資源外交と資源の活用と・・・技術と・・・？

現在をうろうろ（1084）

　資源外交と資源の活用と・・・技術と・・・？

　さて、戦争法案でどんな戦争をしようとしているのやら？とりあえず、アメリカ様の考える日本の出兵の限界に関してはおよその事が見えてきましたが・・・右翼の軍国主義者の安倍晋三君が何をするかは不明ですね・・・そもそも、政治家がいる理由は、政治家の責任に於いて・・・議会での説明責任の範囲内で、場合によっては超法規的な行動を取るためだと、私は理解していますから・・・指揮の流れからすると・・・総理大臣が指示を出し、防衛大臣が自衛隊に対して指示を取り次ぐだけで実のところ、自衛隊は出動できてしまう・・・場合によっては侵略戦争も含めて・・・ただ、どうやら根性無しの政治屋君は、その責任を取りたくないので・・・法の定めによって武力行使を目指しているようにしか、私には見えないというわけです。

　どうも、責任を取る気はさらさらないような感じですからね・・・戦争は、法が決断するのではなく、人間が決断すべきものだと信じていますからね・・・人間で無く、人間のような心を持たない法に任せる事は間違っているとね。人を裁くのに法というものを使いますが・・・法を自動化して人を裁くような事にはならないと思いますね・・・要件がそろったら死刑とか・・・それは、非人間的です・・・宣戦布告だって・・・人間的な葛藤の先にあるものだと信じたいですからね・・・法の定めにより宣戦布告する・・・正しい事だとは私には思えないからですね。責任を取る人間が不在になる事は良くない事ですからね・・・

　そして・・・人間の安全保障・・・こいつを考えると戦争などできないような気がしますが・・・それでも戦争をしようとしているのですから・・・戦争を目的として法案を通そうとしている。これって、人道に対する罪が成立するのではないかと思いますが。一定条件がそろったら・・・人間を敵として再定義して・・・殺しの対象にする事を意味しますね。よほど、中国人や朝鮮人やロシア人に対する憎しみがあるとしか思えませんが・・・殺してやる！と日々牙を研いでやろうとしている・・・為すべきは、平和の尊さを説く事ではないかと思いますが・・・憎しみを燃やさせようとしているとしか思えませんがね。

　なんだか、人殺しが崇高な行為だと信じているのではないかと疑わざるを得ませんね・・・そんなに、右翼の軍国主義者の安倍晋三君は人殺しがしたいのかね？人を呪わば穴二つ・・・どうして、国民を人殺しに変えようとするのか私には分かりませんね。

　そう、可哀想な右翼の軍国主義者の安倍晋三君・・・君は、ソウルの街を一人では歩けないのでしょうから・・・多分、怖くてたまらなくなると思いますが・・・1つの国を敵とするとなるとそう言う事になるのでしょう・・・ちょっと出かけて、英雄を生みだすための装置となってみては？伊藤博文君のようにお札に肖像画が乗るようになるかもしれないですね。韓国とも戦争ができるかもしれないですからね・・・極東地域に戦争の種を撒いて歩けば良いのでは・・・中国も北朝鮮もロシアも敵だ！と・・・しかし、なんだか、日本はロシアと結ぶような感じですね。

　まさか、アメリカ様とロシアとを天秤にかけているとか？現在、経済制裁中なんですが・・・なぜか、安倍晋三君はロシアとの対話を考えているようです。制裁というやつは・・・話し合いも限定されると思うのですが・・・？孤立感を味あわせる必要がある中で、何でロシアとの対話を勝手に進めるかね？あまり、おかしな事をするとG6になってしまうのでは？

　どうやら、安倍晋三君は、経済制裁の中でロシアが日本寄りの姿勢を示すと思っているのですかね？上手く行けば北方領土の返還が行えるとか？大東亜戦争の敗戦の中で占領された場所ですからね・・・日本が何と言おうがロシア側としてはこういった理解になる。日本が武力行使を行い、ソ連との戦いの中で占領された場所ですからね・・・そして、実効支配し住民もいる場所がありますからね・・・この状況下で返還などあると思っているのか？

　話しかけようとするものが、それなりの見返りを必要とするという外交信念をお持ちなようで・・・話しかけるたびに金包みが出るのは困りますが・・・どこにそんな金があるのか？私にはまったく理解できませんが・・・ドルで貸し付けて、円の紙屑化を図って利益を出すなら悪くないですが・・・円で貸し付けて紙屑のようになった円で返されても儲けは出ない・・・炭素クレジットも大量に買い込まなければならないし・・・これから増加する日本の石炭火力発電所のために・・・

　モンゴルの石炭の話はどうなっているのかね？地球儀を俯瞰しているだけの非現実的な絵空事外交かね？外交成果は何があったのやら？基本的には、かつての財閥系の連中がきちんとやっているようですが・・・一例としては・・・

　チリの銅山開発は日産コンツェルンと三井がカセロネス銅鉱山に出資して行われる物で・・・2006年に権益取得、2010年に建設開始、2013年3月から電気銅を、2014年5月から銅精鉱の生産が開始され、この精鉱は2040年までパンパシフィック・カッパー佐賀関製錬所に輸入されるか・・

　ふむ電気銅ね・・・じゃあ、希硫酸を鉱石に撒いて硫酸銅として銅イオンを抽出して銅を取りだす・・・硫酸銅の青い溶液の中に鉄などを入れると鉄と銅が置き変わったりしますね・・・という事はかなりの貧鉱かね？年間18万トン程の銅を生産、合わせてモリブデンが年3000トン・・・開発期間での銅の建値はトン70万円位ですかね・・・2006年にそれまでのトン30万円程度から80万円越え2008年にふたたび一時的に30万円台になり2010年にふたたび70万円台へ・・・という事ですね・・・すると、30万円台では採算割れの可能性が高いとか？山師は大変ですね。

　この鉱山は・・・座標・・・　28°08'08.01" S 69°37'54.30" W　多分ここですね。なかなか凄い山の中・・・2006年に権利の取得か・・・銅の高騰する中での取得ですね。

　ちょっと気になるのは・・・ここが非常な山奥である事ですね。それから・・・電気銅とかやっていますから富鉱はそれほど多くないのか？なんって・・・知識があまりないから当てにはなりませんが・・・銅鉱山の古いズリなんかに・・・酸化銅が多いですから・・・これに水や硫酸をかけて銅を集めたりもしますからね・・・で、このあたりをちょっとチェック・・・左の写真の右下の黄色いピンがカセロネス銅・モリブデン鉱山です。中央左上の黄色いピンがこの地の州都コピアポ周辺の銅山群ですね・・・さて、日本の開発した鉱山から積み出し港までの距離は直線で250km程離れたコキンボ港という事ですね。・・・座標は・・・

　29°56'49.05" S 71°20'04.89" W　ここですね。右のような積み出し港があります。写真上中央の三角の所が精鉱の集積場所ではないかと思われますが・・・脇のサッカーピッチが大きさの比較に良いでしょう・・・こんな感じですね。あれ？この船・・・鉱石と硫酸を運ぶ船かね？鉱山で使う硫酸を日本から運び、チリから鉱石を運ぶやつ・・・2種類の船倉を持つので、2隻の船を運用する必要が無い・・・硫化銅の鉱石を精錬する際に発生する亜硫酸ガスから回収される硫酸をチリへ運ぶわけですね。専用船を走らせた方が輸送効率は良いが、チリとの間を行き来する鉱石運搬船とタンカーが殆ど無いので、このタイプの船が作られたようですね。銅精鉱船倉が5ホールドあって36,790立米の容積に銅精鉱約50千トン、硫酸タンクは6基あって、 16,929立米の容積に硫酸約30千トンを積んで往復している・・・そして・・・2隻で年間銅精鉱を約40万トン、硫酸を約24万トン運搬しているとの事・・・ふむ・・・銅精鉱って言うと10％から15％程度の含有だから・・・最新技術で20％程度にしているとか？それでも銅ベースで8万トン・・・これって、予定の半分じゃん？ん？技術の進歩は凄い・・・銅の品位は約35%・・・ここまで高めているとか？ここの鉱山の銅鉱石の品位は0.25 ～ 0.34%・・・100倍以上に濃縮・・・35％という事は純粋な黄銅鉱の銅品位じゃないかね？CuFeS₂ ・・・64÷（64＋56＋32×2）×100＝34.7…近頃では山でここまで純度を高めて日本に運んで来るのか・・・世界に冠たる日本の技術だね・・・1年で4000万トン以上の鉱石を採掘して40万トン・・・1隻の船で1回に4万トン・・・1ヶ月おきに2隻の船で往復・・・って感じですかね？片道24日の航海って感じかね・・・驚異的な日本の技術・・・理論値を達成しているのか・・・逆に言えば、これ以上の事はできない・・・コスト削減の努力が残される事になるが・・・驚異的な事はできそうもないですね。

　チリの海岸線は複雑ですが・・・どうやら、良港は限られているような感じですね。チリは・・・TPPはシンガポール、ブルネイ、チリ、ニュージーランドの4か国の経済連携協定から始まったものですから・・・日本のTPPの行方はどうなるのやら？昨年末の合意は未だに困難だし・・・米国は国内の意見統一が進んでいますが、日本は多分、例の国会決議から進んでいないので・・・甘利君が泣きそうになる日々が続くのではないかと・・・

　米国では通商一括交渉権がオバマ大統領に議会から与えられましたから・・・米国政府は強気の攻めの交渉に入るに決まっていますから・・・楽観的な日本の報道では、米国が大幅な譲歩をするのではないかとやっている感じですが・・・そんなに甘くは無いはずですね。問題は、交渉の席にオバマ大統領自ら出てきたら？鮨屋での結果からすると・・・交渉の戦力外・・・だが・・・？しかし、地位は地位・・・甘利担当相は2014年4月の交渉で泣きそうで、もう二度とやりたくないとかやっていましたっけ・・・

　資源外交・・・どうなっているのやら？チリからの銅鉱の輸入も平和でなければ無理・・・この鉱山かなり厳しいのでは1ドル140円で銅の価格が暴落してトン30万円程になったら？まあ、そんなに下落する事は無いとは思いますがね・・・山師はこういったリスクがあるのがね・・・

　ああ、断片的な情報の集積をしましたが・・・TPP関連がやはり気になりますね・・・問題は国内世論の醸成を政治屋君達はほとんどしていないあたりですかね・・・なんだか、戦争の危機感だけを無責任に煽っているような？なぜ、戦争をしたがるのか・・・？こりゃ、世界情勢と日本の行く末が良く見えない・・・最良と最悪の差が大きすぎますからね・・・いずれにせよ、資源外交の成果が大きく現れるのは・・・戦争の不安の高まりの中で、戦争準備で金が動きはじめる時ですからね・・・これで、久原房之助などが第一次世界大戦で大儲けをして行くわけですから・・・この状況を作り出す事が主眼で、戦争の危機感を盛り上がらせようとしているのか？

2015.06.28