現在をうろうろ(1112)
日本貧窮者経済新聞
 フルートを磨きはじめて・・・

 ああ、フルートを磨くなんって始めなければ良かったなんって・・・どうも、遊び場の中が彫金工房に近くなりそうな気配が・・・初代のムラマツの工房の作品のフルートは、徐々に新品の輝きへと・・・効率が悪いですが、あちこち処理を変えて手早く新品同様に変えるための手順の工夫ってやつをしているんですが・・・問題は、このフルートの新品の状態が分からないという事ですね。私なんかだと・・・やはり、彫金の経験がありますから、一般工業製品の仕上げよりワンランク上の仕上がりを狙ってしまう傾向がありますからね。

 このK.MURAMATSUは多分、一般工業製品の鏡面加工かなとか?何しろ、新品のフルートは中国製とかの安価な物しか手に触れていないですからね。これでも、一般工業製品にしては悪くない仕上がりですが、やはり・・・宝飾品レベルの仕上がりからするとかなり荒いものです。

 さすがに、現在のムラマツ9Kなどは宝飾品クラスの仕上がりになっていますがね・・・近頃は鍍金製品が多いですが・・・多分、コストダウンに貢献しているのではないかと・・・何しろ鍍金面の金属は、一般的な冶金によって作られた金属体に比べて硬度が高くなるようです。そして、高い光沢が生じます・・・磨いた鏡面よりもかなり良い鏡面が作れる・・・耐摩耗性と装飾性が高いという事なのでしょう・・・しかし、どんな銀メッキなのかね?銀メッキをした後に、ロジウムでもかけていたりするのかね?銀メッキの面も様々な保護方法がありますからね・・・まあ、私の場合は、現在の所、洋銀製の管体をいかに美しくするかだけなんでね・・・さすがに、鍍金をする予定は無いですがね・・・

 したがって・・・鏡面仕上げをする前の下地をどこまで綺麗にするかの問題という事になりますね。一応・・・流しの脇の石鹸箱の中の2000番の耐水ペーパーしか手元に無いので、これで遊んでいますが・・・表面の酸化によってわずかな凸凹ができた部分を削り取って鏡面仕上げをするべきであるという事になりますかね。

 これを、管全体に行うとなると・・・バネなども抜いての作業になりそうです・・・これって、面倒ですね・・・バネを仕入れておかないとちょっとやりにくいですね。折る可能性が高いですからね。ベームくんの本によると・・・針を使っていたようですね。針バネをThe flute and flute-playing in acoustical, technical, and artistic aspects Bohm, Theobald, 1794-1881 Free Download & Stre ベーム式フルートの販売のための手引きのような感じの本ですが・・・これの58ページあたりにスプリングの話が出て来ますね。当時の金属加工精度の問題でなのか・・・管のジョイント部に蝋を塗れとかありますね。

 というわけで、頭部管をいじっているわけですが・・・とうとう、磨く場所が無くなってしまった感じですね・・・数か所わずかな傷が残っていますが・・・このフルートは巻き管なんで・・・この継目もあってね・・・で、どこで妥協するかの問題になっています。そこで、今度はヤマハの頭部管の表面を全て2000番の耐水ペーパーでならしてみました・・・そしてルーペで見て腐食層を全て取り除いた状態にしました・・・厄介なのはヤマハのマーク・・・こいつが不鮮明にならないようにちょっと注意して・・・あとは、バフと青棒で・・・多分、新品より光沢が良いかも?こちらも数か所傷が残っていますが面倒なので良しとしちゃいました・・・

 ああ・・・そう言えば・・・洋銀の手入れって・・・レモン汁で良いじゃん・・・クエン酸・・・そう言えば・・・銅板画のエッチ液などはこの仲間ですかね?銅を溶かす・・・クエン酸と塩化第二鉄の溶液・・・エジンバラエッチ液ってやつですね。これは塩化第二鉄が銅を溶かすのをクエン酸が補助している感じですかね?・・・まあ、普通に洋銀製の食器はレモン汁で綺麗になる事は・・・実は、日常的にやっている・・・

 足管部の端の部分がレモン汁の威力で綺麗になる事が判明・・・

 綿棒でやっつけるのも良いかな・・・クエン酸はあとに残るから・・・水洗いは確実にしないといけないでしょうね。

 組み立ててみると右のような状態ですね。写真というのは面白いもので・・・磨きが足りない所がちゃんと分かるように写るんでね・・・細かな所は研磨剤をつけたアイシャドーチップで軽く磨いて・・・そうすれば、それほど悪くないですね・・・

 クエン酸で化学研磨という事がどうやら可能であると・・・いっそのこと、洗剤とレモン汁の混合溶液で煮てしまうとか・・・フルートを煮ても食べられないが・・・実験する価値はあるかも?オークションで1本汚いのを落として・・・分解してタンポを外して・・・全部を煮てみるとか?細かなパーツが綺麗になるのであれば、これでも良いかもしれないですね。ああ、別にフルートじゃなくても良いじゃん・・・白銅や洋銀なら何でも良いんだから・・・100円や50円玉を煮てみれば分かる・・・というより、綺麗になる事はスプーンなどで確認済み・・・少しずつ磨いていますが・・・段々テストする場所が少なくなっていきますね。

 一応、電解研磨とか化学研磨も考えたんですが・・・どうやら、フルートのレモン煮が良さそうな気がしてきた・・・時々、スプーンを煮ていますから・・・模様の隙間などの黒い奴が綺麗になりますからね・・・どうも、私の頭の中で食器とフルートが完全に別のものになっていたという事かね?まあ、フルートをレモン汁で煮るなんて普通は考えないね・・・いつもはスプーンを、ポッカレモンの汁と洗剤少々を入れた水で煮ていますが・・・硫化・酸化銅系の物質が溶けるからね・・・

 ただ・・・古いヤマハの211とか鍍金の施されていない汚く錆びた奴の再生などシステム化しても・・・商売にはなりにくいね・・・1本1万円位でやっても・・・どっちにしろ・・・タンポ全交換、調整を行わなければならないから・・・もし食べて行くとなると・・・2万円程度までしか工賃を下げられない・・・2万円だと・・・中国製の楽器の価格帯ですね・・・これでも、別に悪くないですからね・・・一応、ケルントナーとかJマイケルとかを吹いて遊んでいて、別段問題は無いですからね・・・どうせ、上手くないし・・・根気が無いから練習も嫌いだし・・・音が出ていれば楽しいだけだし・・・音楽・・・それでいんです・・・安物専門の中古フルート店という選択肢もあるか・・・ニッチな部分にターゲットを絞れば・・・馬鹿だね・・・

 だから、楽器を、こんなテキトーな扱いをしてしまう・・・まあ、今更、新規にフルートを調達する予定もないし・・・銀食器は、アルミ箔の使い捨て食器の中に湯と重曹だったね・・・重曹水の温かいのとアルミと銀が入っていれば良い・・・その中に入れると綺麗になる・・・アルミと銀のイオン化傾向の違いで・・・アルミが溶けて銀に着いた硫化していた硫黄分が硫化水素になって出て行く・・・電解液による硫化銀への電子の補充により硫黄が離れる・・・いずれにせよ、表面は荒れているから磨かなければならない・・・手を動かすしかないわけですね・・・さて、ヤマハ211の主管部はどうするか・・・酸素系漂白剤でやってみるか?・・・これが終わったら・・・磨くものは無くなっちゃいますがね・・・

2015.07.10

  

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