現在をうろうろ(1218)
日本貧窮者経済新聞
 アフリカの利権と自衛隊と・・・? (2)

 日本の商人が自衛隊とともにケニアから南スーダンに何をしに行くのかが、あまりよく見えませんね。ただ、現在の南スーダンの派兵は国連の決議を根拠に、日本政府は自衛隊を出していて、この決議は2015年11月30日で切れる可能性がある・・・延長決議が無ければ。戦争法案で国連決議なしで、日本の自存自衛で勝手に派兵できるようにしたいのでしょう。ここで、国連のえんちょ決議が無ければ、2016年2月29日には撤退が終了していなければならないわけです。ほら、これで、戦争法案を9月中に片づけてしまいたくなる理由が現れてきます・・・たぶん、当初の目標は8月中だったのだろうと思いますがね。南スーダンから一度撤退したら・・・再びここに駐屯することができなくなるでしょうから、既得権の維持のための戦争法案と妄想できるのでね・・・妄想は面白い・・・

 しかし、単に撤退したくない・・・豊田通商がウガンダや南スーダンからケニアのパイプラインの調査関連の受注だけでは根拠として弱いのでね・・・何か出てこないかね?なんって・・・妄想する種を探そうというわけです・・・さて、南スーダンとケニアに投資している企業を・・・前も似たことをやりましたが・・・

京セラがケニアで米ArrayComm社と共同開発した無線通信技術iBurstの販売等。円借款で太陽光システムの納入
東芝がケニアで2012年、豊田通商と現代エンジニアリングが受注した地熱発電プロジェクトのタービン・発電機を受注
日本電気(NEC)がケニアで駐在員事務所を置いている
パナソニックがケニアにおけるソーラーランタンJICA BOP FS調査
  2012年ケニア・ソマリアにおけるソーラーランタン普及のための調査を実施
日立製作所が2011年米子会社日立データシステムズが南アのIT機器販売・サービス会社Shoden Data Systemsを買収
 南ア、ケニア、ナイジェリアの拠点を入手。
いすゞ自動車がケニアに生産拠点
日産自動車がケニアとナイジェリアに生産拠点
日野自動車がケニアでトラックの組立生産を委託販売
本田技研工業がケニアに2011年四輪の販売事務所、2013年二輪の現地法人を設立し組立生産・販売を開始
三井造船が2014年1月よりケニアに駐在員事務所を開設
三菱自動車が2014年1月よりケニアに駐在員事務所を開設
三菱ふそうがケニアに販売拠点
ヤマハ発動機が船外機、二輪車をソマリア、南スーダン以外のアフリカ各国で現地代理店を通じて販売
グローリーがケニアで現金処理機の販売
 ・・・ああ、札やコインのカウンターね。それとパチンコ・スロットなどの玉貸し機などの会社ね。
小松製作所がケニアに駐在員事務所
三光産業がケニアに散水機器の輸出・・・ドイツの散水機器のERROT社の日本総代理店繋がりか?
セイコーエプソンがケニアでOA機器の販売
寺岡精工がケニアで業務用計量器、生産管理システムなどを、現地販売代代理店を通じて販売
ビーエムシー・インターナショナルがケニアに2005年よりキャッシュレジスター販売を開始し、2006年現地法人設立
 確実な税収を支援し、開発途上国の基盤を支える 2013年度 トピックス JICA関西 - JICA
メタウォーターが無償資金にてケニア、マラウイ、トーゴへ車載浄水装置を供与。
 ケニアにて外務省のニーズ調査で小型浄水装置調査を実施
5 レオン自動機がクッキー、パン、ホットドック製造機などの食品自動成形機を販売
三菱重工業がケニアで2007年、地熱発電プラント受注(発電機は三菱重工)
YKKが2003年ケニアに現地法人設立
住友化学がJICA BOP FS調査にてケニア事業を調査。2011年ケニアにて蚊帳のスーパーマーケットを通じた市販を開始
ロート製薬がケニアに2013年現地法人設立
太平洋セメントがケニアなどへ輸出 ケニアMonbasa Cement社へ技術供与
ユナイテッドアローズがケニアによる雑貨、ブルキナファソによる生地によるジャケットなどを全店舗で販売
浜屋が家電のリサイクル販売。日本で回収し、アフリカで修理・リユース・・・英語・スペイン語圏がターゲットかね?
PHILIAがケニアに現地法人設立 蚊の成長を止め発生を抑制する錠剤の販売
日清食品がケニアで2013年1月、国立ジョモケニヤッタ農工大学と合弁会社設立。インド子会社で生産した即席麺を輸入販売
 ・・・ふむ、チキン味、焼き肉料理風の味付けの焼きそばみたいなやつなのかね?全粒粉とソルガム粉を原料ね・・・面白そう!どんな食感なんだろうか?ちょっと食べてみたいですね・・・

 この合弁会社をチェックしていたら興味深いものを見つけました DOING BUSINESS IN KENYA これですね。この中にLAPSSET EQUATORIAL LAND BRIDGE というのがあって・・・LAPSSET EQUATORIAL LAND BRIDGE - Google 検索 関連はこいつを眺めることになりますが・・・とにかく・・・

 左のようにケニアのラムから南スーダンのジュバ中央アフリカのバンバリ・・・この付近には鉄鉱石の鉱床があるらしい、バンギを経てカメルーンのヤウンデ、そしてドゥアラに至る、アフリカの赤道の東西交通路の建設ということのようです。どうも、中国がやっているようなんですが、あまりうまくいっていないということのようです。

 中央アフリカ共和国の治安は悪く、事実上フランス軍が入って治安維持に当たっているとか?カメルーンも大半はフランス領、北西部の細い帯がイギリス領なんですが・・・南スーダンは英領スーダンが独立してそこから分裂した場所、ケニアはイギリス領でしたから・・・中国が考え手を付けたこの回廊の旧英領部分の利権を日本政府は欲しているとかね・・・中国に代わって・・・ただ問題は・・・武力闘争になるのが問題のようです・・・したがって、日本の商人に自衛隊をつけての利権闘争を行おうとしている可能性が高い・・・したがって、このあたりの内乱で、自衛隊員が命を失うことになるということになりますかね。

 この通商路の東側を押さえるってのは魅力的ですね。しかし・・・ラムの住民が結構手ごわいようですし・・・中国のやり方は、かつての日本がやったものに比べると手ぬるいですからね・・・Port of planning in Kenya of Lamu - Google 検索 ふむ、なるほどねラム港の計画がありますね。ふむ・・・lamu metropolis development plan - Google 検索 でかい都市を作る計画があるんだ・・・概要は左のような感じになりますかね・・・海の上の白い部分は航路帯ですね。

 すでに地割が始まっていますが・・・2°11'08.5S 40°50'29.9E - Google マップ このあたりですね。古いラム島の市街には手を付けずに、広大な土地を切り開いて都市を作るということですね。

 港湾施設が作られ始めているようですね。

 このあたりには住民はほとんどいないような感じですが・・・果たしてどうなのやら?かなり、測量には人が入っているようで、

 ほい、右のような感じですから明確ですね上の写真の中の青い資格がラム空港で湾の奥の半島部に原油積み出し港が作られる。ここの利権を確保し、治安維持を行うための自衛隊を自由に派遣するための法が作られると、私の中でつじつまが・・・妄想的に成り立ったというわけですね。

 さて、先ほどの企業リストの続きですね・・・

カービューがグローバル中古車販売サイト運営。2012年ケニアに現地法人設立
NTT(日本電信電話)が法人向けITシステムの基盤構築、保守等のサービス。
 アフリカ21カ国で拠点を持ち、34カ国でサービス提供が可能。
 2010年南ア大手ITシステム会社Dimension Data社買収。Dimension Data社は南アのISP Internet Solutions社など多くの子会社を持つ
伊藤忠商事がケニアに拠点
住友商事がケニアに拠点 ケニア:切花(バラ)栽培への農薬販売 マラリア予防蚊帳の販売、農薬の販売
豊田通商がケニアで2012年現地事務所設立 出資自動車販売代理店がある
 トヨタケニアにて自動車やバイクのCKD生産・販売、中古車販売、リース
 2011年東芝・現代エンジニアリングと地熱発電所建設を受注。ケニア・南スーダン間の石油パイプライン建設の調査を実施
 2012年ケニア国政府と国家ビジョン実現に向けた包括的な覚書を締結
 2013年ケニアのモンバサ港におけるコンテナ搬送用クレーンを三井造船とともに受注
丸紅がケニアに拠点 2010年サブサハラ戦略委員会設置・・・ふむ、丸紅のアフリカ戦略ね・・・
 自動車・農業機械、化学品の輸出、セメント材料の周辺国含めた輸出
三菱商事がケニア拠点 重電機、エレベーター事業、プラント、自動車等の輸出入
 コーヒー豆の輸入(エチオピア・ケニア)等
三井物産がケニアに発電事業、パイプライン、ポリウレタン、農薬などの輸出
カフェ・ド・カルモがケニア・タンザニアの生豆の輸入
ファーイーストがケニアからの食品の輸入
フラワーオークションジャパンがケニアから花卉の輸入
味方塾がケニアからコーヒー豆の輸入
モノ・インターナショナルがケニアヴェルモント社のプリザーブドフラワーの輸入
太知ホールディングスがケニアで家電、精密、自動車、医療品等を扱う
会宝産業がケニアで中古自動車部品事業
ワールドナビがケニアへ中古車の輸出

 これらが、直接の日本のケニアの投資で、これらの投資と・・・アフリカ中央部の進出への足掛かりの、中国の始めたラムの新都市開発と治安維持部隊としてケニアから南スーダン・・・その先の治安に対して、中央アフリカ共和国におけるフランス軍の治安維持活動を真似したいということですかね。中国が創り出そうとしている「事業を助ける」ために・・・?

2015.09.13

  

関係ないが興味深いもの
 今回は無し

時々チェックすべきもの

 首相官邸ホームページ
 国会提出法案|電子政府の総合窓口e-Gov イーガブ
 The White House
 U.S. Department of State
 United States Department of Defense (defense.gov)
 世界のビジネスニュース(通商弘報) - ジェトロ

 聯合ニュース
 AJW by The Asahi Shimbun
 日刊ゲンダイ
 List of national newspapers - Wikipedia, the free encyclopedia
 一般社団法人 日本経済団体連合会 - Keidanren

 外国人投資家動向チャート

 International Institute for Strategic Studies IISS
 Chinese Military Review
 外邦図 デジタルアーカイブ - GAIHOZU Map Digital Archive
 近代デジタルライブラリー - 検索結果 日露戦役写真帖
 近代デジタルライブラリー - 朝鮮旅行案内記
 近代デジタルライブラリー - 朝鮮港湾要覧
 近代デジタルライブラリー - 検索結果 朝鮮群書大系
 近代デジタルライブラリー - 朝鮮鉄道旅行便覧
 近代デジタルライブラリー - 検索結果 新興産業の基礎知識
 近代デジタルライブラリー - 地方行政区域名称一覧
 近代デジタルライブラリー - 朝鮮各道府面間里程表
 近代デジタルライブラリー - 検索結果 最近に於ける注目すべき発明考案
 近代デジタルライブラリー - 検索結果 国産機械図集
inserted by FC2 system