現在をうろうろ(1293)
日本貧窮者経済新聞
 オーストラリア海軍のコリンズ級潜水艦は・・・?(3)

 オーストラリア海軍のコリンズ級の潜水艦の更新関連の新しい話題が上ってきているようですね・・・さて、商売はうまく進んでいるのか?

 さて、日豪関係はどうなるのかね?日豪2プラス2を来月開催へ 潜水艦共同開発など協議 安保関連法成立後初(1-2ページ) - 産経ニュース こんなことをやっていますが・・・

 豪軍の次期潜水艦の共同開発をめぐっては、日独仏が候補として競合していることから、日本は海上自衛隊の最新鋭「そうりゅう」型潜水艦の性能をアピールする。

 なんって書いていますが・・・そうりゅう型では65名も乗組員が必要ですからね・・・ドイツの示す33名に勝てるわけないじゃん・・・人的な条件を無視した物売りはうまくいかない・・・そうだね、独り者のところに大きなカボチャを1つ売りつけに行くようなものでは?ハロウィンのカボチャならOKですが・・・丸々1個・・・冷凍にでもするしかない・・・商売の基本すらできていないものを誰が買うかね?桃を1箱買えばおまけに2個桃をつけます・・・おまけの桃2個だけでいいよ・・・おまけだけはもらえないのが問題ですね。

 両国は高圧的な海洋進出を続ける中国に関し、南シナ海での岩礁埋め立てや滑走路建設などへの懸念を表明。共通の同盟国である米国との連携も確認する。

 こんなことも言っていますが・・・ニュージーランドはすでにアメリカとは仲が良くないようですからね。オーストラリアだってどうなるかわからない・・・自動車など、フォードも三菱も、GM(ホールデン)が撤退し、さらにトヨタも撤退ですからね・・・潜水艦など売れる状況なのかね?しかも、そうりゅう型を8隻調達すると、4隻には兵員がいない状態になる・・・どんなに優秀でも兵員が足りないから売れるわけがない・・・

 そうりゅう型が65名もの兵員を乗せていること自体が・・・自動化が進んでいない旧式艦である証明では?私だと、単純にそんな風に考えてしまう・・・自動化ってのは、信頼性が極めて高いことが条件になる・・・人間が目を離さずだましだまし使うようではそれは役に立たないものであるとしか言いようがないですからね。日本の高性能は往々にして、工学的な要件を、人的なもので補っているものが多そうですからね。たぶん、オーストラリア海軍の欲しているものは・・・出航したら、帰港までの間のメンテナンスフリー、機器のログなども全部自動・・・さらに、居住環境が良好であること・・・日本の潜水艦乗りは、バキュームカーのタンクの清掃員のような匂いがするらしいですからね。バキュームカーのタンクの清掃員は都市伝説に近いが・・・本気で何かが起こったらタンクの中に人が入らざるを得ないはず・・・少なくとも、バキュームカーが稼働中に周囲に漂う、あの匂いが艦内に充満するのがちょっと前までの日本の潜水艦の実情ですからね。

 バキュームカーのタンクに入るには・・・確か、上部のフロートバルブなどが入っている部分を丸ごと外すんだっけ?・・・じゃなくて・・・

 日本の潜水艦が静かなのはかなりの部分が人的な要件によるものではないかと思うのでね。糞尿などの入ったタンクを高圧空気で船外に排出したら、このタンクの高圧空気をどこかに捨てなければタンクが使えない・・・船外に排出すれば、泡と当然音が出るからこんなことはできない。したがって、こいつをポンプで圧縮して高圧空気として回収するには・・・ポンプの音がするから・・・船内に流す・・・バキュームカーの排気にもフィルターがついていますが、あの匂いですからね。潜水艦の船内の匂いは推して知るべし・・・静かなのには理由が存在するわけです。近頃はどうなっているのやら?昔は潜水艦乗りは強烈な田舎の香水の匂いが染みついていたようですからね。

 バキュームカーのタンクの清掃員は都市伝説かもしれませんが、潜水艦乗りは下手をするとあの中で生活しているのに近くなるということのようです。

 それとね・・・オーストラリア海軍は、コリンズ級を導入したスウェーデンの会社の製品は拒絶したようですから・・・そうりゅう型のスウェーデンのコックムス社のスターリングエンジンに食指が伸びるとは考えにくいし、日本もこのスターリングエンジンは下す方向にあるようですからね。大量の液体酸素を積んだ潜水艦か・・・どうも、私の感覚からすると、液体酸素と液体水素では液体酸素の方が危険物になってしまう・・・

 水素は、酸素がなければ燃えないが、酸素は可燃物があれば何でも燃える状態にしてしまう・・・だから、酸素魚雷などは取り扱い困難ということで、日本以外では完成させられなかった・・・ドイツへ日本は持ち込んだが、ドイツですら兵器としては整備困難で不採用ではなかったかな?日本では、ドイツのエンジンを作るだけの精度の出せる工場が無くて作れなかったが・・・そういった工場で、なぜか酸素魚雷が作られた・・・扱う人間の人的な要件が、その困難な酸素魚雷を運用したのかな?なんってね・・・

 たぶん、そうりゅう型は売れたとしても、多分・・・オーストラリア人には運用することのできない潜水艦なのではないかと・・・そんな風に思えてならない。いずれにせよ、水素社会を目指しているわけだから・・・水素の類を使ったものになるのではないかと・・・水素コンテナとして、手っ取り早く実用化できるのは、ケロシンと硝酸とかダメかね?HNO3は強力な酸化剤ですからね・・・ハイパーゴリック推進機関でも開発したら?何しろ、水素社会の建設のための工程の中に、水素担体だか水素コンテナなどの中に、水素を使ったガスタービン機関とかあったような気がしますからね・・・燃焼の結果二酸化炭素など水溶性の気体だけが発生するのであれば・・それほど問題は無さそうな気がしますが・・・
  二酸化窒素が発生するのか・・・これって、水で分解して・・・硝酸や亜硝酸ができますが、水に溶けた?水と反応した?って言うのかな?

 そういえば、水素コンテナの開発関連のやつでは、水素を燃料としたガスタービンの開発が、普通のガスタービンの改良のための予算より安価であるように示されていましたから、これって、かなり安価にできるのでは?だって、ロケットエンジンのターボ・ポンプの延長線上にあるような気がしますからね。既存の技術の転用・・・そんなに簡単にいくとは思えないのですが・・・まあ、2020年には素晴らしい水素社会が現出することになっていますからね。それに期待すればよいのでしょう。

 いずれにせよ、日本の旧態然とした兵員数の潜水艦は売れるわけはないのでね。いくら高性能でも乗員が確保できないでしょうから、導入できない・・・ああ、一人だと飯だって作るのが大変、大きな単位で食い物が買えない、作れない・・・分厚いステーキ肉は・・・貧乏で買えない・・・胃にはちょうど良くてもお財布には大きすぎる・・・

 世の中は身の丈に合ったものが良いのでしょう。しかし、諸外国の潜水艦の仕様はどうなっているのかね?遅れていると騒がれているロシアの原潜など山ほど人員を乗せているのか?最新のヤーセン級の攻撃型原潜の乗員は・・・80-85(うち士官30名)だって・・・意外と少ない・・・士官が多いね。一般兵員は50名ちょっとになるのか・・・10人の士官に16人の兵で当直をこなしている・・・水中1万3800トン、全長119mですからね。2・3人は食事に追われるから士官10人と13・4名の兵ということですから・・・士官もしっかり働いている可能性が高いですね。日本の潜水艦はなんで、こんなに人数が必要なのかね?

 平時の哨戒と戦時を分けていないとか?いつも臨戦態勢でないといけないのかね?

 いずれにせよ、「日本らしい日本」というのは・・・かなり強い合理性を伴いますから、人間に負担をかけるような・・・潜水艦の真水は様々な場所に搭載されますが、多くのタンクは緊急時には本来の用途とは別の役割を担わされたりしますから特別なバルブ操作で内部のものを移送できるようになっていますね。その結果・・・魚雷発射の際に魚雷を発射筒から押し出すためのタンクにも真水を積み、航海初期に利用するとか・・・そういった合理性を発揮しますね。そういった、人間や装置を最大限に活用することで重武装を達成したりしますからね。

 足りないのは工夫が足りない・・・下々の努力を重視しますが・・・上の者が単に何もわかっていないし、改善のポイントを指示することもできずに威張っているのが「日本らしい日本」に見えるのでね。戦前の政府における貴族と平民の中間管理職との歪んだ関係かね?確かに、貴族の内、そこそこ優秀な連中が上級管理職になり、岸信介のような優秀な平民が補佐する形になりますから・・・いつかは貴族と夢見る岸信介がいても想像に難くない・・・そして「日本らしい日本」は・・・悪いこと・無理や無理なことをしないと、地位や名誉や金は得られない・・・おぬし悪やのう・・・という、歪んだほめ言葉に預かれる事も必要・・・善人の正直者は、場合によっては馬鹿にされる対象にもなりうる・・・そして、悪事に対する言い訳が・・・国益のためにやりました。お上のためにやりました・・・で誤魔化されるわけですね。

 さて、「日本らしい日本」は、オーストラリアのコリンズ級の更新の注文が取れなかったときはどんな反応を示すのか?日本の潜水艦はオーストラリア人には使いこなせない!とか、奴らは分かっていない!とかそういった対応になるのですかね?先方のニーズに応える話は日本国内ではなさそうですからね。ドイツは乗組員を33名とすることでオーストラリア海軍の6隻から8隻体制への変更に応えていますが・・・売れないものを売りに行っているような・・・「日本らしい日本」・・・

2015.10.20

  

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