現在をうろうろ(1159)
日本貧窮者経済新聞
 北朝鮮のウラン鉱山の話がアメリカで出ているが・・・?

 また、北朝鮮のウラン鉱山とそこで精鉱をこしらえているところの情報が流れていますね。北朝鮮:ウラン精錬体制拡充か 米研究者が公表  - 毎日新聞

 米モントレー国際問題研究所のジェフリー・ルイス東アジア不拡散プログラム部長によると、北朝鮮南部の平山(ピョンサン)にあるウラン精錬施設の場所を特定し衛星写真を比較したところ、13年以降に近くのウラン鉱山から鉱石を運搬するコンベヤーの受け入れ施設が建て替えられていたことが分かったという。複数の建造物の屋根も新しくなっていた。

 ルイス氏はこうした施設の更新について「ウラン精錬量の増加を想定したものだ」と分析。核兵器に使用する高濃縮ウランを生産するためか、北朝鮮中部にある寧辺(ニョンビョン)の核施設で建設中の軽水炉向けに核燃料を製造するためではないかと推測している。

 という奴ですね。この場所は私も確認していますが・・・どうも、金銀鉱山ではないかと思うのですが?この場所は・・・38°19'02.5N 126°25'55.4E - Google マップ ここですけどね。

 左の古い地質図の中にありますね。

 左の赤丸の左上の中黒の二重丸が金鉱の印です。

 現在の衛星写真、左の中央上の赤丸場所に相当すると思われます。

 左の赤丸から上に谷が入っていますが・・・それは右の写真のあたりと思われます。近代デジタルライブラリー - 朝鮮鉱床調査報告. 第3巻(黄海道) 2 10コマ 黄海道東部地質略図 これですね。この地図だと問題の場所は金川郡となっています。近代デジタルライブラリー - 朝鮮鉱床調査報告. 第3巻(黄海道) 2 42コマ ここに書かれている、金川郡西泉面東山里葛[山見]の金鉱・・・従って、ここは金山と思われるのですが・・・

 そりゃ、ウランは花崗岩の中に見出されるのは知っていますが・・・ペグマタイトとかね・・・そういった巨晶の中に良く見出されるのでね・・・

 多分、地図を読み損ねてはいないと思うのですが・・・アメリカの研究機関は、この手の古い地質図などを眺めているのか?ちょっと気になりますね。

 米国の研究機関が発表しているのが・・・Recent Imagery Suggests Increased Uranium Production in North Korea 38 North Informed Analysis of North Korea これですね。ただ・・・ここの核施設とされている選鉱所は・・・イエローケーキを作っているとは思えないんでね・・・理由は・・・50°04'31.4N 118°13'10.8E - Google マップ ロシアのウラン鉱山など・・・沈殿池があって、黄色から緑色の結構鮮やかな排水が出るんでね・・・ここにはそれがないのでね。ずりなどを捨てている場所にもその痕跡がないですからね・・・

 そして、ウラン濃縮工場に関しても言及がありますね。残念ながら・・・39°46'12.5N 125°44'55.3E - Google マップ 新しい写真がないので、詳細は不明ですが・・・軽水炉も39°46'12.5N 125°44'55.3E - Google マップ 外見的には完成ですかね?一応、送電施設もつながっているような感じですからね。

 北朝鮮なども、大規模な工業化を行なうとすれならば、まずは発電所がなければならない・・・近頃は無煙炭の燃焼技術も進んできているようですし・・・そして、原料炭の問題もあるし・・・基本的に、日本より製鉄に関しては条件が悪くて、国内の鉄山は砂鉄に近いようなものが多いようで、高粘結炭は少ないし・・・戦前の日本が導入した直接製鋼法に類似の主体鉄の生産ってのがありますがね。

 アメリカ様も、さまざまな技術を駆使して北朝鮮を探ろうとしていますが・・・実際には、日本の図書館に北朝鮮に関する膨大な資料があることを知らないのかね?探鉱に関してはほぼ、朝鮮全土を調査していますから・・・ウランはこのあたりには無さそうなんですがね。古い地質調査の結果からは 40°13'19.9N 125°14'32.3E - Google マップ このあたりからウラン鉱石が出るとかやっていますから、多分、この周辺に鉱山があってもおかしくないですね。

 この周辺には、結構強力な対空ミサイル陣が置かれていますね。多分S-125か何かそれに類似のものでしょう。このあたりには、この防空ミサイルの陣地が2つありますからかなり怪しいですね。日本には、防空陣地によって守られている場所ってのはあるのかね?北京は郊外に半円形を描くように強力なミサイル陣地があって、北米からのミサイルを阻止するようになっていますね。そして、平壌も南からの航空機やミサイル攻撃に対抗するための陣地群がありますね。日本の場合は・・・市谷に持ってきたりと不思議な行動を起こしますからね・・・従って、形式的防衛しか考えていないのではないのか?なんってね・・・

 少なくとも、ロシア製の防空ミサイルのマニュアルでは・・・北京と平壌の周辺のミサイル網では・・・防空の中心から50kmのところに35km間隔で6基の発射機を備えた陣地を構築するように指示があると思われますからね・・・北京も平壌も同じように構築されているのでね・・・

 北京の防空ミサイル網は左のような配置になっていますね。これで、北米からの攻撃に対処できるわけです。

 平壌の防空ミサイル網は右のような感じですね。これで韓国からの航空機やミサイル攻撃に対処しているわけで・・・日本だと、朝霞と習志野と阿見あたりにあるようですが・・・なんとなく、弾薬庫に付属しているような感じのとか・・・どうも、恒久的な陣地の感じではないですね。

 左の写真が平壌の防空を担っているミサイル基地の1つです。38°48'06.9N 125°27'58.0E - Google マップ ここにありますね。

 さすがに、中国の方は40°08'15.5N 116°33'21.8E - Google マップ 都市の中にある奴は都市の中ですから基地の表情が違いますね・・・

 右のような整然としたものになっています。これは・・・多分S-200か300ではないかと・・・立派な基地ですね。

 日本はミサイル防衛を叫んではいますが・・・欲しいのは、こういった恒久的なミサイル基地ではなく・・・イージス艦隊のようですが・・・しかも、強襲揚陸艦も空母もなくて守るべき艦隊を持たない護衛艦隊を世界に展開したいという不思議な防衛構想・・・?私には良く分からない・・・輸送船団の護衛をイージス艦が行なうのも考えにくいが・・・中国との戦争の中で、南シナ海を押しわたるのには・・・8隻程度のイージス艦では無理でしょうが・・・?不思議な軍備・・・?

2015.08.15

  

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