現在をうろうろ(1149)
日本貧窮者経済新聞
 銀を使ったフルートの見分け方・・・?

 近頃、フルート遊びが激しくて・・・ムラマツのM-180・・・管体が銀の奴をオークションで入手・・・ムラマツのM-85、M-95とM-120、M-180を限られた写真から見分けるのはなかなか困難ですね。ヘッドクラウンでM-85・95とM-120・180を区別することは可能なようで・・・厄介なのは主管・足管が銀なのか洋銀なのかを区別することです・・・なんとなく、ムラマツのこのシリーズは・・・8万円以下での中古の販売がまずないですから・・・区別がつかなければ6万円か7万円で仕入れれば損は無い・・・なんとなく大手の買取はそんな具合になっているのでは?ふとね・・・

 私は貧乏だから・・・こりゃ、売り飛ばすときにムラマツで一度調整に出して、型番とシリアルナンバーの入った調整書類をつけて売り飛ばさないと・・・モデル不明で、管体銀・頭部管銀・リッププレート銀・総洋銀の区別がつかなければ、買取側も最低買取の総洋銀に合わせるしかなくなりますからね・・・

 銀と洋銀の区別はどうすればよいのか?これが問題です。酸化物の色の違い・・・磨かれた金属の色の違い・・・耐酸性・・・そして条痕色かな?そして比重・・・非破壊検査となると・・・比重や色ですかね・・・条痕色を使うわけには行かない・・・写真から判別するには?形状と色・・・先にあげたM-120・180の値段の差は大きいでしょうね・・・現行のEX・GXの違いEXで22万GXで38万・・・EXで7万買取・GXで12万円ぐらいになりそうな気がしてね。

 一応・・・フォトレタッチソフトを使うと材質の異同がチェックできるような感じで・・・先日1円スタートのジャンクのムラマツを入札しましたが・・・M-120・180・・・どちらか分からないのでね。どこまで出すかの賭けをしました。まあ、基本的にM-120なら2.5万円とM-180なら3.5万円リミットでの入札ですが・・・写真からの判定では管体銀のM-180と信じて3.5万円までと賭けた訳です・・・ポチポチと・・・落札して、遊び場に着いたものは・・・

 M-180で一安心・・・しかし、音が・・・タンポ多少疲れていますが問題はなさそう、飛び飛びで低音が出ないから調整不良・・・ねじを1つ弄って音が出て・・・これでOK・・・もう、ムラマツは要りません・・・なんてね。

 私のところの、ムラマツコレクション・・・右からM-180、M-120、M-95、M-85と思われるものです。管の色に注目すれば、分かると思いますが・・・リッププレートはどれも銀なので同じ色・・・一番左のM-85は管が洋銀なので右端のM-180の管とは色が違います。M-95とM-120は頭部管のみ銀ですから頭部管だけが色白というわけです。

 この写真は・・・手持ちで撮れる限界の明るさに近いところでの撮影なんで、ちょっと鮮明度が低い・・・三脚を立てればよいのですがね・・・昔、銀器がもてはやされた理由が分かります。ほのかな明かりの中ではスターリングシルバーは反射能が高いので白く輝いてくれる。良く磨いた錫やニッケルメッキのの食器は暗く沈む・・・まあ、そんなところなんでしょうね。薄暗いところで見ていると・・・どうもツートンのフルートはあまりカッコ良くない・・・従って、総銀に近いM-180は見てくれが良い・・・揺らめく仄かなろうそくの明かりの中で吹けば手入れの良い銀のフルートが白く輝く・・・結構、はっきりと違いが写真に写し出す事ができて、われながら、ちょっとびっくり・・・

 従って・・・近頃は洋銀部にも銀メッキをかけるわけですね。従って、見慣れた人でも違いが見て分からないからEX、GXのモデル名の刻印が入っているとか?

 この4本のうちM-120がインラインのリングキーなので性格の違う管ですが、残りは全てオフセットのカバードキイで、Eメカなしですから比較の対象になるわけです。個人的に好きな音は、安い奴M-85ですね。音の違いは・・・たぶん、管体強度の問題ではないかと・・・頭部管を差し替えると・・・一見するとM-180とM-120の頭部管は同じに見えます。材質も同じで、クラウンのデザインも同じですが・・・実は管の太さが0.1mmほど差があります。M180の方が細いんです。従って・・・違う頭部管であるというわけです。違うものを比較して音が違うのは当たり前・・・歌口の形状も類似ですが・・・音は類似ですが違うのは自明・・・従って銀の音というよりは頭部管の設計の違いによる音の違いということになるような気がします。もし、銀で洋銀と同じ管を作ったら・・・たぶん重さは2割り増し近くになるのでは?80gも重くなったらかなりきついと思いますね。まあ、重心位置を上手く調整すれば80gの違いは大したことはないですがね。

 ああ・・・ちょっと前の製品群・・・だって、新しいのは買えません!現行機種でも中古で・・・管楽器 中古 フルート MURAMATSU に関連する検索結果【クロサワ楽器店】 EXで15万、M-95でも12万円を超えますから・・・上の写真の4本分のお値段・・・今でこそきれいになってきちんと音が出ますが・・・M-180など20万円もする・・・ちょっと、お金持ちになった気分・・・プライスでもつけて並べておくか・・・型番不明・要調整というわけで格安に手に入る・・・オークションは興味深い。

 とにかく、ムラマツの音というのは・・・どうも金・ゴールドは別の系統の音になっているような感じですね。さらに繊細というか・・・私にはあまり好きになれない音・・・そりゃ、悪くないですけどね。どうも・・・ムラマツのM-180は管体の強度が不足しているのではないかと・・・なんとなくね。管体が良く振動してくれるが・・・指で感じられるのが・・・あまり気に入らない・・・フルートの管は弦楽器などの共鳴胴とは違うのでね。気柱振動が重要だと考えると・・・管は不動でなければならないなんって単純に考えてしまう。従って管厚のある重い奴の方が優れているはずなんてね。

 安い素材に高度な技術を投入しても、売りにくい商品が出来上がる・・・高価な素材に高度な技術のものに負ける・・・素材の価値はなかなか面倒・・・銀は響きが良いかどうかについては昔に結論がでている・・・銀も銅も同じように使われていた時代に響銅と呼ばれる鳴り物仏具の素材にされたものがありますからね。響きの良い銅をベースとした合金・・・読みはサハリ・・・韓国の金属食器の素材でもありますね。・・・つまり、鳴りが美しいのは銅の硬度を増したものということになりますかね・・・つまり、響きの美しさというとこの手の金属になる・・・共鳴管が高価なものを使っているのは・・・フルートぐらいですかね?後は・・・まさにブラスですから・・・真鍮・・・

 そうなると・・・銅が響きが良いとなると・・・ムラマツの9Kの音が良いのもちょっと納得・・・金の割合は37.5%残りは銅かな?しかし、何でホワイトゴールドのフルートが無いのか?ちょっと気になりますね。プラチナのフルートがあるのに・・・なぜホワイトゴールドが無い?ゴールドに見えないから・・・シルバーとの区別はつくが、色がね・・・スターリングシルバーの方が色が明るいですから、見掛けで負ける?・・・しかし、なぜホワイトゴールドは無いのか?

 ただ、プラスチックや木のフルートだって・・・金属管のフルートと同じ音が出ることからすると・・・材質の差はきわめて小さい・・・高次の倍音成分に関しては影響があるが・・・高次の倍音成分は管体の硬度の問題であるとするなら・・・パイプオルガンでは硬度の高い管が明るい音を出していますからね・・・さてどうなるのか?

2015.08.08

  

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