現在をうろうろ(144)

 安全保障の法的基盤に関する懇談会の報告書は? その18

 自衛権についてか・・・どんな事を考えているのか?自衛権の裏返しは・・・侵略権かね?自衛権の中に侵略権は含まれるのか?自衛のための侵略・・・なんとなく矛盾を感じますがね・・・自衛権という言葉自体が矛盾に満ちている・・・

2.憲法上認められる自衛権
(1)個別的自衛権の行使に関する見解として、政府は、従来、憲法第9条の下において認められる自衛権の発動としての武力の行使については、@我が国に対する急迫不正の侵害があること、Aこれを排除するために他の適当な手段がないこと、B必要最小限度の実力行使にとどまるべきこと、という3要件に該当する場合に限られるとしている。このように、この3要件を満たす限り行使に制限はないが、その実際の行使に当たっては、その必要性と均衡性を慎重かつ迅速に判断して、決定しなければならない(武力攻撃に至らない侵害への対応については後述する。)。


 自衛権か・・・まず、侵略があればという事ですね。主権を脅かす行為が為された・・・例えば、国境近くに軍を進めている。国境う近くに軍事拠点を置いて兵力の増強が見られるとかは?祈りとか・・・異敵調伏の祈祷は・・・色々と考えられるが、どうもピンとこない・・・どう見ても言い訳的なもののようで・・・基本は、他国を侵略する権利などはないはずですから。無いはずのものに対して、それを権利として構成していると考えたくなりますね。

 一応、国連憲章で定められていますから、どんな具合に考えたらよいのか・・・

第五十一条 この憲章のいかなる規定も、国際連合加盟国に対して武力攻撃が発生した場合には、安全保障理事会が国際の平和及び安全の維持に必要な措置をとるまでの間、個別的又は集団的自衛の固有の権利を害するものではない。この自衛権の行使に当って加盟国がとった措置は、直ちに安全保障理事会に報告しなければならない。また、この措置は、安全保障理事会が国際の平和及び安全の維持または回復のために必要と認める行動をいつでもとるこの憲章に基く権能及び責任に対しては、いかなる影響も及ぼすものではない。

 まず、前提は国連加盟国に対して武力攻撃が発生した場合としていますね・・・これの前提が良くわからない・・・国連加盟国同士での武力攻撃を考えているようには思いたくない・・・なぜならば、国連憲章の前文で・・・国際の平和及び安全を維持するためにわれらの力を合わせ、共同の利益の場合を除く外は武力を用いないことを原則の受諾と方法の設定によって確保し、すべての人民の経済的及び社会的発達を促進するために国際機構を用いることを決意して、これらの目的を達成するために、われらの努力を結集することに決定した・・・とあるから。共通の平和目的で結集しているから・・・よって51条は国連加盟国に対して国連非加盟国が武力攻撃を行う事を前提としている?なんて妄想したくなるわけです。

 そうなると・・・集団的自衛権の示す集団とは・・・国連かね?国連という枠組みの中での個別的自衛権・・・まあ、国連加盟国間の闘争もまた・・・国連という枠組みを破壊するものとして自衛権の対象になる?そういった状態だと・・・どちらかを除名して、それから集団的自衛権の行使になるのかね?

 国連が行う平和維持活動の中の、集団的自衛の枠組みの中の、個別的自衛の権利か・・・日本の場合の集団的自衛権は・・・日米安全保障条約に基づくものですね。そして、1960年の安保条約では・・・日本区域における国際の平和及び安全の維持のため十分な定めをする国際連合の措置が効力を生じた・・・このときに終了するとなっていますから・・・やはり、冷戦構造による国連の平和維持能力の中断を念頭に構成されているわけですね・・・

 そういえば・・・オバマ大統領が、日本の常任理事国入りを再度支持していましたね・・・もしかして、日本を常任理事国入りさせて、日米安全保障条約の解消を図るとか?

 日本がアメリカの顔を伺って・アメリカの威を借りて行動するのではなく、自らの責任で行動せよという事か?それについては日米共同声明:アジア太平洋及びこれを越えた地域の未来を形作る日本と米国 | 外務省・・・米国に評価されたのは・・・「日米両国間の政策及びインテリジェンスに係る調整の強化を促進することとなる日本による国家安全保障会議の設置及び情報保全のための法的枠組みの策定を評価する。」で軍拡ではない・・・そして・・・「集団的自衛権の行使に関する事項について日本が検討を行っていることを歓迎し,支持する。」・・・これって・・・既存の前線司令部(休戦中だからね・・・)の米韓連合司令部・・・司令官米国・副司令官韓国・・・そこに日本も参加する枠組みだね?嫌韓思想がはびこる中ではどのように説明するのか?日米連合司令部は置けないだろうし・・・

 地球儀を俯瞰してみて・・・環太平洋っていっても・・・多分、右のような感じの世界観かな?日本・朝鮮半島・中国・ASEAN諸国、オーストラリア・ニュージーランド・・・

 ふむ、島弧の様子を俯瞰すると・・・広東・福建省が華僑を輩出した理由が分かりますね。ある意味、南シナ海は中華帝国の海だと言いたくなるのも分からないでもないような・・・この地域のセンターになるべき場所はどこなのかね?

 2014年4月の合衆国大統領のアジア歴訪の旅の最後は・・・マニラでしたね。フィリピンの首都マニラは米国に近いという事ですかね?そしてフィリピンと新たな軍事協定を結んでいましたね。そうなると・・・やはり、ここなのか?

 現在の航路はどうなってるのかね?私の頭の中に入っているのは・・・戦前の航路ぐらいですね・・・サンフランシスコ・横浜・香港とかシアトル・横浜・上海・マニラとか・・・東京・横浜経由の北米航路は・・・アリューシャン列島の北に食い込むぐらいを航行するのが最短距離かね・・・今の国際航路は大圏航路だよね?多分・・・東京からサンフランシスコまで10日ぐらいかね?近代デジタルライブラリー - 海外出稼案内 ふむ、興味深い・・・戦前の横浜・桑港航路は・・・新鋭のプレジデント型で10日以内、在来の日本船では14〜16日程度か・・・

 海運の資料は意外と少ない・・・今は航空貨物の時代か?コンテナと自動車運搬船・・・

 ふと、成田空港は効率の良いハブ空港なのか?ちょっと疑問を・・・この間、韓国へ行った時の昼下がり・・・がらんとした構内・・・着陸から20分ぐらい地上を走ったりと・・・なんだか、場末の空港みたいな気がしてね。いつまでも完成しない空港という感じですから。なんとなく、日本の先送り文化を象徴するもののような気がしてね。フィーダーポートにならなければ良いのだが・・・

 情報の流れは、高速なインターネット回線で世界が均質化しようとしている・・・情報のハブは・・・インターネット上で最新の情報を分析でして流す場所で、地理的な制約は既に無い・・・言語の問題ですね。様々な言語の情報を整理して、目的にあった形に分配する場所がハブになるだけですね。

 しかし、物質的な流れは・・・生産地と消費地をつなぐものですね。実体物が去来する場所・・・やはり、羽田が増強されるのではないかと・・・それとも、成田を増強して国内線の発着を行えるようにするとか・・・日本国内での利便性はもの凄く悪い・・・しかし、成田を国内線に振り向けると・・・成田は間違いなくフィーダーポートか国際貨物空港になるでしょうね。いっそのこと2本の滑走路を国内・国際に割り振って・・・貨物空港と割り切った方が良いかもしれない・・・国際航空貨物のハブ空港・・・周辺には倉庫用地はいくらでもある・・・保税倉庫群と自動化された貨物移送システムを構築・・・しかし、なかなか悩ましい・・・そうなると、スカイライナーは貨物線か・・・しかし、高速道路もあまりまともにつながっていない成田空港は・・・開港から既に35年ですからね・・・航空路線の構造改革が必要なのでは?・・・

 ふと・・・成田空港は国際生鮮貨物のハブになるべきなのかも?成田漁港とも呼ばれるから・・・TPPと東京オリンピックでの旅客需要を捌く為には・・・やはり旅客・貨物の分離を図って・・・旅客専門の羽田空港かね。多分、羽田を国内線専用空港にしたのが間違いだったようですね・・・

 茨城・成田空港の間の高速道路の早期開通・・・いや・・・茨城空港の存在意義が希薄になるか・・・どんな配置計画に基づいていたのか?単に軍用飛行場の風あたりを弱くするために共用空港にしたのか?

 国外には国益を叫ぶが、今では国内には国益が叫べない政治家という事になるようです。日本の保守性ですね。

 そして、アメリカの外交政策の重点としての東アジア・・・その中で、軍拡の動きのある日本は、経済の中心として生き残れるのか?気になるわけです・・・ふと、インチョン国際空港と成田空港の経済的な価値を考えてしまったというだけですがね。

 インターネットってのは、人を出不精にするのではないかと・・・ふとね・・・ソウルを2度旅行して思った事・・・事前に十分に調べて、路地まで頭に入れて出かけると・・・おなじみの場所へ行くのと同じ感覚・・・初めての場所だって、精密な航空写真とストリートビューで既に見ていますから・・・ホテルについた瞬間から、初めての場所でも自由自在・・・地下鉄も完璧・・・何度か逆に乗ったり、終点で折り返しそうになったり・・・しかし、ちゃんと目的駅の番号と路線図で武装すれば完璧、初めての駅でも迷わない・・・コツですね。韓国ソウルを・・・2014年5月 (1) それは、こっちに書く話だった・・・それでは、次回としましょう・・・

2014.05.24

  

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