現在をうろうろ(1048)
日本貧窮者経済新聞
 まやかしの水素社会を2020年までに実現させるのか・・・?

 日本の報道もあまり当てにならないこともよく分かったし・・・メディアと政府の癒着もかなりの物だとわかりましたし、メディアのハッタリ報道もTPP報道に関しての外務省の発表で示されたりもしましたからね・・・そして、近頃の安倍晋三君の外遊に際してのハッタリ報道も徐々に減って来た感じですが・・・なんだか現地報道との差もあるし・・・変な感じある事は変わりませんね。

 信頼できる情報源ってのは何なんだろう?なんてね・・・

 さて、NEDO世界に先駆け大規模水素エネルギー利用システムの技術開発に着手 こんなのがあったのでね・・・政府の戦略的イノベーション創造プログラムでも、似たようなやつをやっていますが・・・どこが違うのやら?一応政府のSIPの奴は水素コンテナの話を中心に構築されたもので・・・夢のような水素ガスタービンが、従来のガスタービンの改良にかかる資金より遥かに安価に開発できる話とか・・・かなり疑問が出て来る・・・はっきり言って、眉唾物の話のようでしたが・・・今度の話はどんなものかとね。

 さてNEDOの奴は・・・海外で水素を作って、船で運び、日本で水素を使うというパターンですね。私だと・・・海外に原発を作って、そこで水素を大量に作って日本へ運ぶとか考えちゃいますね・・・即物的なんで・・・ついでに、電力があるから炭化水素なども合成して行くとかね・・・石油の代用品を製造・・・どうも、中国や北朝鮮の石炭化学工業などを眺めているとこんな方へ向いてしまうのが難点ですが・・・炭素源を何にするかの問題もありますがね・・・

 どうせ気体をタンカーで運ぶわけですから、二酸化炭素を輸出して、水素とくっつけてメタンを作り出すとかね・・・メタンを運びこめばOK・・・駄目かね?これなら、別段燃焼関連の施設を更新する必要はない・・・メタンは天然ガスの主成分ですから・・・これだと、国内での施設は変わらないから・・・水素社会っぽくないのが難点だし・・・原発を海外に置いてエネルギー物質を製造して輸入するのですから・・・効率が悪いのが難点ですね。国内の原子炉を再稼働させて、夜間電力で水素を作るとかが良さそうだと思いますが・・・なぜか、原発による夜間電力が100%になった時に、夜間電力で原料物質を作り出す事を始めなかったのか?こいつも気になるわけです・・・

 多分、原料物質を作っても、採算に乗らないというのがあったのでしょうがね・・・結果は、道路などの街路灯が煌々とつく事になったりしたのでしょうね・・・今回の震災で、節電のための減灯・・・安全のためには減灯はできないはずだが・・・別に、安全目的ではなかったという事のようです。

 さて・・・水素源は何かね

<未利用褐炭由来水素大規模海上輸送サプライチェーン構築実証事業>
豪州の未利用エネルギーである褐炭を用いて水素を製造し、貯蔵・輸送・利用までが一体となった液化水素サプライチェーンの構築を目指します。その実現のために、本事業ではチェーンを構成する技術のうち、「〔1〕褐炭ガス化技術」、「〔2〕液化水素の長距離大量輸送技術」、「〔3〕液化水素荷役技術」の研究開発を実施します。
【助成予定先】 川崎重工業株式会社、岩谷産業株式会社、電源開発株式会社

 はあ?褐炭由来水素・・・褐炭は炭化度が低いから水素分があるが・・・川崎重工の石炭気化技術かね・・・?これは、何かで見た気が・・・日本経済新聞 電子版 褐炭は世界の原料市場を変えるか ガス化・化学合成で商業化めざす新日鉄エンジ これは、かなり古い報道ですね。それに新日鉄だし・・・川崎重工グループが創る未来の社会 テーマ 1 事業による価値創造 CSR情報 川崎重工 これか・・・水素は資源国で褐炭というあまり利用されていない低品位の石炭などから作り、このとき発生するCO2は資源国の安定した地層に貯留します・・・という事ですね。何だ、旧来的な技術の、二酸化炭素は隠してしまう方式のものですね・・・

 なんだか、面白くない・・・ここで絵に描かれているのは・・・一次エネルギーとして、化学燃料(化石燃料)・原子力・自然エネルギーの3つが挙げられているが・・・結局、安価な褐炭を不完全燃焼させて一酸化炭素を発生させて、水性ガスを作ってやるパターンですね。どうやら・・・戦略的イノベーション創造プログラム・・・の方の触媒の進展が無いとか?

 まさか、2020年までに水素社会の扉を開くために、如何にもそれらしいものを生みだすための代案としてのものですかね?水素社会は私は無理だと思っているのですがね・・・原発の余剰夜間電力の利用ぐらいしか実現の可能性が低いですからね・・・余剰電力を水素やカーバイド生産に使うのも良いですが・・・とにかく、原料物質に換えて置けばそのうち産業が起こるだろうという安易な考えですから・・・どうせ、原発をもっと作りたかったが、夜間の余剰電力をどうするかが問題になって、それ以上の原発が作れなかったというだけのようですからね・・・

 どうやら、天然ガスや石炭を使った水由来の水素の製造という事ですかね・・・結局は炭素を使ったものになる。ただ、発生した二酸化炭素は地下に閉じ込めてなかった事にするというだけですね・・・私は・・・単純ですから、海水中に細かな泡として放出して海水に二酸化炭素を吸収させるのが手っ取り早いのではないかと・・・深海なら良く溶け込むのではないかと・・・しかし、浅海の方が面白いかね?二酸化炭素と肥料で・・・プランクトンの大量発生ってのが可能になるのではないかと・・・光が届かない程度の海底に二酸化炭素を放出して泡と共に深層の栄養塩類の多い海水を湧出させて、表層に栄養塩類を移動させて・・・もちろん二酸化炭素も多い海水ですから・・・植物プランクトンの生育が良ければ・・・動物プランクトンも発生する・・・当然、小魚もやってきて良い漁場が形成されるとかね・・・

 やるならこんな具合ですかね・・・二酸化炭素の発生源を海岸近くに建設し・・・深層の栄養塩類が陸地近くにあるような場所があれば完璧ですかね・・・できれば、表層の水温がそこそこ高くてプランクトンの発生に都合が良い場所・・・

 パラオとかに工場を作るとか・・・フィリピン海プレートの端に位置しますから、パラオ海溝があるから・・・ここの8000m程の深さの所に二酸化炭素を捨てる・・・とりあえず、ドライアイスのような状態で保存できるでしょう・・・そのうち、炭素源としての利用が可能になるかもしれないし・・・先ずは、二酸化炭素の多い海水を使ったプランクトンの発生状況の実験でもしないと無理かね?多分、海水中の二酸化炭素濃度は、植物プランクトンの能力に比べると希薄すぎると思うのでね・・・あと不足するのは鉄分か・・・

 まやかしの水素社会へのアプローチはまだまだ続くような感じですね。二酸化炭素の直接分解って、何か方法が無いのかね?化学反応を利用したものは望み薄ですが・・・二酸化炭素の生成熱は400kJ/molもありますからね・・・荷電粒子を用いての直接分解とかも面白そうですが・・・

 さて、2020年までに、まともな水素社会へのアプローチが為されるのか、まやかしの水素社会なのか・・・結局、自然界のエネルギーだって、基本になるのは太陽での核融合、地下での核分裂エネルギーですからね・・・原発などの反対を唱えていても、結局は自然界の核エネルギー利用に尽きるわけですから・・・無能な政治屋の決められない政治が・・・無駄な原発の状態を生みだしているというだけですからね・・・原発全廃か再起動かの2つしか選択肢が無いのですが、中途半端な事を行っているだけ・・・馬鹿はどうしようもないですね。そして、このまやかしの水素社会・・・

 政治が・・・何をやっているのやら?まやかしやら、戦争だとか・・・世の中が悪くなるばかりではないかね?いや、それより・・・政治屋君は随分と国際公約をしていますから・・・それで、追いつめられて自暴自棄・・・戦争だ!と叫ぶのか?

2015.06.12

  

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