現在をうろうろ(1319)
日本貧窮者経済新聞大なる安倍晋三閣下のカザフスタン行きは・・・?(3)

 さて、前回に引き続いて・・・平成27年10月27日 カザフスタンにおける安倍内閣総理大臣政策スピーチ 平成27年 総理の演説・記者会見など 記者会見 首相官邸ホームページ 色々と出かけてくれるので、GoogleEarth であちこち眺めることができますね。しかし、どうも日本ってのが色々な意味で特殊な国に見えてね・・・世界を見て、日本を眺めるという感じでね・・・那覇とグアムではまるで環境が違うという事なんです。

 首都がしょぼい国も随分とあるし・・・日本は集住が基本なのかね?あれ・・・中途半端なところで切っていましたね・・・続きは・・・

 付加価値の階段を上がりたい、産業を多角化させたい、そのために質の高いインフラを作りたい。今回の訪問で、希望の声を随所で聞きました。日本への期待がどれほど高いか、今回私自身、つくづく実感いたしました。
 このような協力は既に始まっています。カザフスタンには、昨年コスタナイにトヨタの工場が完成しました。ここで製造されたトヨタの自動車は、カザフスタンの若きエンジニアたちが、日本の高い自動車技術を活用することで生み出しているものです。


 ざっと、カザフスタンを眺めていますが、ロシアの影響が色濃いですね。トヨタの工場だか委託生産販売だかも、なんとなく・・・部品で出荷して現地で組み立てのようですね。地元の製品は使っていないような感じですかね?トヨタ、中央アジアで初めて生産開始 TOYOTA Global Newsroom どうやら、部品製造の技術が無いということですかね?CKD/SKD生産ですから、全ての部品を輸出して・・・現地で部品を溶接して組み立てて塗装して部品を組み付ける、ボルトで組み立てるという話ですね。

 したがって、日本でのような下請け企業から作り上げていくような面倒なことはしたくないということですね。こうなると、基礎工業が発展しないね・・・まあ、発展されてしまうと・・・勝手に自動車を生産するようになって、新たなライバルを生み出すことになってしまうか・・・

 この国もそれなりに自動車工業の基本はあるようですからね・・・一応・・・53°14'55.1N 63°35'32.6E - Google マップ この工場はディーゼルエンジンの製造を行っているようですから・・・ただ、この工場は元ディーゼルエンジン製造工場とかの情報がある・・・ロシアが撤退して再稼働しているのかしていないのか?どうも、情報が不安定ですね。

 内部は左のようなもののようですね。どうやら、日本の規格に合うような部品製造ができるようなラインに投資するとかは無さそうですからね。

 結局のところは、コリンズ級の潜水艦の更新に見られるように、日本で製造したい・・・という意思が強いような感じですね。競争相手を作る必要は無いということなのか?

 あれ?コリンズ級の代艦は・・・オーストラリア海軍の次期潜水艦購入交渉、仏DCNS社のバラクーダ型が最有力候補に浮上 - BusinessNewsline この記事には・・・

 通常動力型潜水艦で4000トンを上回る大型の潜水艦はこれまで、日本しか運用実績を有してこなかった。しかし、日本の潜水艦の仕様条件は、到達可能距離などの条件でオーストラリア政府の導入条件に合わず脱落し、その後は、4500トン級の通常動力型潜水艦の建造実績を有するドイツのThyssenKrupp Marine Systems社と4000トン超の原子力潜水艦の建造実績は有するフランスのDCNS社の提案の2つに絞り込みが行われていた。

 だってさ・・・防衛相が年内にオーストラリアへ行って話をするとか?そんな噂も流れていますが・・・到達可能距離?航続距離が足りないなら致命的ですね・・・それに乗組員の数も・・・話し合い以前の問題では?Australia's Future Submarines ふむ。なかなか凄い宣伝文句ですね。

 通常動力型の潜水艦の建造実績は無いが、原潜から原子炉を抜いて代わりに通常動力を組み込むというものですね。小型の原潜が大型通常動力艦に化ける・・・問題は動力部というか、燃料区画がかなりのサイズになることですかね?さて、これはどうなるのやら?

 ドイツやフランスはユーザーに合った設計を打ち出してくるようですね。日本は、あるものを売ろうとしている・・・さて、このあたりはどうなるのやら?それとも、先にオーストラリアの企業との連合でも作るとか?・・・水上艦はオーストラリアには先進的な企業があるしね・・・このあたりも問題ですね。この記事で新たに現れた企業が・・・オーストラリアのBAE Systems Australiaの造船工場・・・?アデレードにあったっけ?・・・オーストラリア政府の軍需先端研究の拠点となるDefence Science and Technology Organisation(DSTO)の本部・・・?このあたりの話がなんとなく分からない・・・DSTOの本部はキャンベラじゃなかったっけ?Welcome to DST Group - Defence Science and Technology Group BAE Systems Australiaの造船工場は・・・37°51'49.1S 144°54'39.8E - Google マップ ここじゃなかたっけ?アデレードの潜水艦や水上艇の建造・メンテナンスを行っているのは・・・34°47'03.2S 138°30'36.5E - Google マップ ここですから・・・そうなると、この記事では、BAE Systems Australiaの造船工場も動員してチャッチャと技術移転して建造してしまおうということですかね?

 オーストラリアの潜水艦基地と、整備ドックのあるアデレードまでだって2500kmの航海が必要ですからね。

 2500kmって・・・呉から半径2500kmの円を描くと左のようになりますからね。アデレードで整備して、運用基地までの航海ですでに2500kmの航海をして、そこから哨戒航海に出るのですから・・・非常に長大な航続距離を持たなければならないということですね。

 ふむ、コリンズ級の航続距離 9000海里 / 10 ノット (シュノーケル航行時) 11,500海里 / 10 ノット (浮上時) 400海里 / 4ノット (潜水時)

 2500kmはおよそ1300海里位かな・・・9000海里は16668kmね・・・そうなると・・・日本の潜水艦の航続距離ははるかに短いことになりますね。1300海里の範囲が哨戒できれば日本の潜水艦は間に合いますね・・・そうなると一辺が1300海里の三角形で4000海里ほど・・・想定される航続距離は6000海里程度で良いことになりますね。

 そうなると・・・9000海里にも遥かに及ばない事になりますかね?これでは問題外ですね・・・専守防衛の潜水艦ですから・・・基本的には海峡の哨戒になるのでしょうから・・・運用自体が違うということなのでしょう。どうも、日本の事情に特化するのが好きな日本ですから・・・日本の価値観と共有できるところには良いが・・・理解されないというより、違うんだよな・・・しかし、言われるとクレーム・・・文句をつける、要求されることが苦手なんですかね・・・注文を付けられることが嫌なのか?要求ありきならOKなんでしょうが、無理難題を突き付けられてから、それに到達する形ならOK・・・?

 私が、発注主なら、乗員33名、航続距離は15000海里、水中排水量は4000トン、水中速力4ノットで800海里、最高速は水中24ノットとか条件を付けてできるか?になるのかな・・・水中全速発揮で30時間・・・無理だろうね。水中で24ノットを30時間も発揮できる通常動力艦ならかなり強力だと・・・コリンズ級だと水中全速6〜10時間でしょうから・・・結局は、エンジンと人間に食わせるもので決まるから・・・

 しかしね・・・私も日本人なので・・・しかし、日本の潜水艦の仕様条件は、到達可能距離などの条件でオーストラリア政府の導入条件に合わず脱落・・・こうもはっきりと言われるとね・・・頭が痛い。わかっていてもね・・・

2015.10.30

  

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