現在をうろうろ(1180)
日本貧窮者経済新聞
 アフリカ政策の概要は・・・(5)

 さて、アフリカにおけるヤマハの商売のやり方は上手いですね。製品と部品を持ち込み、現地では核心的なものを生産しない体制をとれば、持続可能な商売ができますからね。役割の分担ですから、別に悪いとは思いません。日本が、生産にかかわる物資を売り、それを使って稼いで満足している間はね。次は、生産技術そのものが欲しくなる。その場合はどうするのか?というものですね。さて、続きは・・・

 日本企業が数多く進出した東南アジアの国々で起き、いまなお起きている、静かなる文化的変革とは、私の見るところ、こういう変化を伴います。
 日本企業を触媒として、次にこれを経験するのは、アフリカの国々であり、人々であるに違いないと思います。
 一緒に来てくださった、日本企業代表の皆さまと共に申し上げます。
 どうか、アジアで皆さんが長年かけて織り上げた成長のタペストリーを、今度はアフリカの、思い切り明るい色の糸を使って、紡いでいただきたいと思います。


 東南アジアの国々で起きている?ユーザーがいつの間にか、メーカーに変わっているとか?なんとなくね。基本的に日本は西欧の技術を導入をしてコピーすることによって産業を拡大していきましたからね・・・そして、長い年月かけて市場で流通させ蓄積させた金貨=小判などを明治政府が引き継ぎ、金本位と銀本位の2つの本位貨を並立させ、紙幣を発行して基本的に銀本位制で、金をロンドンへ送ることで欧州の進んだ文化を取り入れる貿易の基礎を作り・・・という感じですからね。この信用を元に貿易・・・第一次大戦後の金解禁で、本位通貨の流出・・・昭和6年の高橋是清による、金輸出再禁止と、日銀引き受けによる国債の発行で政府支出を・・・軍事予算の突出を図り、軍事産業=重工業への産業のシフトで、日本経済の世界恐慌にる混乱をリフレーション政策によって押さえようとした・・・今の政府がやっていることとの差が・・・事実上無いですからね。

 そういえば、三菱自動車が米国での生産から撤退とか?ちょっと前にやっていましたね。だんだん、海外から撤退する企業が増えているとか?

 いま、日本は産業構造を変化させようとしているようですが果たしてどうなるのか?・・・オムツ替えと、肩もみみたいなことを産業化するのでは・・・労働社会層の子弟は平日の昼間は収容所へ、この収容所での雇用も・・・どうも、これでは本気の産業にはならない・・・だって、単に富の一時移転であって、社会に富を積み上げるものではないから・・・ここでの、労働によって生み出されるのは社会に積み上げられる富ではないわけですからね。間接的には、社会に富を積み上げることになるが・・・効率が悪いことは間違いないはずですからね。

 まあ、海外から撤退してきて、日本で生産して輸出するなら、国内での富の蓄積が起こるから良いのですがね・・・アジアで皆さんが長年かけて織り上げた成長のタペストリーを、今度はアフリカの、思い切り明るい色の糸を使って、紡いでいただきたいと思います・・・なんとなく、やり方を変えそうですね。アジアでは技術移転を核心部分まで行ったが、今度はアジアからアフリカへは核心技術の移転は行わずに、ユーザーの位置から変えないようにする、そのために部品供給のサプライチェーンの先行的な充実を行い、不足を感じさせない状態にさせておく・・・これが、日本にとって思い切り明るい色の糸を使って、紡いでいただきたい・・・の中身ではないかと・・・ふとね。

 ああ、こんなことを書いていると・・・なんだか、自分自身がアフリカを搾取するための策士みたいな気分になるね。その傾向が強いのかもしれない。差別用語に関して敏感な人てのは、結構差別的な人間であったりしますからね。口では差別はよくないといいますが、その実は差別論者であるとか、口ではリベラルな話をするが、その実は専制が好きとか・・・支配する側なのかされる側になるのが好きなのか?結構人って立場で使い分けますから、腹の底が見えない御仁が多い・・・官僚の時はXXだったのに、今ではYYである・・・世渡りがうまい人が多いのでね。さて、もっと悪いことを考えるのも面白い・・・

 「カイゼン」という思想――。働く現場で「一人、ひとり」を大切にする、日本産の思想に目をとめ、いち早く、応用の可能性を考えたのが、エチオピアの、故メレス・ゼナウィ・アスレス首相でした。
 「カイゼン」は、「整理」と、「整頓」から始まります。
 「整理」とは、工場フロアからムダなものを取り除いて、動線を整えること。「整頓」とは、流れが良くなったラインに対し、必要な道具を、取りやすいよう並べることです。
 整理と、整頓によって、ラインは美しくなります。美を感じて、達成感をもつところに、国境や、文化の差はありません。同じラインで生産の能率が上がれば、達成感はさらに増します。

 改善ね・・・整理整頓は基本だから別に問題ないですね・・・効率が良くなるように、ラインの整理と整頓を行う、ただ、この整理整頓ってのは、ラインで考える場合が基本ですね。一人ですべての工程を担当する場合と、流れ作業でのラインでの整理整頓は違いますから・・・厳密には・・・人の動きの無駄をなくして最大限の効率を上げるための考え方ですね。

 ただ、この科学的管理法ってのが・・・基本はノルマを達成させるために・・・ですからね。標準的な人間ならこれだけの作業ができる・・・達成できて当たり前な状態に標準化して・・・成功報酬と不成功なら減収・・・どんなに頑張ったってこんなもの!

 なんだか、日本発のような話をしていますが、これって、基本的にテイラーのシステムでしょう。これとは別に、アメリカの統計学者のデミングが戦後に日本に持ち込んだのが、ビジネスの効率を向上させるもので・・・正しく個人を尊重する方式ですが・・・これにちなんで、デミング賞ってのがあります・・・TQMって、総合品質管理の進歩に功績のあった民間の団体および個人に授与されている賞がね。そのうち、アフリカの企業も受賞することになるのかね?

 働く現場で「一人、ひとり」を大切にする、日本産の思想だってさ・・・テイラーのシステム・・・働く現場で、標準的な一人の作業量を定めて、怠け者と頑張る人間を峻別し、怠け者には鞭を、頑張る人間には最大限の努力をさせる・・・こうして、一人ひとりを確実に把握し、底辺を押し上げることで、標準を高いものに再設定することにより、人件費を低廉なものとして、企業利益を高めるためのもの・・・よって、このシステムの裏をかくためには、標準以上の能力を持つものは程々に働いて、標準を高いものに再設定されないように。頑張ってもこんなものの水準を低いものに保てばOK・・・最高難度の仕事なんかにチャレンジしてたまるか!命がけなんか嫌だ!でOKだね。

 どうやら、テイラーのシステムの話をしているようですね。末端の労働成果の話をしていますから・・・デミングの方は基本的に経営側の心構えに近いですから。右翼の軍国主義者の安倍晋三君はこの辺りをきちんと理解しているのかね?経営側としては、ラインを科学的に構成して、労働者に無駄な動きをさせない!現場で一人ひとりを管理するのは・・・テイラーの効率の良い人の働かせ方となると思うのだが・・・なんとなく、生産向上をノルマとして、現場に新しい手法を考えさせるという、デミングの考えとは逆の考えを何かで述べていたような?デミングの方は、基本的に不理解をなくすために強力な学習プログラムを行うこと。On-the-Job Trainingの活用ですね。そして、人には能力差があるからそれは、不問・・・、不具合を未然に発見し、回避法の開発・・・

 なんとなく、おおむねデミングの考えを取り入れた上で、末端はテイラーのシステムで労働強化が日本型なのかね?

 ことほどさよう、「カイゼン」は、経営ノウハウとして、どんな国、文化にも、応用が効きます。
 そればかりではありません。取り組むうちに、「一人、ひとり」の創意と工夫を大切にする文化が、染み込み始めるという、それに、「カイゼン」の奥深さがあります。
 「カイゼン」は、何しろ徹底的にボトムアップ。トップダウンではありません。そこにあるのは、草の根を支える「一人、ひとり」に対する信頼です。人間に対する普遍的信頼に基づく思想が、カイゼンなのです。


 ああ、ことほどさよう、一瞬ななにかと考えちゃった・・・事程左様だね。なんだか・・・カイゼンって禅問答みたいだね?しかし・・・なぜ、末端にカイゼンを要求するのかね?デミングだと、この役割は職場のリーダーの担当だと思うのだが?基本的に日本は年功序列型で、無能な上司に巡り合うことが多いからなのか?その抜け道として、末端にカイゼンを要求することで回避している?

 また、働く人たちは、ささやかな達成を重ね、着実な自信を育てます。「セルフ・エスティーム」を、はぐくむ行為でもあるのが、カイゼンです。
 「一人、ひとり」が、確かな自信を身につけ、毎日たゆまず働くうち、会社は伸びるでしょう。そういう会社、職場が、ひとつ、またひとつ増えて行くと、社会は次第に安定し、やがてそこに、民主主義の、確かな土壌ができてくるでしょう。


 どうもわからん?働く人たちは、ささやかな達成を重ねることで給与を増し、着実な財産形成を行います。そして、こんな会社おさらばだよと言える自信を持たせたくない、常に仲間の一員でなければならないと職場に縛り付けるのがカイゼンです・・・

 一人ひとりが、確かな自信を身につけ、部品供給先を見出すことでヤマハの養成したエンジニアは会社を離れて独立した修理業を行うようになり、それに対応してヤマハは純正部品を安定して卸すことで独立したエンジニアを囲い込んだ・・・という感じだったが。

 会社の枠に囲い込まれた人間というのは、民主主義的な思考を持ちうるのだろうか?民主主義は、会社や組織の枠を離れて・・・考える個人というやつに依拠するはずだが?右翼の軍国主義者の安倍晋三君だから、統制型の民主主義を至上の物としているのか?管理されていることを意識させない管理・・・

 しかも、すべては、アフリカにもともとあった豊かな文化や、人間を大切にする発想に、相通ずるものです。――カイゼンとは、アフリカが、本来の姿を再発見するわざなのだといえるかもしれません。

 国家の管理が弱いところでは、基本的には何事も自己責任、統制型の社会では、この自己責任の領域が狭められて、人間は責任に対する意識を失い、責任を考えると行動できなくなる・・・ふとね。

 勝手な改造は保証や修理の対象となりません・・・これって、統制型の社会の枠組みですね。やるなら自己責任、俺は知らないよ!という脅迫のようなもの・・・自分で完璧にいじれるなら怖くはないが、自信がないどうしよう・・・となると、自己責任を回避して言われたままの行動をとることになる。これに慣らされると、枠からはみ出ることができなくなるという事ですね。

 勝手なことをするな!お前に責任が取れるのか?・・・人の行動を規制するための言葉ですね。何かあったら辞めてやるよ!というか、ごめんなさいをいうかの問題ですかね?

 したがって、強い人間になるためには、1年ぐらい働かなくても食える貯えと、再就職しやすい技能と履歴を持っていることですかね?

2015.08.24

  

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