現在をうろうろ(1372)
日本貧窮者経済新聞
 豪州ポート・ダーウィンが中国の手に落ちた・・・?

 オーストラリアのダーウィン港が・・・敵、中国の手に落ちたようですね。こんな状況で、オーストラリアと安全保障だとかやっているのも不思議な気がしますが・・・ちょっと、面白いね。だって、偉大なる安倍晋三閣下はオーストラリアと連携して中国包囲網とか騒いでいるわけですから・・・どんな、網なのか?

 さて、報道を眺めていると色々な事がありますね。オーストラリアのダーウィン港が中国系企業によって99年間のリースとか・・・オーストラリアの潜水艦関連の記事を眺めていると、その中にありましたね。豪ダーウィン港を中国企業が管理 オーストラリアに伸びる中国の手 ザ・リバティweb この報道での懸念は・・・

さらに、オーストラリア北部のノーザンテリトリー政府は10月、中国企業の嵐橋グループに約5億豪ドル(約440億円)でダーウィン港を99年間リースする契約に調印。中国の豊富な資金力を活用し、港湾施設を近代化する狙いがある。

しかし、ダーウィン港には軍事拠点がある。毎年100隻以上のアメリカや友好国の軍艦が、オーストラリア軍との合同訓練などのために使用している。ここを中国が管理することになったらどうなるか……。アメリカ海兵隊やオーストラリア軍からは深刻な警戒の声が上がっている。


 こんな感じですね。ダーウィン港に大きな軍事拠点はあったっけ?なんって、私だと考え込んでしまいますが・・・数隻の艦艇がここを利用することがあるのは知っていますが、大きな軍港があるなんってイメージが無くてね・・・通常でも、ここには中国船が寄港していますから・・・なんだろう?と気になるわけです。

中国が推し進める「海のシルクロード」の拠点の一つに、ダーウィン港が組み込まれる可能性が高くなっている。

 まあ貿易は自由ですから、どこの港にだって友好関係のある国ならば別段・・・東京港への中国船の入港阻止とかの話は無いですからね・・・本気の中国包囲網とかなら、こういった貿易の制限とか叫ばなければならないのでしょうが、そういった気配がないので・・・私には中国包囲網の意味がまるで分からないわけなんでね。

 さて、実際にどこを借りたのかの問題ですが・・・中国企業、豪ダーウィン港の99年間のリース権を取得 新華ニュース 中国ビジネス情報 これによると・・・

オーストラリア・ノーザンテリトリー政府は13日、中国嵐橋集団と総額が5億600万オーストラリアドルの協力契約を締結し、ダーウィン港の土地、イースト・アーム港の周辺施設及びフォート・ヒル港を中国嵐橋集団にリースし、リース期間を99年にした。ノーザンテリトリー政府は他の港湾の関連施設の運営権を握り続けながら、監督管理の職能をも果たすと発表した。

 なんだ、フォート・ヒルにイースト・アームかとなるわけですね。日本軍は昔、このポートダーウィンを空襲していますね。港湾施設はこの時代は・・・大したものは無かったのではないかと・・・泊地程度で、桟橋も木造のが伸びていたようですね。修理施設は無く、補給だけが行えるような感じですね。基本的には戦前も、今も、海軍の艦船にとっては、修理施設などの基地機能を持たない一般的な停泊地という感じですね。

 戦前は、左のような大型の木造桟橋が伸びていたようです。

 現在は、基本的に、右の写真の左の囲みの中の右端のフォート・ヒル港と右の囲みのイースト・アーム港の周辺施設を貸す・・・というようですね。海軍が良く補給に利用しているのは12°28'19.8S 130°50'42.5E - Google マップ このあたりの桟橋ですね。

 この海軍の利用する桟橋はクルーズ船のターミナルになっていて、給油施設があるからですね。

 海軍専用桟橋というわけではないので、左の写真のように2隻の軍艦と1隻の小型クルーズ船が停泊していたりするわけです。

 最初の記事では軍事拠点と書かれていますが・・・海軍も利用する一般港湾という事になるようです。左の写真の結構大きな軍艦は・・・HMAS Kanimbla かな?カニンブラ級揚陸輸送艦、元は米国のニューポート級戦車揚陸艦で、それを大規模に改装したRO-RO船ですね。2011年に退役して解体されてしまった船ですね。

 貿易に関しては・・・

2014−2015年、ダーウィン港の貨物取扱量は340万トンで、半分ぐらいは中国との貨物貿易で、鉱石を主とした。鉄鉱石輸出量の激減を受け、ダーウィン港の貨物取扱量は2014−2015年に40%下降したが、ここを経由して輸出された生きた牛の数は前年同期比で51%増の61万3000頭に達した。

 生きた牛の輸出を行っている・・・ダーウィンには第一次世界大戦ごろから食肉加工工場があって、牛肉の缶詰を作っていたみたいですからね。そういった素地があるのでしょう。

 しかし・・・この港を中国に貸し出した・・・偉大なる安倍晋三閣下はどうするのかね?ここも爆撃対象になったのかね?オーストラリアが中国包囲網の一部になるのではなかったのかね?中国の橋頭保がオーストラリアに生まれたのでは?だから、偉大なる安倍晋三閣下の中国包囲網も事実上私の妄想と同じように存在しないに等しいのではないかとね。

 単に、偉大なる安倍晋三閣下の眺める外交遊びの地球儀の上に、万里の長城のように存在する空想の包囲網があるだけではないかとね。そして、勇ましい掛け声で、国民を騙そうとしているような感じですからね・・・経済の活性化のための手段を講じていないで・・・金をばらまいても意味は無い、国が主導して金を使うなら分かりますがね・・・多分、金の使い方を知らないのではないかと・・・?可哀そうな、偉大なる安倍晋三閣下・・・あまり、敵意をむき出しにして騒いでいると・・・不良高校生のいる家と同じような扱いを周辺から受けるのでは・・・あそこの息子さん、交番の前でタバコを吸ったとかイキガッテいるけど、怖いわね。何するかわからないわね。時々、やくざの事務所へも顔を出しているとか、小さな子を言い負かしたとか、時々ナイフを研いでたり・・・近寄らない方がいいわね・・・あの家の人とも関わり合いにならない方がいいわね。

 もうじき国際社会で同じような事が起こるのではないかと・・・だって、周辺諸国と仲良くできないのは世界が知っていますからね。「日本らしい日本」の田舎の親分さんのつもりでやっているのかもしれませんが・・・

 しかし、中国包囲網ってのは何なのかね?公海の自由航行は認められていますから、どんな風な包囲網なのか?日本政府が、中国製品の禁輸措置でも取れば、こりゃ中国包囲が始まったぞとわかりますが・・・中国経済が減速すると、日本経済も影響を受ける時代ですからね・・・私の身の回りにも中国製品が多くてね・・・その意味でも非国民かね?政府主導の中国製品の不買運動、国産品の奨励・・・そういった話は聞かないし・・・一体、中国包囲網ってのは何なのかね?中国を包囲してみんなでの仲良くなっちゃって・・・日本だけ仲間外れになっていたとかじゃないかね?どう見ても、中国包囲網にと声をかけている国々は日本の国益のために日本の取り巻きになりそうにない、どちらかというと・・・日本を遠巻きにして冷ややかに眺めているような感じがしますからね。このあたりが、前科者のつらいところかね?

2015.11.24

  

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