現在をうろうろ(1199)
日本貧窮者経済新聞
 大東亜戦争の開戦への道(17)

 日経平均もなんだかおかしな動きをしているが・・・円が5円も上がったのだからもっと下がってもおかしくないのに、なんで上がっているのかね?なんとなく・・・かなりの量の金が株式市場に流れ込んだのではないかと思えるのだが・・・GPIFもそろそろ株に金をつぎ込むのは限界だと思うのだが・・・?大丈夫かね?なんって、ちょっと気になりますね。

 さて、戦争への道ですが・・・政府の中枢でも昭和5年の段階では戦争の気配はないですね。ただ、軍縮条約に反対する右傾団と称される連中が騒いでいることは間違いないですね。政府は、この右傾団を気にしている・・・政府の政策として軍縮の方向へ・・・民間では、公共投資としての軍拡が期待されているという感じですからね。

 今は・・・市民は軍拡を押さえる方向ですが、政府が軍拡へ指向していますから・・・日本の軍需産業を活性化することを考えていますからね。この辺りが、私には理解不能・・・世に無駄なものを生み出すことで軍需産業を活性化させるなんって・・・防衛省はローンを組んでの兵器の調達ですからね・・・どうなるのかね?三菱重工をはじめとする軍需産業に金が流れるが・・・円の価値がボロボロになっていく中で、ローンを組んだ兵器の代金回収が産業界は回収できるのか?なんって・・・何しろそろそろ借金ができなくなるような信用状況ですからね。すでに欧米の首脳は財政再建の話を首脳レベルでは話そうとしなくなりましたからね。話をしても分からん奴に話は話すだけ無駄ですから、静観するしかないのかね?

 金がなくなれば、資源外交などで武力の出番が回ってくる可能性が高い気がしますね。紛争地帯には儲け話があるはずですから、日本の総合商社の権益を守るために、自衛隊の防衛出動がなされる可能性が高いと思うのですがね・・・アフリカの権益を守るための戦いが・・・ただ、欧州勢の権益との兼ね合いがあるから・・・どうなるのか?欧州と中国のつながりが強くなれば・・・日本は孤立する。ついでに、海軍力ではどうにもならない鉄のシルクロードによる繁栄には、米国は何もできないですからね。そろそろ欧州もアメリカがウザいのかもしれないですが・・・問題は欧州はアフリカとの結びつきが強そうですからね・・・どうなるのか?なんとなく、アメリカ製兵器の売れ行きもあまり良さそうではないような?あと、三菱重工の戦闘機の売り上げはどうなっている?

 F-35が遅れまくっているから・・・F-15は終わっているし・・・メーカー再生品の認定中古車のような状態で日本の国防を担っている・・・F-4もまだ飛んでるし・・・F-4の初飛行は1958年・・・私が生まれる前ですからね・・・大昔の設計の戦闘機が現役ですからね。軍拡の動きがないと、日本の兵器産業が終ってしまうのかね?少量生産でライセンスを買っての生産だから・・・物凄く割高になるはずですがね。それでも、国産にこだわっている理由は何?

 やはり、アメリカに対してのリベンジですかね・・・中国には負けていないという自負があるようで・・・オバマ政権も海軍も 中国と波風を立てたくない米国 リムパックに再び招待?米軍と中国軍の関係がますます緊密に JBpress(日本ビジネスプレス)

「8月15日から9月2日(米国時間)に日本が公式に降伏した時点では、アメリカ軍が主導した太平洋戦域では日本海軍は壊滅しており、太平洋の数多くの島嶼守備隊やフィリピンの日本軍も完全に敗北していた。ビルマからインドにかけての戦線でも日本軍は壊滅していた。そして満州にはソ連軍が侵攻したため関東軍は壊滅し満州国は崩壊してしまった」

「しかし、中国戦線では支那派遣日本軍は敗北してはおらず、中華民国軍との間で膠着状態が続いていた。ただし、本国との補給を絶たれ、満州からもソ連軍が南下してくる状況では、支那派遣日本軍の命脈も長くは持たなかったであろう」


 こんな説を掲げていますからね・・・中国には負けてはいない!ということですね。関連記事も面白い・・・「いせ」は、リムパック2014に参加する各国艦艇が停泊するパールハーバー米海軍基地の入り口に係留・・・ふむ特等席に係留ね?これって、単に船体のサイズの関係で、・・・レギュレーションによって割り振られた場所のような気がするが・・・

 冗談で、いせ の停泊の様子を合成して作り出してみました・・・幅が33mもあるんでね・・・右のように同型艦の ひゅうが を並べてみましたが・・・全幅の関係で停泊できる場所が赤丸の場所しかないようですね。喫水は7mと浅いところでも運用できますが・・・しかし、この艦の存在理由がわからない・・・何のためにヘリコプターを運用するのかね?まさか、艦隊演習用の標的艦なのかね?兵装も中途半端な感じ・・・こんな大型艦の存在理由がわからない・・・世界に類を見ない艦なんで・・・運用が思いつかない。まあいいか・・・さて、木戸日記・・・

 この辺りで、ちょっと良くわからないものが出てきています・・・南満州鉄道の総裁を昭和4年から昭和6年までやっていた仙石貢ですが・・・この人物が問題にされている・・・何やら、大きな職制改革などを行ったようなんですが・・・詳細が不明ですね。総裁在任期間は昭和4年8月14日から昭和6年6月13日です。この時期の満鉄の総裁は内閣と連動しているようです。

 職制の変更に関しては・・・近代デジタルライブラリー - 南満洲鉄道株式会社三十年略史 51コマ 問題になっているのは、たぶん昭和製鋼に関するもののような感じですが・・・詳細は不明ですね。朝鮮の新義州に新たな製鋼所を作り、関税・輸送に関するコストを引き下げ生産を拡大しようとする案件ですが・・・国立公文書館 アジア歴史資料センター 第1回満鉄製鋼計画審査委員会会議録 この辺りから続く一連の文書ですね。この件は結構面白い・・・新義州の現在の工業に関しても随分とチェックしてありますからね。新義州の開発に関しては、昭和16年以降の史料が少ないのか、私が目にしていないかなので不明な部分がありますが、関税や関東州の利権であるとかがかなり複雑に絡んでいるようです。国立公文書館 アジア歴史資料センター 昭和製鋼所関係一件 第一巻 こいつを読み始めてしまいました・・・

 しかし、満鉄がなぜ朝鮮国内の新義州に製鋼所を作ろうとしたのか?気になりますね。

 あちゃ、全然関係ない資料を・・・軍関連で・・・国立公文書館 アジア歴史資料センター 「JACAR(アジア歴史資料センター)Ref.C04120807000、昭和14年 「陸支受大日記 第16号 1/2」(防衛省防衛研究所)」 なんで・・・、本表外所要ニ応シ検黴用膣鏡、長鑷子ヲ交付スルモノトス ・・・軍医が婦人科の医療器具を・・・検黴用 と明記されていますから、売春婦の管理をしているということですね。国立公文書館 アジア歴史資料センター 守備隊軍医検黴事業援助の件 なかなか面倒な話です。国立公文書館 アジア歴史資料センター 軍政署旬報 軍医殿が検黴をやっているのでは、公娼ですが・・・従軍慰安婦と呼ばれても不思議はなさそうですね。国立公文書館 アジア歴史資料センター 密第102号 其726 公娼廃止運動 データベースはキーワードが見つかれば、様々な情報が引き出せますからね・・・国立公文書館 アジア歴史資料センター 花柳病患者罹患経路調査 昭和18年2月26日南方第12陸軍病院調 有名な資料としては・・・国立公文書館 アジア歴史資料センター 軍慰安所従業婦等募集に関する件 軍の統制下にあったってやつですね・・・

 戦争ってのは、人殺しが許されるので、それが問題ですね。いま、国会で人殺しの準備が語られているなんて最低だと思いますが・・・何か立派な事をしているつもりなのかね?借金をして、ローンを組んで兵器を調達して・・・結局は使わないものなのに・・・ここまで準備をするというのは、何か危機的な状況があって、外交の手段としての武力による脅迫を行わなければならないような状況にあるとしか思えないのだが・・・

 「日本らしい日本」の復活に向けての軍国主義への第一歩、進駐軍によって排除された遊郭の再興かね?・・・基本的な考え方はどうなのやら?

 日本では、戦後生まれの世代が、今や、人口の8割を超えています。あの戦争には何ら関わりのない、私たちの子や孫、そしてその先の世代の子供たちに、謝罪を続ける宿命を背負わせてはなりません。・・・・中国では、戦後生まれの世代が、今や、人口の8割を超えています。あの戦争には何ら関わりのない、私たちの子や孫、そしてその先の世代の子供たちに、謝罪を要求される宿命を背負わせてはなりません。

 日本による侵略の恐怖がある限り・・・しかし、なんだか、商社の海外での利権獲得に伴っての派兵のために政府が動いているような気もしますね・・・戦前のブロック経済が広がる中で武装商人が政情不安な所への進出というような図式がね。まあ、この線での妄想も面白い・・・じゃなくて・・・

 左の、仙石貢満鉄総裁の問題が気になるんです・・・そして、人材の問題は何か?こいつが見えてこない。仙石貢が関連する政府が力を入れざるを得ない事件は・・・昭和鉄工問題ですが・・・この会社の設立と、新義州への進出の状況が良く見えない・・・

 鞍山は中国領にあるから、関税の問題があるが、新義州なら関税の問題がない・・・新義州に製鋼所を置いて中国から鉄鉱石と石炭を輸入して・・・多獅島港を築港して・・・鉄道も整備ということのようですがね。昭和4年の段階でかなり大がかりな誘致合戦を鞍山と新義州・安東が繰り広げていることはわかるのですが・・・

 国立公文書館 アジア歴史資料センター 昭和製鋼所関係一件 第一巻 表紙に続く史料群の分割1の14コマ以降に掲載されている製鋼所建設請願に関する声明書を見ると概要はわかりますが・・・戦時禁制品として鉄製品・・・装甲板ですけどね・・・どうも、満鉄と新義州開発のセットってのは臭いね・・・新義州開発ってのは日窒コンツェルンの事業ですからね。財閥の思惑の表れのような気もするし・・・国立公文書館 アジア歴史資料センター 要請書 満、鮮国境地帯の実情(1) 昭和3年ごろから動きがあるが・・・ある日突然、新義州での事業が湧いてきたみたいですね。日本窒素肥料の朝鮮半島への進出は1924年ごろからですね。水力発電所の設置は朝鮮の東海岸ですから・・・40°39'41.6N 127°31'00.4E - Google マップ たぶん、このダム・・・ダムの水を分水嶺を超えて26.6kmの地下水路を経て 40°22'26.3N 127°33'24.6E - Google マップ ここまで水を引いています。ここから679m下ったところに赴戦江第一発電所があります。この発電所群が作られたのは1929年ごろまでですね・・・従って、日本窒素肥料との関連があるかもしれないですが・・・かなり微妙な感じですね。満鉄が朝鮮領内までの拡大を目指したのか?近代デジタルライブラリー - 今日を築くまで ふむ、これの23コマに興味深いことが書かれていますね。石灰窒素の特許に関してのものです。特許の実施に関しては、どうやら野口側に、この特許権は三井の金でということになったようですね・・・株式の51%を三井が、そして重役の指名は三井に一任・・・この条件では飲めないと決裂・・・三菱との話になり・・・三菱とは対等の契約となって、日本窒素肥料が成立・・・

 ふむ、仙石貢君がこの本に現れました・・・日本窒素肥料の曾木の水利権を鉄道院が買い上げる話になっていく・・・会社も傾き、電気鉄道工事が着手するまで、発電所と工場を借りての営業、新しい水力発電所を開拓・・・会社の経営が好転したところで、鉄道院が一度買い上げた発電所を、払い下げとなる・・・

 三菱との関係が良くわからない・・・どうやら三菱は朝鮮の主な河川の水利権を有していたようですね。そして、そこへ日本窒素肥料を乗せていったのか?いや・・・赴戦江の開発で、三菱の支援が得られなくて、興銀からの借り入れで実施・・・鴨緑江の水利権は支流を三菱が持っているから・・・本流もでしょうね・・・三菱と日本窒素肥料の資本関係が気になるが・・・

2015.09.06

  

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