな?とか、色々と実験動物を使ってテストしていますが・・・フルートは面白いね。ただね、実験動物が飽きっぽくて、十分なデータを取れないし、研究も研究ゴッコですから・・・大まかな考察しかできないのが難点ですね。

 しかし、遠鳴りってのは何なのかね?ちっともわからない・・・そもそも、遠鳴りというものをどのようなものとして捉えているかの問題でもあるような気がしてね・・・

 ただ、ソフィストとしての経験からすると・・・空間で反射してくる音の大きさで、自分の発した音の大きさをとらえていることは間違いないと思いますね。教室の形や大きさ、壁面などによってその教室に合った大きさの声に調整しているわけですから・・・PAを使っているとまた違うしね・・・

 まあ、遠鳴りってのは、奏者の感覚でしょうからね・・・聴者の側のものではないでしょうから・・・海岸の小屋の近くの田んぼの辺りで吹くと、反射は近くの建物の物ぐらいになりますから遠鳴りなんって感覚はわかないような気もしますし・・・多分、部屋の中での反射波の感覚であろうと推測できますが・・・

 良い音のフルートってのはどんなものやら?どうも、どのフルートも個性的で、どれも悪くないが・・・曲によっても違うしね・・・段々、手に取ったフルートが何かわからなくなりつつあるわけでね・・・まあ、広い部屋で吹く場合・・・高音域の倍音成分の多いフルートの方が吹いていて素敵に聞こえるような気がしますね・・・低域の豊かさよりね・・・高域の伸びのあるフルートの方が小さな音での反響が明瞭に捉えられますからね。このあたりの違いかな・・・

 ただ、実験動物がいい加減にできていますからね・・・ケルントナーとムラマツ・スタンダードを取り間違えたり・・・このオフセットキイの方が楽だなと思いながら・・・実はインラインキイのフルートを吹いていたり・・・どうも、慣れというのは恐ろしい・・・ぼんやりしていなければ音の違いは分かりますし、形状の違いなども・・・しかし、吹いて遊んで楽しいと・・・分からなくなる。それでよいのかなと・・・

 あれ?なんだか、近頃銀が茶色くなるな・・・前回使った写真を見て・・・あれ?スタンダードと比較したはずだけど、頭部管と樽の部分の色が違う?頭部管は、写真を撮る前に吹いていたので、軽く磨きあげてその他の部分は磨かなかった・・・それで、かなり色の違いが表れていますね・・・ムラマツの銀はそれほどくすまないが・・・ケルントナーやJマイケルはかなり茶色くなりますからね・・・近頃、玉ネギ・ニンニク・ネギの消費がおおくなっているからなのか?玉ネギの涙を誘ったりするにおいの成分とか、ニンニクのにおいの成分は二硫化アリルの類で、これは硫化物で、銀と結びついて茶色くしますからね・・・

2015.12.26

  

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