現在をうろうろ(140)

 安全保障の法的基盤に関する懇談会の報告書は? その14

 未来を考えるのに、過去の経緯はそれほど重要ではなさそうな気がするのに、何かちょっと変な気がします。まさか、原稿料の問題かと疑いたくなりますね。制限無しで1枚あたりXX円とか決まっていたら・・・とか、出てくる事例のほとんどが、現行の枠組みを守るための警察権の話になっているのに、それをすり替えて自衛権の話にしているような気がしてね・・・

 ああ・・・また、農業で騒ぎが起こっている・・・5月28日から始まった悪夢の再来か・・・なんだか、定義の定まっている言葉に新しい意味を加えて話すから、二枚舌になり・・・不思議の国に迷い込むような?さて、続きは・・・・

 しかし、その後の国会答弁において、政府は憲法上認められる必要最小限度の自衛権の中に個別的自衛権は入るが、集団的自衛権は入らないという解釈を打ち出し、今もってこれに縛られている。集団的自衛権の概念が固まっていなかった当初の国会論議の中で、その概念の中核とされた海外派兵の自制という文脈で打ち出された集団的自衛権不行使の議論は、やがて集団的自衛権一般の不行使の議論として固まっていくが、その際どうして我が国の国家及び国民の安全を守るために必要最小限の自衛権の行使は個別的自衛権の行使に限られるのか、逆に言えばなぜ個別的自衛権だけで我が国の国家及び国民の安全を確保できるのかという死活的に重要な論点についての論証は、上記T.1.(1)の憲法解釈の変遷で述べたとおり、ほとんどなされてこなかった。すなわち、政府は「外国の武力攻撃によって国民の生命・自由及び幸福追求の権利が根底からくつがえされるという急迫、不正の事態に対処し、国民のこれらの権利を守るための止むを得ない措置としてはじめて容認されるものであるから、その措置は、右の事態を排除するためとられるべき必要最小限度の範囲にとどまるべきものである。」(1972年10月に参議院決算委員会に提出した政府の見解)として、集団的自衛権の不行使には何の不都合もないと断じ、集団的自衛権を行使できなくても独力で我が国の国家及び国民の安全を本当に確保できるのか、ということについて詳細な論証を怠ってきた。

 やはり、集団的自衛権の意味が微妙に古臭いような気がしますね。何のイメージなのか?旧式な軍事同盟みたいな?久々で日英同盟でも眺めますかね。確か、あれには自動参戦規定があったような・・・おぼろげな記憶・・・アジ歴トピックス 日英同盟 近頃は便利だね・・・直ぐ、目的の纏まったものが出てきますから・・・しかし、大部な物のようで気が萎える、条文だけ眺める事にして・・・まさか、中国を日本と米国で山分けする事を考えているとか?まさか、そこまでの妄想を抱いているとは考えにくいが・・・しかし、なんとなく旧式な軍事同盟のイメージからすると・・・大不列顛国を米国と置き換えて読んでいくと面白いかね?

 まさか、北朝鮮を崩壊させたとしての・・・その後の中国・朝鮮半島の去就を思い描いているとか?・・・ざっと条約文を眺めましたが、なんだか日英同盟のようなものをイメージしているような?そんな気がしてきますね。帝国主義的な領土の保全・・・まさかね。ただ、同盟のイメージって・・・同一の同盟条約文でも微妙な解釈の差が言語によって生まれたり・・・なかなか厄介なものであるとも言えるし・・・困ったものですね。なるべく段落で区切っていますが、切り方を変えるだけで大きく印象を変えてしまうときもあるし・・・注意を払うべきところは沢山ある・・・続きは・・・

 国家は他の信頼できる国家と連携し、助け合うことによって、よりよく安全を守り得るのである。集団的自衛権の行使を可能とすることは、他の信頼できる国家との関係を強固にし、抑止力を高めることによって紛争の可能性を未然に減らすものである。また、仮に一国が個別的自衛権だけで安全を守ろうとすれば、巨大な軍事力を持たざるを得ず、大規模な軍拡競争を招来する可能性がある。したがって、集団的自衛権は全体として軍備のレベルを低く抑えることを可能とするものである。一国のみで自国を守ろうとすることは、国際社会の現実に鑑みればむしろ危険な孤立主義にほかならない。

 まともじゃないですか・・・集団的自衛権を唱えて、孤立主義的に考え・・・さらに、その独善的な孤立主義の下に無理やり軍事同盟をかざして戦争に参加させようとしているのか?なんって感じてしまいますからね。多分、実際問題としては、自衛隊の予算を削ってでも、海上保安庁の予算を増額した方が安全保障になると思うのですがね。そして、もう少し外交問題について内閣が考えれば国際平和に貢献できるのではないかと・・・国際平和って、外交を通じて成し遂げられるもので、決して軍事力が担保するものではないと思いますから・・・積極的平和外交をスローガンにすれば良かったのではないかと・・・地球儀を俯瞰して、妄想的に軍事力による積極的平和主義を唱えると・・・チャップリンの独裁者でも見る事をお勧めしますが・・・あれになってしまいますね。まさか、落ちはヒンケルと床屋を一人で演じるのかね?まあ、感動的な演説で締めくくられればOKですがね。最後までマッドハッターを演ずるのか?

 そうね・・・言語明瞭意味不明とは違った・・・明快な言語を迷快に使って・・・じゃなくて、続きを・・・


 そもそも国際連合憲章中の集団的自衛権の規定は、1945年の国際連合憲章起草の際に国連安全保障理事会の議決手続に拒否権が導入されることになった結果、国連安全保障理事会の機能に危惧が抱かれるようになり、そのため個別的自衛権のみでは生存を全うできないと考えた中南米のチャプルテペック協定参加国が提唱して認められたものであるという起草経緯を改めて想起する必要がある。

 また冷戦構造での話になってますね。これって意図的なものかね?チャプルテペック協定1945年の?これって、リオ協定の前身でしたっけ?フォークランド紛争では、リオ協定の集団的自衛権は行使されなかったような?一応、リオ協定を眺めると・・・INTER-AMERICAN TREATY OF RECIPROCAL ASSISTANCE

The High Contracting Parties formally condemn war and undertake in their international relations not to resort to the threat or the use of force in any manner inconsistent with the provisions of the Charter of the United Nations or of this Treaty.

 こんな具合ですね。基本的に戦争が禁じられています・・・基本的に集団的な自衛を行うという枠組みがあるという事で、アメリカ主導の集団的自衛権の枠の中にあるという事のようですね。南北アメリカはアメリカの武力の暈の中にあるという事なのではないかと・・・日本もこれに参加したら?しかし、フォークランド紛争ではこの集団的自衛権は発動されなかった・・・国際政治の中では安全はなかなか難しい・・・英米の枠組みの方が強かったのか?それとも、フォークランドの英国の実効的支配に対する、アルゼンチンの領土的な侵攻であったとしてなのか?ちょっと気になりますね。一応、我が国も中国も研究しているでしょうから・・・どうなる事やら?その研究の成果はどこがまとめているのやら?防衛省?それとも外務省か?防衛省・自衛隊:サイト内検索結果 フォークランド 外務省 検索 フォークランド どうも外務省のようですね。集団的自衛権と言っても・・・勝手に始めた戦争までは担保できないという事ですかね。これでは中国の手口を研究した方が早そうですね。

 いっそのこと・・・アメリカあたりの石油リグを借りてきて設置・・・運用は日本だが・・・作業員は欧州から集めてきて、多国籍で調査事業を始めてしまうとか・・・多くの国の思惑を巻き込んで強行するとかは?中国企業も何かに参加させるとか・・・強行する方法を考えた方が良さそうな・・・強行できるような国策会社・・・海上警備保障会社と石油リグや作業員をかき集める海外のペーパーカンパニー・・・連絡が取りにくい会社が勝手にやってる・・・日本政府としても困っている・・・これで、日本もテロ国家・・・外交交渉を派手にやって、その実、裏で既成事実作り・・・これしかないでしょう。軍事衝突なしで、海上保安庁に楯になってもらう・・・そのためには・・・砕氷船のような強靭な巡視船、強靭であれば体当りを気にする必要がないので、攻守の関係がはっきりしますからね。そして、ネットへリアルタイムに映像を流して、奮闘の様子を流せばOK・・・

 そもそも国際連合憲章中の集団的自衛権の規定は、1945年の国際連合憲章起草の際に国連安全保障理事会の議決手続に拒否権が導入されることになった結果、国連安全保障理事会の機能に危惧が抱かれるようになり、そのため個別的自衛権のみでは生存を全うできないと考えた中南米のチャプルテペック協定参加国が提唱して認められたものであるという起草経緯を改めて想起する必要がある。

 残念ながら・・・同盟国はアルゼンチンを助けなかった・・・起草の経緯など・・・あまり意味がない。所詮言葉遊びの域を出ないような?国際社会では基本的に外交能力が優れたものと、それなりの正義があるものの勝利になるような感じですね。軍事力は基本的に危険な最終手段で・・・警察力の範囲で始末できる方が良い・・・ちょっと、ここらで切るか・・・続きは次回・・・

2014.05.23

  

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