一億総活躍国民会議の希望を生み出す強い経済実現に向けた緊急対応策・・・(6)

現在をうろうろ（1435）

　一億総活躍国民会議の希望を生み出す強い経済実現に向けた緊急対応策・・・(6)

　なんだか・・・一億総活躍国民会議　希望を生み出す強い経済実現に向けた緊急対応策　希望的な観測に基づく、夢のようなお話みたいな感じになってきた感じですね。きっと、私の読み方が悪いんでしょうが・・・？立派な人たちが書いた立派な文書のはずですからね・・・しかし、どうも不思議な話になっているような？とにかく具体性のある話になるようですからね・・・

第２章具体的施策
１. 投資促進、生産性革命の実現
企業の経常利益が過去最高水準になっているにもかかわらず、設備投資や研究開発の動きは低調であり、企業の保有する現預金等が増加している。また、設備年齢は過去 20 年間で５～６年老朽化しており、古い設備で他国の企業と競争をする状況に陥っている。他方、世界的な第４次産業革命の進展や、地球環境問題への対応も必要となっており、産業や技術の新陳代謝を加速する必要性が高まっている。また、ＴＰＰにより、日本企業が国内と同様に活躍できる市場が拡大し、研究開発拠点を始めとした投資のハブとしての日本の魅力が高まる。

　企業の経常利益が過去最高水準？これ自体が本当なのか？単なる為替の魔術ではないかと思うのだが・・・設備投資や研究開発の動きは低調であり、企業の保有する現預金等が増加・・・為替を考えると、ある程度のドルを握っていないと商売できない・・・それに・・・例えばフルートをアメリカに1本5000ドルで卸しているとすると１本卸して40万円だったのが60万円の売り上げになるんですから・・・3年前10本売れていて400万円、今年は8本だった480万円・・・最高益だ・・・売り上げと製品実績が合わないなあ？設備投資しようか？研究開発費に使うか？どうする・・・？とりあえず現金で様子を見るか・・・

　また、設備年齢は過去 20 年間で５～６年老朽化しており、古い設備で他国の企業と競争をする状況に陥っている。これも、実情を反映しているのでしょうね・・・設備の更新を行う余力がない・・・他方、世界的な第４次産業革命の進展や、地球環境問題への対応も必要となっており、産業や技術の新陳代謝を加速する必要性が高まっている。・・・インダストリー4.0なんか、メルケル首相が来た時からでは？政府が話題にし始めたのは？首相官邸ホームページ検索首相官邸ホームページ - 第４次産業革命　多少は先行するものはありますが・・・何しろ、日本語の資料そのものがほとんど無かったですからね・・・ロボット・航空宇宙関連でわずかに・・・　政府がはっきりと意識したのが・・・平成27年3月9日日独共同記者会見平成27年総理の演説・記者会見など記者会見首相官邸ホームページ　このあたりですかね？世界の動きにすでについて行けていないような感じ・・・

　政府は貪欲に海外の情報を収集する体制に無いのかね？国がリードしていないのか？・・・木戸幸一君なんかよく勉強していましたからね・・・政府の中枢の政治家が結構色々な本を読んでいますからね・・・木戸幸一日記も読まなきゃ！地球環境問題・・・近頃、日本は大量の石炭火力発電所を作っていますからね・・・そして、輸出も・・・高効率というものの、近頃は国際社会の目も厳しくなっているような感じですからね・・・でも、基本的に貧乏だからなかなか、石炭火力から脱却できないような感じですがね・・・

　なまじ、日本は金持ち意識があるのかね？ダグラス・有沢の法則じゃないけど・・・・金持ちだと金で何とかなるから研究をサボる、貧乏だと金が使えないから研究する・・・産業や技術の新陳代謝を加速する必要性が高まっているが、知らないものは導入できない・・・単なる現状維持程度になっているのかね？必死になって時代を追いかけるってのは・・・貧乏だからなのなのかもしれないからか？貧乏ってのは満たすべきものを明確に知っているという事でですかね。金持ちは満足の中にいるから求めない、それでいて、不思議なものを求めるのではないかと・・・従って、他の者にはその価値が良くわからないものを欲しがったり、作らせてしまったりするとかね？

　さて・・・ＴＰＰにより、日本企業が国内と同様に活躍できる市場が拡大し、研究開発拠点を始めとした投資のハブとしての日本の魅力が高まる。・・・のか？私には、こいつは・・・無理じゃないかと・・・閉鎖的・猜疑心が強く・価値観の異なるものを馬鹿にし、容易に認めない・・・横並びが好きで、合理化であっても、物事を変えることを好まない、論理より感情を優先する、上司は基本的に馬鹿・・・確かに、士官は兵隊の国で遊んではいけないのだが、士官が士官としての能力の欠如、それを嘘とハッタリで地位を利用して胡坐をかこうとする・・・みっともないと思うが、それもまた文化・・・投資のハブには絶対にならないのではないかと・・・自由な議論のできない地で・・・研究開発だって？

　何しろ、人の業績を盗むのがワンサカいて、研究内容をノートにも書けないのだからね。自分の業績と、他人の業績をきちんと記録する研究ノートが基本だと思うのだが・・・XXの示唆を受けて、XXの研究から・・・XXとの共同研究の先に・・・こういったので、忘れたころのノーベル賞・・・日本ではノートすら取らない・・・

　今こそ長くしみついたデフレマインドから決別し、企業の内部資金を活用し攻めの投資、具体的には労働力不足に対応するための省力化投資、高付加価値を目指す投資、ＴＰＰに対応するための投資や省エネ・環境投資等を積極果敢に行うことで名目ＧＤＰの伸びを上回る設備投資を実現する。

　ああ、何で・・・企業の内部資金を活用し攻めの投資・・・他人の金での話をする？無借金で、貯金があればデフレが好きになる。借金の山があれば、デフレが嫌いなのは良くわかりますがね・・・人間中心で考えると・・・労働力に応じた投資を行えばOK・・・労働者を食わせるのに十分な仕事、株主にも配当を・・・これで十分、さらなる利益は税に消える・・・ダグラス・有沢の法則はここでも健在かね？家族内の主たる働き手と従なる働き手の関係・・・主たる働き手に十分な稼ぎがあれば、従たる働き手の出番は減る。満足すれば、それ以上は求めない・・・満足していないのは政府だけか・・・

　なんだか、受験生の親みたいだね・・・親だけ焦っている、子供はマイペース・・・あとちょっと成績があれば・・・やきもきするばかりで、何の実効的手段を持たない・・・何とかなりませんか？宿題は？特別に何かすることは？

　省エネはあきらめたら・・・何かをやるには大きなエネルギーが必要ですから、軌道に乗ったら省エネを叫べば良さそうな気がしますが・・・まあ、エネルギーそのものが無策でない状態だから仕方ないか・・・無駄に遊んでいる原子力発電所、世界の嫌われ者の石炭火力発電所が大好き・・・困ったものだ。

2015.12.21