現在をうろうろ(1266)
日本貧窮者経済新聞
 アフリカの利権と自衛隊と・・・? (48)

 さて、平成27年9月28日 対日投資セミナー 安倍総理挨拶 平成27年 総理の演説・記者会見など 記者会見 首相官邸ホームページ これの続きですね。

 ニューヨーク市の法人実効税率は、46%ですが、日本は現在の32%から、数年で20%台まで引き下げます。日本には、ものづくり技術という宝の山が眠っています。外国企業には是非これを活用していただきたいと思います。このため、7万社の中小企業と取引がある政府系金融機関に担当部門を設置し、外国企業との提携を支援します。日本はもはや、外国人に対して閉じた国ではありません。高度人材として日本に3年間滞在された方は、4月からは無期限で日本に住むことができるようになります。今後も『世界で最も働きやすい国』を目指して、改革を進めてまいります。

 ニューヨーク市の法人税って46%も・・・凄いね。9%程度じゃなかったかと?正確な数字はちょっと、偉大なる安倍晋三閣下と同じで弱いのでね・・・46%ってどこから出た数字なのやら?交通網税があったりしますが・・・たしか、いくつかの項目があって、その項目のうち最高のやつを支払うのだったと・・・国・地方合わせた法人税率の国際比較 財務省 ここの注だと・・・3.アメリカでは、州税に加えて、一部の市で市法人税が課される場合があり、例えばニューヨーク市では連邦税・州税(7.1%、付加税[税額の17%])・市税(8.85%)を合わせた税率は45.67%となる。また、一部の州では、法人所得課税が課されない場合もあり、例えばネバダ州では税率は連邦法人税率の35%となる。

 この数字を使ったのかな?利益に対する税だから実効税率は、実は日本より低い可能性がありそうですけどね。節税のプロに対して語るわけですから・・・ちょっと気になりますね。

 ああ、日本には、ものづくり技術という宝の山が眠っています。この話は聞き飽きたが・・・果たして、本当にものづくりの技術の伝承は行われているのか?そして、それが意味を持っているのか?外国企業には是非これを活用していただきたいと思います。・・・なんで、日本の企業が日本の企業を活用できない?すでに、防衛産業も一国では維持できないから、死の商人に国ぐるみでなろうとしている・・・三菱重工の潜水艦部門は風前の灯火になりそうだし?ああ、施設の稼働率が悪くなっている企業が増加しているのかね?防衛産業を中心に・・・中小企業は生産ラインを遊ばせるなんって許されないでしょうからね・・・売り上げにそのまま直結しますから・・・素敵な自転車操業・・・体力がないから休めば倒れる、有閑施設を持てるのは大企業だけですから・・・もしかして、大企業の受注の問題なのかね?

 そうなると、中小企業投資どころか・・・平成25年9月25日 2013年ハーマン・カーン賞受賞に際しての安倍内閣総理大臣スピーチ 平成25年 総理の演説・記者会見など 記者会見 首相官邸ホームページ まさか・・・

 まず日本人の中にあった、内向き心理を思い切ってもう少し大胆になってもらうよう勇気付けるため、いわゆる第一の矢として射込んだのは、これまで前例のなかった金融政策でした。
 第二に、財政の健全化と、成長の促進の間で正しい均衡を取るために、第二の矢として、柔軟な財政政策を打ちました。
 そしてまさしく今われわれが射込んでいる
第三の矢は、アンクル・サム、あなたを、必要としています。なんとなればそれは、日本を、外国からの投資に対し一層開こうとするものだからです。

 人の財布を当てにし始めているということですかね?働きやすい国ね?日本に3年も我慢できる高度人材がいるかの問題ですね。高度人材は・・・自国の中央で不可欠な人間なのではないかと・・・岸信介のように、満州国へ出荷されてしまうのは・・・優秀であっても掛替えのない人材ではない・・・だから、戦争のスタートの内閣の一員で、戦争責任を取るべく準備された人材なはずなんですが?・・・じゃなくて・・・あれ?なんだか文脈が変?ジャガイモを茹でようとして・・・なんで、技術の宝の山があるのに・・・高度人材として日本に3年間滞在された方は・・・とくるかね・・・高度人材は腐るほど居るはず?すでにいない・・・?

 日本は税金を安くする!技術は人に属するものと私は考えるから、技術の宝の山=高度人材が山ほど!金も貸すぞ!・・・『世界で最も働きやすい国』を目指しているから、高度人材を送ってくれ!

 技術を保有する宝のような人間が山ほど遊んでいる、しかし、高度人材を送ってほしいとは如何に?・・・例によって偉大なる安倍晋三閣下の欺瞞に満ちた言なのかね?私の読み取りが悪いに違いない・・・だって、偉大なる安倍晋三閣下なんですから・・・安倍晋三閣下万歳!世界に冠たる日本 万歳!

 さて、小話はこのぐらいにして、アフリカの石油事情がね・・・ケニア北東部の砂漠地帯を眺めていますが・・・言っちゃ悪いけど、凄いねこんな環境でも人間が生活している・・・人間というのはかなり丈夫にできているような気がしてきましたね。このあたりで、人間は200万年も暮らし続けているわけですからね。

 まったく・・・いまだに、地面や海に線を引いて陣取り合戦をして、殴り合いが好きみたいですね。勲章付けたり星をたくさんつけたりして威張るのが好きで、武器を持たされた(好きでもっている?)可哀そうな人たち(理想の低い人たち)に命じて殺し合いをさせて、その結果に一喜一憂する、最高司令官ってのがね・・・あれが、日本人の進化の頂点の代表なのかね?・・・それが、偉大なる安倍晋三閣下、安倍晋三閣下万歳!世界に冠たる日本 万歳!

 まあ、それなりに立派な人間に見えるように、人とは違ったことがしたいのでしょう・・・人殺しだってできるんだ!敵なら殺してよいとか、素敵な論理なんでしょう・・・殺してよいものとしての敵を作り出すのか?闘争本能をむき出しにするのはね・・・単に野蛮なだけですね。文明人は楽しくお話を・・・文化を超えて話せるはずなんですが・・・なんだ、野蛮であること、文化を理解できないほど低能だと立派な人間に見えるのかね?まあ、いいか・・・

 さて、ちょっとケニア山から、トゥルカナ湖へとつながる山々を眺めていてね。ケニア山の最高峰への初登頂者が気になってね・・・最高峰バティアンへの初登頂は1899年9月13日にイギリス人地理学者のハルフォード・マッキンダーだとさ・・・

 あ!マッキンダーだって!というわけで、ハートランド論などを思い出したわけです。そう、私もハートランド論的な考えを持っているというわけです。1900年代の初めの、情勢によるマッキンダーの分析によるハートランド論ですが・・・マッキンダーの唱えるハートランド論ってのが時代遅れに見えるのは?海洋の支配の影響力を軽視するような考えだからでしたっけ。空軍兵力が強力になりシーパワーのしばしの優勢という感じだと・・・今や、ランドパワーの時代ではないかと・・・確かにシーパワーもいまだにそれなりの威力を持っていることは認めますが・・・それでも・・・やはり、ランドパワーが優勢になりつつあるような気がします。

 マッキンダーによれば、海軍力の及ばない地域をPivot Area;中軸地域として、この部分をハートランドとしたわけです。シーパワーが強大に見えるのは、単純に兵力の集中の度合いが大きいことに尽きますね。戦艦は移動要塞ですから。地上の要塞は動きませんが海上の要塞は動き回って戦いを挑んでくるし、艦隊を組むと要塞群をぶち当てることになるから強大な力が存しているように見える。そして、大陸には多くの国があり、一般に国々は隣同士で仲が良いことはまずないということを前提として、国々は連携して戦うことをしない・・・一般に陸でつながっておらず、海洋交易が盛んな国が比較的仲が良い、海上では協力し合うということですかね?

 で、マッキンダーが恐れたのは・・・大陸にある国家が、ある国家によって統合されて1つの国になったときを考えたわけです。ロシアでも、ドイツでもどこでも良い・・・すべての地が1つの国家によって統合されたら?海洋国家はハートランド、つまり海上からの大砲が届かない広大な難攻不落の場所を持つことになる。海上兵力から繰り出される陸戦隊は基本的には大きなものではないから、本気の陸軍に制圧されることになる・・・

 ああ、アメリカ様の戦略が変化したのはこれですね。大陸が鉄道でつながるようになる・・・マッキンダーの時代とは違って、欧州はEUによって1つになった。もし、ロシアとEUが仲良くなったら?そして、インドや中国が仲良くなって・・・経済が統合されるようになると・・・互いに国境を接する国同士が、お互いを無くてはならない重要な隣人として認識するようになったら。ヨーロッパでの事実上の国境の不存在がアメリカ様には脅威に映ったのでは?

 ならば、戦略は簡単ですね・・・国境の再構築・・・大量の難民の発生政策で、国境を閉じさせる・・・シリア難民を大量に生み出すことで達成!イランの核問題でのイランの孤立化・・・これで、カスピ海以南での中国とヨーロッパの接近を防いだ、ロシアの経済制裁で、ロシアとEUの分断、これで、欧州と中国が分断される・・・しかし、経済は動き続け、鉄道はつながりつつある。バカげた政略による世界の分断はもうじき終わるのではないかと・・・オスマン帝国の緩い支配ってのが異常に長く続いた理由ってのは基本的に隣国を共通のイスラム文化でつなぐことで共通の価値観を有して、それを強要しなかったことにありそうですね。キリスト教徒とイスラム教徒が雑居する地域でも、イスラム法で互いの宗教が調定されていたから・・・

 ローマ帝国も基本的に同じ政策ですね・・・ローマ法による支配・・・ごく一般的な内容の、人と人が接するときの常識が基本になるもの・・・ローマ帝国ってのは、かなり後にイスラム文化として知られることになる文化に近い気がしますからね。まあ、旧約聖書の世界を共有するわけですから・・・地中海世界というやつ・・・そうすると、頭のおかしい連中は、ローマ帝国を滅ぼした戦いの好きな連中ということになりますね。地中海文化に属さない連中・・・ゲルマン民族・・・ドイツも改心したから・・・喧嘩好きなのは・・・やはり・・・移民連中か・・・アメリカ様はどうやら、平和を好まないようですね。海洋での覇権が意味を持たなくなる時が近づいた・・・

 海洋国家よ結束せよ!・・・というわけで、アジアインフラ投資銀行に不参加を表明しているのは・・・旧大陸とのつながりの弱い海洋国家のアメリカ・日本・・・イギリスは欧州についたわけですね。南米もスペイン・ポルトガル語圏としてやがて・・・アフリカももうちょっと金持ちになれば・・・

 事実上、経済が統合化されつつあるわけですね。戦争を始めたら交易が断たれる・・・そして、巨大な船でなければ運べなかったものが、パイプラインで送られるようになるわけですから・・・アメリカ様の海上封鎖の威力は半減・・・

 マッキンダーの予言した世界がやってきたということになりますかね。

 参ったね・・・これじゃあ・・・アメリカ様と日本は、世界の海をうろつく・・・Watergeuzen に成り下がってしまうことになるか?

2015.10.03

  

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