現在をうろうろ(1217)
日本貧窮者経済新聞
 アフリカの利権と自衛隊と・・・? (1)

 さて、戦争ね・・・どうも、アフリカあたりで日本は戦うことになると勝手に妄想していますが・・・可能性が高いのは、新たに構築されつつある日本の東アフリカにおける石油利権ですね。南スーダンとウガンダのものですかね。こいつはパイプラインを敷設する必要があるようで・・・

 いま、南スーダンの油田地帯を眺めていますが、これが不思議なんですね左の写真の中央を横に伸びる黄色い線ががスーダンと南スーダンの国境線で、9°44'59.7N 29°32'10.9E - Google マップ ここに1本の送電線の鉄塔があるわけです。国境線を越えて送電されている・・・どこに、発電所があるかの問題なんですが・・・というわけで、送電線をたどるわけです・・・

 すると、どうやら10°00'21.1N 29°23'45.4E - Google マップ ここに、ガスタービンかディーゼル発電機群があって、発電しそれを送電しているらしいことがわかります。これがスーダン側ですね。

 反対側をたどると・・・南スーダン領には9°29'02.9N 29°40'37.8E - Google マップ ここに右の写真のような石油火力発電所があります。どうやら、この地域の送電はもともとこの発電所を中心に送電されており・・・スーダン領の施設は、この数年で俄か仕立ての発電施設ということのようです。

 したがって・・・右の火力発電所を動力源として、このあたりの石油の採掘と原油の圧送が行われていた・・・と読み取った・・・Wikiによれば・・・

 スーダンとスーダン人民解放軍(南スーダン政府の実質的な前身)は、油田のあるアビエイ地区の帰属を巡り対立を続けていたが、2008年にアビエイ地域以外のアビエイ地区の帰属がスーダン側にあるとして南北が合意に至った。しかし詳細な詰めは行われずに南スーダンは独立。2012年3月、南スーダン政府軍は、一部油田の権益は南スーダン側にあるとしてスーダン側の領域にあったヘグリグ油田に地上部隊を送り込み武力侵攻を行った。南スーダン側の主張によれば、ヘグリグ油田は、和平で同意したアビエイ地区(アビエイ地域を除く)に含まれず、スーダンに帰属したとは認めていないというものである。

 ということで・・・左の写真のA・Bがもともと一体の油田地帯でBに発電所があって、2008年に国境が引かれたために・・・Aに発電施設を作ったということのようです。で・・・

 Cがアビエイ地区でここはスーダン領であるとの合意が成り立った・・・2012年に南スーダンの独立によって・・・南スーダンがAに地上部隊を送り込んで武力侵攻を行った・・・ということになりますね。

 で・・・2015年5月に・・・日本経済新聞 電子版 中国石油、南スーダンの駐在員400人帰国

 中国石油天然気集団(中国石油大手) 内戦状態が続く南スーダン上ナイル州の油田施設に勤務する駐在社員404人を帰国させることを決めた。管理者層の一部を除く大部分の中国人社員がすでに首都ジュバに移動したという。
 反政府軍と政府軍の戦闘が周辺地域にも及び始めたためで、駐在社員の安全を期す。

 ということになった・・・よくわからない?基本的にこの地域から中国が撤退したということですね。したがって、ここの原油は中国の利権が存在しているが、撤退している・・・ここの利権はスーダン領であった時のもので、南スーダンの独立によって形の上では守られ、半ばその利権によって国境が新しくひかれたが、一体であるかのような状態が保たれ・・・南スーダンの武力侵攻でも一応の安定があったが・・・ついに・・・中国が撤退・・・

 まさかと思うが・・・中国の占有から離脱した・・・事実上の中国の利権の消滅ということかね?この国境紛争の結果はどうなっているのやら?

 2012年5月2日、安保理はスーダンと南スーダンの両国に即時停戦を要求、守られない場合は両国に経済制裁を警告する決議案を全会一致で採択した。難色を示していた中国、ロシアも賛成に回った。・・・全会一致ね・・・

 日本の派兵はこいつで決まったわけですね・・・防衛省・自衛隊:更新情報(南スーダン国際平和協力業務(PKO)) 現状では・・・国際連合南スーダン共和国ミッションは活動期間を2015年11月30日まで6か月延長する安保理決議第2223号が採択されました。・・・で、日本の対応は・・・平成28年2月29日まで(6か月の延長)ですから、安保理の延長決議が無ければ、来年の2月いっぱいで撤退ですかね?撤退するのかね?

 ジブチの基地を引き上げる気配がないのがね・・・どうも、怪しく感じてしまいますからね・・・なんで?そろそろ引き上げてもよいのでは?なんってね・・・

 自衛隊と、日本製の優秀な武器の輸出と、自衛隊の指導の下に油田地帯の治安維持・・・中国利権の排除と日本の利権の拡大・・・南スーダンのスーダンからの隔離とケニア経由での原油の積み出し・・・ここに新しい満州国が出来上がるのかね?ワクワクするね!さて、南スーダンとケニアにかかわる日本の企業は?ちょっと長くなりそうですから、いったん切るとしましょう・・・

2015.09.13

  

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