一億総活躍国民会議は何なのやら・・・？まだまだ続くの続きの続きの続き

現在をうろうろ（1419）

　一億総活躍国民会議は何なのやら・・・？まだまだ続くの続きの続きの続き

　さて・・・一億総活躍国民会議の中身はなんだかね・・・年寄の繰り言みたいに同じような事が繰り返されていますね。どうも、日本の会社の上司みたい・・・繰り言を聞いて「カイゼン」に走らなければならない下々・・・何で、何の方策も知恵も出せない者たちが偉そうにしているのか？なんだか、地位に反比例して活躍＝賃仕事が薄くなるのではないかと・・・そのくせ大きな給料・報酬を求めるようになる・・・嘘やハッタリは御免だ！もうたくさん！という感じですね。

■ローカルアベノミクスの推進を通じた地域の付加価値創造力の強化
○「地方版総合戦略」に基づく、具体的な成果目標と PDCA サイクルを備えた地方における先駆的な取組（IT を活用した中堅・中小企業の生産性向上や新事業促進、農林水産品の輸出拡大、観光振興、対日投資促進等）を、人材面・情報面を含めて支援する。【特に緊急対応】

　こんなのを見ても、方法論が無くて、具体的な成果目標、PDCAサイクル・・・地方には人材がいないから地方で、先駆的な取り組みは基本的に都市で行われるもので・・・ありえない話を・・・緊急対応・・・

　だって、今回の名目GDP600兆円は・・・PDCAサイクルを無視した話ですからね・・・Plan（計画）→ Do（実行）→ Check（評価）→ Act（改善）・・・名目GDP600兆円！が叫ばれ、プランは元から無い、目標だけが独り歩きだから・・・計画なしに緊急対応で、巧遅拙速に如かず・・・により、バラマキが行われ、評価は？改善すべきものは？どうしよう・・・というやつですからね。

　確かに計画立案のための時間は1か月ありましたが・・・無理だね。私だと第一プランは、円安誘導１ドル144円、これで名目GDPは600兆円になるとしちゃいますが・・・経済がどうなるかは知らないよ！ってね。近頃は偉大なる安倍晋三閣下が日本に戻ってくると株価が下がる・・・面白いね。

　アベノミクスにはプランそのものが無くて、単に掛け声と嘘ばかりですからね。PDCAサイクルなど端から存在しないが・・・それを地方へ要求しているわけですね。地方版総合戦略・・・これって、勝手に立案しろ、いい案があったら金を出すってやつでしたっけ？これって、基本的に、地域産業の振興策を考えなければならないわけですからね。伝統産業のある地域はそれなりに立案できますが、単なる農業地帯などでは産業化がかなり困難・・・掛け声は簡単、農業の6次化でおしまいですからね。現実に行うとなるとそれができるかどうかは問題になる・・・多分、無理・・・できるなら、すでにやっている・・・英知を集めて行う事柄が・・・田舎のお百姓さんに・・・頭を使わなければならない人間が頭を使わずに丸投げが「日本らしい日本」ですかね？

　結局は、金のばらまき方を考えて・・・おしまいでしたっけ？

　人材の存する国が立案しなければならないものってあると思うわけですが・・・中国の地域産業プランは面白い・・・石灰石の取れるところへ鉄道を引いて、資材と石炭を運んで、石炭火力発電所とセメント工場を作る。あとは、生コン工場を置いてプレキャスト製品を作って、道路を伸ばし・・・電力と石炭を利用した産業を興していく・・・明確なプランを持っていますからね。近頃は瀝青炭などは石炭化学工業の原料に使われているようですね。石炭を運び込んだ先に鉄鉱石があれば鉄鋼業・・・内陸都市を興すのはお手の物という感じですからね。基礎物資を送り込む事で内陸都市の活性化・・・日本は内陸都市からの収奪で海浜都市の繁栄を生み出しているから、物資の流れを変えない限り、地方再生は無い事になる・・・自明・・・

　物を運ぶ鉄道建設・・・これは国のプランですからね。地方のプランにはなりえない・・・北海道なら可能だが、北海道には金がない。自明・・・日本の鉄道は人間を運ぶのに特化していますから、やがて、ネットでお仕事の時代にはさらに縮小されることになるのでしょうね・・・同時に都市への集住がさらに進む・・・地方交通機関の弱体化と地域サービスの低下を考えるとね・・・サービスを安価なものにするためには集住となるわけですから・・・これまた、自明・・・ITで高度化したウサギ小屋文化の完成・・・結婚しても別居のままで、基本は通い婚になるのかね？日本伝統の・・・男女で明確な役割分担が行われる素敵な社会像は・・・見えますが、はっきり言ってあまり見たくない・・・そんな気がしますね。家は寝に帰る場所・・・私なんかは、その最先端の生活をしているようなものですね。

　プランは各地方にお任せで先駆的な取組（IT を活用した中堅・中小企業の生産性向上や新事業促進、農林水産品の輸出拡大、観光振興、対日投資促進等）を、人材面・情報面を含めて支援する。【特に緊急対応】・・・こんなものが田舎で対応できるのか？少なくとも、私の遊び場の半径1ｋｍ圏内にそんな実効性のある計画の立案のための知識を持った人間は存在しないと思うのだが・・・山野草やその食べ方に関しては知らぬことがないような人は山ほどいますが・・・IT、それは何だ？

　でも、きっと、下関市では先進的な取り組みが行われているのかもしれない・・・何しろ、偉大なる安倍晋三閣下の票田ですからね。ここが最も最初に、先駆的な取組（IT を活用した中堅・中小企業の生産性向上や新事業促進、農林水産品の輸出拡大、観光振興、対日投資促進等）を、人材面・情報面を含めて支援する。・・・先駆的な取り組みに対して予算や人材があてがわれる可能性が高いでしょうからね。下関で行うべき事は何か？と東京から大号令をかければ・・・奮い立って立案に駆け付ける人が現れてもおかしくないですからね。そのための、国会議員を地方から送り出しているはずですから・・・中央から号令をかけて地域の振興に資するのが、衆議院の地方区からの選出の議員の務めですからね。

　清廉潔白に、モデルケースの構築を行えばよいわけですから・・・下関を貿易・産業・観光特区に指定して国の英知を傾けるとかね・・・モデルケースが上手くいけば・・・計画は良いことが証明される、改善を経てほかの地域へ広げて行けば良いわけですから・・・Plan（計画）→ Do（実行）→ Check（評価）→ Act（改善）・・・これを繰り返せばよい・・・下関と同じように港を持つかつての中核都市の再生モデルの完成が見込まるはずですが・・・国の英知を傾ける気配はなく・・・国の財政が傾きそうなことばかりやっている・・・不思議な日本・・・政治劇ばかり・・・

○事前防災のための国土強靱化を推進する。その際、「国土強靱化地域計画」の策定を促進する。

　何で、こいつが入ってくる？確かに災害によって失われる財貨の滅失を防ぐのは重要だがね・・・策定の促進ね・・・これって、前にも出ていて内容が無かったような・・・これまた具体性は無しだね・・・限界集落の撤収と、社会インフラの撤退準備をすることを考えるのかね？あの橋はあと10年しか持たない・・・10年以内に橋から先の地域の撤退を行う・・・事前防災か・・・積極的なものであるなら、都市デザインから始める必要があるでしょうね。日本の都市は、河川の河口に広がっていますからね。津波も水害も・・・液状化も・・・空襲に対する避難計画も・・・特に、軍事プランは国の仕事ではないかね？・・・中央がモデルプランを出せないのかね？それが気にかかるのですが・・・空襲や上陸作戦が敢行されたときの避難計画と、都市防災における避難計画は重なるのではないかね？エアクッション艇の侵攻と津波の進行は似ている

　最優秀な人材が中央に居るわけだし・・・広く世界を見渡す人材だって中央にあるわけですからね・・・地方からは先駆的な動きがあるわけがない・・・そのための中央だから・・・しかし、中央は促進する！がんばれ～との掛け声だけ。田舎政治屋が旗振りではやはり田舎政治の枠を越えられないのかね？まあ、仕方ないよね。偉大なる安倍晋三閣下だから・・・安倍晋三閣下万歳！世界に冠たる日本　万歳！

2015.12.15