現在をうろうろ(109)

 口径100mの望遠鏡へのステップ・・・

 ふむ、京都大学は何やら面白そうな望遠鏡を開発しているようです・・・目標は何と・・・超大型30m〜100m級望遠鏡ですと・・・100m級望遠鏡なんってちょっと魅力的ですね。夢はこれくらい大きくないと・・・人間様の目玉の瞳孔は7mm程度ですから100m=10000p=100000mmですね。そうすると、人間様の目玉の2億倍の光を集める事ができるのかね?一億人分の目玉を一人で使って星探しをするのに等しいか・・・なんてね。この望遠鏡の焦点距離ってどのくらいにするのだろう?F2程度で200mニュートン式だったら・・・主鏡の先200mのところで観測、人を縛りつけたら・・・天の赤道の星を観測すると、1分に1mぐらい動いていくことになる?なかなか面白い・・・実際に予定されるのは、F15ぐらいでは?そうなると・・・光は大きな平面鏡で反射され1.5kmほど離れたところで観察されるとか?地下に長いトンネルを持つ巨大な望遠鏡かね?

 こういった望遠鏡を使うと、一体どこまで見えるのだろう・・・いつも、不思議に思う事・・・膨張宇宙論だと・・・宇宙開闢から光が現れる・・・光あれ・・・その瞬間から・・・光は光の速度で広がって行くそういった光を私は夜空に見ているわけです。100光年のかなたに地球に向いた巨大な鏡があったら・・・それをこういった巨大な望遠鏡で覗くと・・・200年前の世界が写しだされる・・・宇宙には果てがあって・・・

 宇宙の果てを見ようとする望遠鏡なのかね?宇宙の果ては・・・多分、宇宙は光の速度くらいで広がっているとすると・・・右の図のように宇宙の中心から広がる宇宙があるとすれば・・・光で見るのだから・・・どうなる?宇宙の中心に近いものほど速度が遅い?宇宙の外延・・・矢印の方は光の速度を維持している?レッドシフトは?速い速度で遠ざかっている物から出る光は・・・赤っぽくなる・・・光が波動だから・・・

 UDFj-39546284とかいう天体は・・・313億7000万光年のかなたにある天体・・・解説では・・・132億4100万年前の天体の光・・・さらに遠くにあるのは・・・MACS0647-JDという天体は・・・約322億光年の彼方・・宇宙の開闢から5億年、いまから133億年前の光とか・・・きりん座にある天体・・・北極星の近くにある知名度の低い暗い星座・・・この星座の中で最も明るい星だって4等級・・・北極星とカペラの間あたりにあるはず・・・知識にしか無い・・・見たことはあるはずだけど・・・意識してみてはいないでしょうね・・・カシオペア座の後を後ろ向きに進むのか?この星座・・・

 カペラ・・・ぎょしゃ座の1等星・・・冬のダイヤモンドを形づくる星・・・おおいぬ座のシリウス・こいぬ座のプロキオン・オリオン座のベテルギウスの3つで冬の大三角・・・そして、こいぬ座のプロキオン・ふたご座のカストル・ポルックスとぎょしゃ座のカペラ・おうし座のアルデバラン・オリオン座のリゲル・そしておおいぬ座のシリウスの7つの星で冬のダイヤモンド・・・

 近頃、星を見ていない・・・

 星を見る余裕がないのか・・・約322億光年の彼方の天体・・・果たして今 存在しているのか?時間と空間の彼方・・・今 見えるが・・・今 どうなっているのか?わからない・・・考えるのに苦労する・・・

 おっと、こんな世界を眺める望遠鏡・・・夢の無い世の中で・・・口径100mの望遠鏡を作るための研究で・・・東洋一の望遠鏡が作られようとしている・・・口径3.8m・・・口径100mに比べると小さなものだが、これが100mの巨大望遠鏡につながるステップ・・・小さなステップだが・・・現状では東洋一!これを作る・・・世界初の技術を注ぎ込んで・・・

 それが、日本で最も晴天率の高いというので、現在 国立天文台岡山観測所がある場所の岡山県浅口市・矢掛町に創られようとしている・・・残念ながら・・・我が国は貧乏で、望遠鏡は造れるが、造った望遠鏡を納める建物が建てられない・・・貧乏はしたくない・・・

 口径100mの望遠鏡につながる技術として・・・鏡面を研削するための設備の開発に4億円、望遠鏡の製作に6億円、ドームは安くて2億円・・・このドームの金が出ない・・・この望遠鏡で開発されていく技術は・・・鏡面研削のための新技術、これは2007年に研削盤が完成して直ぐにでも鏡面は作成に入れるようですが・・・鏡を計測するための干渉計、走査型の計測器、計測する際の環境を整えるための制振装置・・・分割された鏡だって結構デカイ・・・どんな精度の計測をするのか?光の波長の・・・巨大なものだと10分の1以上の精度を・・・大変だと思う・・・非球面だし・・・リッチー・クレチェンか・・・そして、軽量で強固な架台に・・・分割鏡の支持機構と制御技術・・・着々と設計は進んでいる・・・

 この3.8mの望遠鏡の夢は・・・口径100mへのステップの他には?

 太陽系とは違った・・・別の恒星を回る惑星の探査か・・・1995年に初めてこういった系外惑星が発見されてから500個ほどが発見されているようだ・・・宇宙人は住んでいるのか?まあ、遠方から観測できるのは、残念ながら木星のような巨大な惑星かね?この惑星の質量で恒星がよろめくのを惑星の気配として観測し・・・今や画像処理によって直接観測も可能になりつつある・・・さすがに地球のような土から成る素敵な惑星はなかなか見つかりそうもないが・・・それでも、着実に観測技術が進歩している・・・そのうち、手を振っている蛸さんが見えるようになるかもしれない・・・無茶苦茶明るい恒星の近くのその光を反射する惑星を探すのだから大変だね。

 もうひとつは・・・大学間連携による光・赤外線天文学研究教育拠点のネットワーク構築という長い題のものですね。こいつは短期間に発現する天体現象・・・突如天体が明るくなるとか、強烈なガンマー線を放出するとか・・・そういった物の観測網ですね。もうちょっと観測したくても・・・地球が自転しているので、発見した観測地点で継続観測ができなくなってしまう・・・だから、似たような設備を持つ観測点が観測を引き継いでくれないと、現象の観測が中断してしまう・・・そういった短期間に起こる天体現象を通報により観測して行く体制ですね・・・残念なことに、太平洋がデカイ・・・観測地点がないですからね・・・日本にそれなりの望遠鏡が必要という事のようです・・・

 そうか・・・太平洋の真ん中に日付変更線がある。日本はヨーロッパに比べて、9時間早く夜になる・・・という事は・・・北半球での天体現象の発見はもしかしたら有利?

 そして、近頃は天文学者が地下にもぐって観測していましたね。鉱山としては終わっている神岡鉱山の坑内にもぐって3kmにも及ぶ地下のトンネルの中で息をひそめて天体現象を観測するという・・・KAGRA計画・・・空を見ない天文学者のアプローチによって検出された天体現象を・・・目で見るために・・・そうだよな。近頃・・・ニュートリノとか天体観測は地下にもぐっている物がずいぶんとある・・・重力波研究の歴史 ≪ KAGRA 大型低温重力波望遠鏡

 世界が一丸となって一眼か?とにかく、注視しなければならない天体現象がまだまだ沢山あるという事です。夢があってよいが・・・我が国は貧乏で金が集まらないとのこと・・・目標額は5億円しかし・・・集まったのは1ヶ月で約80万円・・・前途は星が良く見えている・・・私も金があれば寄付したいが・・・貧乏で・・・麦飯を小麦粉に変えなければならない・・・残念。

 とにかく・・・夢のある計画が実現に向かって動き始めているようです。京大3.8m望遠鏡 空に素敵なものが見つかりますように。

2014.05.12

  

関係ないが興味深いもの
 今回は無し

時々チェックすべきもの
 産経ニュース検索 世界読解
 AJW by The Asahi Shimbun
 日刊ゲンダイ
 List of national newspapers - Wikipedia, the free encyclopedia


















inserted by FC2 system