偉大なる安倍晋三閣下の2015年11月22日のクアラルンプールでの記者会見は・・・？(4)

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　偉大なる安倍晋三閣下の2015年11月22日のクアラルンプールでの記者会見は・・・？(4)

　さて、続きは・・・？・【安倍首相記者会見（上）】南シナ海情勢「法の支配の重要性、各国と発信できた」（1-6ページ） - 産経ニュース　とか、【安倍首相記者会見（下）】「テロ未然防止、できる対策はすべて講じる」（1-6ページ） - 産経ニュース　何か有意義な話をしたのだろうか・・・？

　「国際法を順守する世界のどこであっても航行の自由や上空飛行の自由は守られなければならなりません。いかなる紛争も力の行使や威嚇ではなく、国際法に従って平和的、外向的に解決するべきであります。東アジアサミットでは南シナ海の情勢を中心に、まさしくこの点が主要テーマとなりました。その結果、海の平和と安全を守り航行の自由を確保するため、各国が国際法に基づいて責任を持って行動し、緊張関係を生み出す行動を厳に慎むことで強いコンセンサスが得られたとそう考えています。共通のルールの上に、関係国が対話を重ねることによって、相互の信頼を培っていくことができると考えます」

　毎回同じだね。真理だからと言って繰り返しても仕方ないのでは？中国は国際法を順守していない！と叫んでいるだけでしょう・・・でもね。中国としては、南シナ海は自分の領海だと主張していますから、その枠内においては、国際法に順守しているのかな？なんてね。なにぶんにも、偉大なる安倍晋三閣下は勝手に法を解釈してしまいますからね。自分にとって都合の良い法の順守を叫び、自分の都合の良い解釈で叫ぶわけですから・・・これは法による支配ではなく、法を支配しようとしているわけですからね。法を支配することで、その法で国民を支配する・・・これって、一般に独裁制というやつだと思うのですがね。ナチスが使った手法ですからね。

　したがって、偉大なる安倍晋三閣下はヒトラーと同じ考え方をしているとしか思えないわけです。まあ、頭が悪いから仕方ないでしょうね。国際法は条約法ですから・・・条文があるわけではなく、慣習法ですからね・・・法は合意によって成立する。法は見出されるものだと私は信じているので・・・架空の国際法典でも偉大なる安倍晋三閣下の下にはあるのでしょうね。気を付けないと、無知をさらして恥をかくことになる・・・恥を雪ぐには・・・戦争だ！・・・お馬鹿な不良高校生と同じ行動ばかりしていますからね。肝試し的な事が好きで・・・靖国神社に参拝して・・・今度はG7サミットで各国の首脳を神聖な伊勢神宮へ連れて行きそうですからね・・・辞退する首脳が出るのではないかと・・・敬して遠ざける・・・誰かが辞退したら、みな行かなくなるかもね。宗教施設ですからね・・・まあ、神道は宗教ではないという見方もあるし・・・表敬ならOKってのもありますが・・・キリスト教系の支持基盤の首脳もいますからね。

　いずれにしても・・・我が国の国益からすると東シナ海の開発をしなければならないのでしょうが、そのためには・・・開発のためのルール作りを行う必要があるでしょう。幸い、南シナ海では当事者適格は日本政府には無いから、国際会議を開くための根回しをして・・・南シナ海の開発のためのルール作りに尽力すれば尊敬されるはずですが・・・今やっているのは、大声で陰口をたたいているだけですから、多分尊敬されない・・・南シナ海の利権を主張している国々からすると、余計な事をしやがって！同じ手が使えないじゃないか！勝手に緊張を高めるな・・・とか、言われているのではないかとね。

　まあ、島なのか岩であるかわからないようなものを加工している国はあちこちにありますから・・・一例としては・・・左のような構造物があったりしますね。20°25'22.7N 136°04'30.1E - Google マップ　ここですね。

　右のようなやつもありますね。これって島なのか？それとも埋め立てたのかわかりませんが・・・7°36'25.1N 113°55'49.1E - Google マップ　ここですね。

　他に怪しげなのは・・・

　左のようなものもありますね。これはどこのだか？島なのか岩礁を加工したものなのか・・・よくわかりません。これは・・・7°53'31.5N 112°55'17.2E - Google マップ　私にはあまり区別することができませんね。

　右の写真・・・こんなのもありますね。8°51'00.1N 114°38'19.7E - Google マップ　ここですね。

　どれが、中国のものなのやら？なんてね・・・有名な奴は分かりますがね。

　左の写真が中国のものですね。9°32'58.8N 112°53'24.4E - Google マップ　結構、色々と所属不明なものがありますからね。南シナ海は興味深い・・・

　だから、こういったものに対する開発のルールは事実上存在していない・・・ある意味、無法地帯という事なんでね。私だって、お金があれば、大型のコンクリート船に土を積んで新月の夜に座礁させて領土を・・・なんてね。多分・・・南シナ海の当事者としては・・・あまり騒いでもらいたくない雰囲気がありますからね。岩だと言われているものを島だと騒いでいる所もあるし・・・まあ、色々ですね。海洋法に関する国際連合条約　第121条第3項　人間の居住又は独自の経済的生活を維持することのできない岩は、排他的経済水域又は大陸棚を有しない。　こんな条文もありますが・・・偉大なる安倍晋三閣下はこの条項は認めないと思いますね。

　つまり、法というのは恣意的な解釈を行う人間というのが必ず現れる事になるわけです・・・各国が国際法に基づいて責任を持って行動し、緊張関係を生み出す行動を厳に慎むことで強いコンセンサスが得られたとそう考えています。共通のルールの上に、関係国が対話を重ねることによって、相互の信頼を培っていくことができると考えます・・・なんだか、この内容は変じゃん？随分とトーンダウンですね・・・関係国が対話を重ねることによって、相互の信頼を培っていくことができると考えます・・・日本は、南シナ海に関しては関係国とは言い難いのでは？なんだか、釘を刺されてきたみたいな感じですね。

　あれ、これは中国の仕事ですね・・・右のやつ。どうやら上の人工島の作業を終えた船団が、以前から中国が拠点を置いていたところで作業を始めているようですね。10°54'47.4N 114°03'40.8E - Google マップ

　今後、どのように南シナ海を開発していくのやら・・・ほら、出番じゃないかね・・・共通のルールの上に、関係国が対話を重ねることによって、相互の信頼を培っていくことができると考えます・・・関係国の対話を、当事者でない日本が取り持つというのは？でも、おしゃべりや素敵なリーダーシップや、人間性をお持ちでないことで、偉大さを示しているような政治屋にはできないのが問題ですね。

　ちょっと気になるのは・・・この地域に関する日本の知見ですね・・・どれだけ情報を集めて分析しているのやら？日本の誇る高性能の偵察衛星が毎日監視しているのかね？

　とにかく、陰口しか叩けない人間は、表に出て何をかすることはできないという、至極当然なことですね。

　まあ、アメリカ様のご追従で叫んできたというだけでは・・・当事者のように振舞いたいなら・・・南シナ海の開発管理に関する国際会議でも主催するしかないのでは？何もできないやつが余計な事を言うな！と嫌われる可能性が高いですからね・・・どの国も、支配権のために様々に動いているわけですからね。日本だけが国益を叫ぶわけではないのでね・・・

2015.11.25