現在をうろうろ(115)

 人間の目玉の動きの研究だって・・・

 京大って色々と研究していますね。今度は、目を動かしても視界がぶれない仕組みの一端解明なんって興味深いものをやっています。 日本経済新聞の報道によれば以下のようなものです・・・

 京都大学の河野憲二教授らは目を動かしても視界がぶれずに済む仕組みの一端をサルの実験で解明した。目を動かす前後の視覚情報を脳内で統合して処理し、ぶれを補正している可能性が高いという。悪路を走る自動車やロボットに取り付けたカメラの映像がぶれるのを防ぐ技術などに応用できるとみている。

 アカゲザルの脳に電極を刺し、神経細胞の活動を観察しながら画像を見せて実験した。緑と赤の点とバナナの画像を表示。緑から赤の点へ視線が移る途中でバナナを消しても、視界中でバナナの位置に対応する神経細胞が活動し続けた。このことから目が動く前後の視覚情報を組み合わせて視界のぶれを補正している可能性が高いと分かった。

 運動選手の動体視力を調べる手法の開発にもつながると期待している。成果は米科学アカデミー紀要(電子版)に掲載される。

 ふむ、興味深い・・・目を動かしても視界がぶれない・・・確かにぶれているようには見えないし、車が揺れてもそれほど困らないが・・・深く考えたことなど無かったですね。そりゃ、車に固定したビデオカメラの映像がやたらと揺れるので、それが厄介でしたが・・・てっきり、目玉が動くものに対しての追従速度が高いのでぶれているようには感じないものだと思っていましたね。

 どうやら脳内でそれを処理している・・・この報道からだと・・・目を動かす前後の視覚情報を脳内で統合して処理し、ぶれを補正している可能性が高い・・・か・・・ふむ、人間様の脳みその処理速度ってそんなに高速なのか?ふと、この点で疑問に思ってしまう。私の脳みその処理速度は、そんなに高速なようなきがしないなぁ・・・なんってね。私の神経の反応速度は年々落ちていて・・・それが気になっていますが・・・気になるのは、サーフィンの写真を撮る時の反応速度・・・修練が足りないのか、撮ろうとするタイミングは、0.2秒ぐらい遅れる事を実感していますね。単に鈍感なだけかもしれないが・・・動画の処理は、私の脳みそではなかなか困難なのです。カラオケの字幕も苦手で・・・DAMの精密採点などで歌詞と、音程の表示とを見ていると・・・脳みその処理速度の限界を感じます・・・歌が疎かになる・・・従って、発声が遅れてくる・・・車を昼間運転してラジオを聴いている時の反応速度と、暗夜に運転してラジオを聴いている時では反応速度が違う・・・暗夜では見えるものというか・・・認識すべきものが少ないから、脳みその余力が大きくなるようです。

 まあ、こんなことからだね・・・従って、私の脳みその処理速度は、私が理想とするものから比べるとかなり遅い・・・日々処理速度を上げるために、なるべく休ませるようにしているが、それが良くないのかも?

 さて、実験の様子が書かれていますね・・・神経細胞の活動を観察しながら画像を見せて実験した。緑と赤の点とバナナの画像を表示。緑から赤の点へ視線が移る途中でバナナを消しても、視界中でバナナの位置に対応する神経細胞が活動し続けた・・・う・・・状況がイマイチ分からない・・・CiNii Articles 著者 河野 憲二 ふむ、研究領域は理解・・・

 サッケードと追跡眼球運動の視標選択のメカニズム(一般講演,機械学習によるバイオデータマインニング,一般)Mechanisms of target selection underlying saccades and smooth pursuit eye movements
 日常の視覚環境において、興味を惹く対象物が視野の中で動いている場合には、その対象物を見るために2種類の眼球運動が起こる。一つは対象物に視線を向ける高速で一過性の眼球運動であり、サッケードと呼ばれる。この眼球運動は対象物の像を網膜中心窩に捉えるように働く。もう一つは、対象物の像を網膜中心窩に保持し続けるように働く、ゆっくりとした滑らかな眼球運動であり、追跡眼球運動と呼ばれる。これら二つの眼球運動は、通常一つの対象物に向かって起こるが、その協調動作を実現する神経機構はまだ良くわかっていない。本研究では、この二つの眼球運動の基盤となる視標選択が、同一の神経機構に支配されているか否かを調べるために、動く6つの刺激を用いた、視標選択の難易度が異なる二つの視標探索課題(ボトムアップ的手掛かりが利用できるか否か)を行っている時のヒトの眼球運動を調べた。その結果、追跡眼球運動系にはサッケードの実行とは無関係に働く視標選択の機構があること、サッケード系の視標選択と追跡眼球運動系の視標選択におけるボトムアップ的手掛かりの重要性が異なること、サッケード系と追跡眼球運動系で異なる視標を選択する可能性があることを示唆する所見を得た。これらの結果は、サッケードと追跡眼球運動の視標選択が完全に同一の神経機構に支配されているのではないことを示唆する。

 ふむ、私がサーフィンの写真を取る時の奴がこれだね。興味を引く対象のサーファーを追うとき、カメラを構えずに眺め、板に乗る初動に合わせてカメラを構え、ファインダーのなかにおさめ、それから追従に入る・・・カメラを使わなくても目の動きはそうなりますね。ぼけーっと何人かのサーファーの動きを観察していて、その中で特徴的な動きを感じて、そのサーファーを網膜中心窩に捉え、それを維持するというやつですね。雰囲気としては・・・何かの動きを脳みそは待つわけです。波間に揺れる何人ものサーファー・・・私の脳みそは、定期的な波の動きをチェックしていて、閾値を越えた波を沖に感知、そして期待の高まり・・・上手いサーファーは・・・で対象を絞り・・・多分、これが「追跡眼球運動系にはサッケードの実行とは無関係に働く視標選択の機構」ってやつでしょう。そしてある程度上手いサーファーで絞り込まれた中での初動を感知したら「サッケード系の視標選択と追跡眼球運動系の視標選択におけるボトムアップ的手掛かりの重要性が異なる」というやつで網膜中心窩へ・・・こんな感じですね。一応、かなり高度な処理を行っているはず・・・価値判断との連携かね?ふむ興味深い・・・

 まあ、私の脳みそは単純で、何かの刺激を待つ受動的な部分と、この受動的なものからの警告で覚醒する能動的な2つの領域から成り立っているような感じですね。ただ、この何かの刺激を待つ受動的な部分は、どうやらプログラム可能で、波の様子、サーファーの力量の違いなどをインプットしてバッチ処理を行っている・・・この際の脳みその処理速度はアイドル状態に近い・・・無意識の定型業務って感じですかね。そして、大きな波のうねりとか、脳みその活動を高める要因でアイドル状態からの立ち上げを準備して・・・という事は、何かを監視するというのは、脳みそ内の活動領域を刺激によって連鎖的に活動状態を上げ、活動領域を広げて行くことに他ならないような感じですね。従って・・・「サッケードと追跡眼球運動の視標選択が完全に同一の神経機構に支配されているのではないことを示唆」となるわけか・・・了解。私は実験動物か?

 さて、目を動かす前後の視覚情報を脳内で統合して処理し、ぶれを補正している可能性が高いという。悪路を走る自動車やロボットに取り付けたカメラの映像がぶれるのを防ぐ技術などに応用できる・・・これは?

 ちょっと対応する論文が不明・・・なんとなく雰囲気は分かるが・・・しかし・・・気になるのは、悪路を走る自動車のカメラの映像がぶれるのを、人間の目玉は何故補正できない?カメラの眼も人間の目も同じものを見ている。しかし、カメラの眼が記録したものを見ると、ちゃんとぶれて見える・・・あとで、悪路を走ってドライブレコーダーの画像でも眺めて悩むとするか・・・まったく、世の中には知らないことが沢山ある!

 あ地震だ・・・無意識に秒数を数えている・・・これも似た脳みその働きだね。この所、初期微動を感じると無意識に秒数をカウントして、震源の距離を計算し始める・・・人間の脳は不可解なものです。

2014.05.14

  

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