現在をうろうろ(130)

 安全保障の法的基盤に関する懇談会の報告書は? その4

 なんとなく、我が国の総理大臣は危険な人物に見えてきました・・・冗談抜きで・・・珍しく私も本気で恐れています・・・理由は、ありえない状況を語って国民を感情的にさせて、騙そうとしている・・・まさに紛争国から逃れようとしているお父さんやお母さんや、おじいさんやおばあさん、子供たちかもしれない。彼らが乗っている米国の船を今、私たちは守ることができない。こんな守る必要も無い船についての恐怖を描いた悪人ではないかと・・・これって、国際法で守られている船ですから。扇動政治家の手口と考えるべきなのか?それとも、単に知らないのか?軍事目標になるものとならないもの区別が我が国の総理大臣に無いとなれば、これまた危険です。戦争にも様々なルールがあります。そのルールに則って行われる事になっていますが・・・そのルールを完全に無視した物を例として上げています。

 そうなると、この総理大臣の頭の中には、基本的なルールの概念がなく何をするか分からない危険性が存在していることになります。もし、知っていてやっているのなら、扇動に乗りやすい人民を、その無知に付け込んで戦争への道を歩ませる悪の政治屋ということになるのではないかと・・・事によると軍事産業との癒着があるとか・・・つまり、まともな人間ではない・・・ということになるのではないかと・・・戦争へ向けての扇動者ですから・・・これで、戦争が始まったら・・・

(イ)平和ニ対スル罪
即チ、宣戦ヲ布告セル又ハ布告セザル侵略戦争、若ハ国際法、条約、協定又ハ誓約ニ違反セル戦争ノ計画、準備、開始、又ハ遂行、若ハ右諸行為ノ何レカヲ達成スル為メノ共通ノ計画又ハ共同謀議ヘノ参加。
(ロ)通例ノ戦争犯罪
即チ、戦争ノ法規又ハ慣例ノ違反。

 なんとなく、既に戦争の法規や慣例についての違反を語り・・・扇動して戦争を計画しているような感じですから・・・既にA級戦犯ではないかと?ちょっと飛躍しすぎていますが・・・しかし、目的は戦争準備ですからね。そして、敵は戦争の法規や慣例や条約など無視して我が国を襲おうとしている国を前提にしています・・・まさか、外国人恐怖症なのかね?白や黒いのにはなんとか耐えられるが、黄色い外国人にはまともに顔も合わせられなくて・・・そのために、神社に参拝するのかね?少なくとも、あそこへ参拝すると、首脳会談は無くなるという、霊験あらたかな神社ですからね。私も、自分の知識が心配になってきたので、戦争に関する基本ルールをチェックしておかないといけない気がしてきました。

 戦争の基本ルールは、やはりジュネーブ条約でしょう。戦争をやろうと考える場合には・・・考えてはいけないのですが、知らなければなりません・・・防衛省・自衛隊:戦地にある軍隊の傷者及び病者の状態の改善に関する千九百四十九年八月十二日のジュネーヴ条約(第一条約) 第一条約の第三条(1)  敵対行為に直接に参加しない者(武器を放棄した軍隊の構成員及び病気、負傷、抑留その他の事由により戦闘外に置かれた者を含む。)は、すべての場合において、人種、色、宗教若しくは信条、性別、門地若しくは貧富又はその他類似の基準による不利な差別をしないで人道的に待遇しなければならない。 戦闘員だったものですら、これだけの保護が与えられるのですから、民間人である紛争国から逃れようとしているお父さんやお母さんや、おじいさんやおばあさん、子供たちかもしれない。彼らが乗っている米国の船を襲う軍隊は存在しない・・・まさか、自衛隊はこういった船も攻撃するようにしつけられているから、我が国の総理大臣はこれを例に上げて述べたのかね?まさか戦陣訓は諳んじているが、ジュネーブ条約の存在すら知らないとか?戦陣訓の本訓その3などは出てくるとか?第一戦陣訓の戒め 1.一瞬の油断、不測の大事を生ず。常に備へ厳に警めさるべからず。敵及住民を軽侮するを止めよ。小成に安んじて労を厭うこと勿れ。不注意も亦災禍の因と知るべし。・・・よって紛争国から逃れる人間であっても打ち果すのだ!・・・日本はこれには対応できない、憲法改正!と叫んでるのかね?住民まで迫害するのが常態だったみたいな感じ・・・だから、この後の7で 皇軍の本義に鑑み、仁恕の心能く無辜の住民を愛護すべし。と書いておかないと蹂躙してしまう・・・戦陣訓を叩きこまれた皇軍兵士もずいぶんとやらかしてC級戦犯になっていますね。

 意外と、今でも戦陣訓の教えのようなもので戦争を行おうとする文民が多いのかもしれません。戦陣訓は矛盾に満ちた物なんでね・・・政治家が並べる恐怖ってのは・・・絵空事のような恐怖か・・・自分の行っていることの裏返しを恐怖として演出するようですから・・・我が国から逃げる日本国から逃れようとしているお父さんやお母さんや、おじいさんやおばあさん、子供たちかもしれない。彼らが乗っている?国の船を撃滅させようと考えているのかもしれないですね。だから、その逆を恐怖として提示してくる・・・このこと自体が恐ろしい・・・我が国の総理に、以下のジュネーブ条約の条文についての知見があるか尋ねてみたいですね・・・

第十八条〔住民の役割〕
 軍当局は、住民に対し、軍当局の指示の下に自発的に傷者及び病者を収容し、且つ、看護するように、その慈善心に訴えることができる。軍当局は、この要請に応じた者に対して必要な保護及び便益を与えるものとする。敵国がその地域の支配権を掌握し、又は奪還するに至った場合には、その敵国は、同様に、それらの者に同一の保護及び便益を与えなければならない。
A  軍当局は、侵略され、又は占領された地域においても、住民及び救済団体に対し、自発的に傷者又は病者をその国籍のいかんを問わず収容し、且つ、看護することを許さなければならない。文民たる住民は、これらの傷者及び病者を尊重しなければならず、特に、それらの者に対して暴行を加えないようにしなければならない。
B  いかなる者も、傷者又は病者を看護したことを理由としてこれを迫害し、又は有罪としてはならない。
C  本条の規定は、傷者及び病者に衛生上及び精神上の看護を与える義務を占領国に対して免除するものではない。

 しかし、あの総理が現場指揮官だったら・・・どんな軍政を敷くか・・・世界が恐怖するわけです。そして、日本人は高度な教育を受けているはずなので・・・紛争国から逃れようとしているお父さんやお母さんや、おじいさんやおばあさん、子供たちかもしれない。彼らが乗っている米国の船などという低級な扇動に乗らないだけの知識があるのなら、こんな扇動の文言は使わないと思うのですが・・・使っているという事は、国際法の基礎すら我が国民には十分周知されていないことになるのですかね?道徳で教えるべきなのか?国際法の一般原則は国民に教えておかないと、軍隊を作った時、日本軍は、国際法を何も知らない野蛮な軍隊として勇名を馳せる事になるのではないかと心配しますね。

 なんだか、日本が文明国ではないような気がしてきてしまいました・・・なんとも情けない・・・低級な扇動政治家によって、70年もの長きにわたって平和国家としての尊敬を築こうとしてきたのに、それが無駄になってしまっているような気がしてね。いっそのこと、中国にでも放り出して来たくなりますね。あ、放り出してきても駄目ですね。ちゃんと保護されてしまう・・・法治国家だから・・・このまま、日本は戦争に突入するのですかね?

 しまった・・・安全保障の法的基盤に関する懇談会の報告書の3を見るんだった・・・でも、なんとなく気が萎えてきた・・・日本は戦争をすることになる。そして、大勢を殺す事になり、大勢が殺される事になる・・・

2014.05.19

  

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