現在をうろうろ(99)

 我が国の政治家は・・・

 何と、我が国の首相は元気ですね。共同宣言で積極的平和主義に関する文言はいくらも無いのに・・・積極的平和主義が高く評価されたとかやってますね。安全保障面での二国間協力は日本に鎖をつけられた気がするし・・・ウクライナ情勢を巡っては、この機会に、各国首脳と直接、胸襟を開いて意見交換を行いましたというが・・・この前の制裁に関しては会談に参加していないし、事後的な承認しかさせてもらっていないし・・・TPPとEPAで譲歩しなければならない約束もしてきたし・・・原発再稼働、高速増殖炉も続けることになったし・・・中国とも対話を求められているし・・メルケル首相のほか、閣僚、経営者など世界で活躍する女性の皆さんにいじめられてきた感じですが・・・大丈夫かね?

 2014年5月12日の安保法制懇談会の報告書もどうするのやら?残念ながら、憲法解釈を変える事はできそうも無い状況ではないかと・・・結局は・・・12日の報告書が提出された後に、その内容も踏まえ、安全保障の法的基盤の再構築に関して政府がどのように検討を進めるかについての基本的方向性を示す考えです。
 その上で、内閣法制局の意見も踏まえつつ、もちろん、与党と相談の上、対応を検討していく考えです。憲法解釈の変更を行うことになる場合には、すでに国会で答弁をしているとおり、閣議決定を行い、そして国会でご議論いただくこととなると思うが、期限ありきではない。まずはしっかりと与党においても議論をしていただきたいと考えています。

 これだけのステップを踏むという事は・・・ありえないの同義語・・・期限ありきではない・・・期限は遥か先の未来・・・という事ですね。すなわち先送りの常套句の中でも、かなり長い先の話なのでしょう。

 昨日からの株価を眺めても、あまり歴訪の成果は無いようですね。

 しかし・・・不思議なのは、積極的平和主義ってのが良くわかりませんね。特にウクライナ問題に関して・・・ウクライナの問題は、対話を通じて平和的に解決していく必要があります。日本としては、ロシアとの対話を維持しながら問題解決に貢献していく考えであります・・・これって、積極的平和主義の枠組みの話かね?

 ちょっと、別の言葉と差し替えて見ますかね・・・尖閣諸島の問題は、対話を通じて平和的に解決していく必要があります。日本としては、中国との対話を維持しながら問題解決に貢献していく考えであります・・・とはならずに・・・お互いに前提条件を付さずに胸襟を開いて話し合うべきであり、私はいつも申し上げているが、私の対話のドアは常にオープンであります・・・と消極的平和主義になってしまう・・・しかも・・・中国側にも同様の姿勢をとってもらいたいと思っています・・・対話のドアは開かれているが・・・開いているだけで積極的な対話をすることはしたくない・・・相手もできればドアを開けているだけでいてほしいという感じですねか?話し合うべきだと思うけど・・・あまり、話したくないよ・・・ドアはあいてるけど・・・という風に聞こえてしまう・・・私の妄想だとね・・・

 ・・・ヨーロッパのエネルギー安全保障も話題になっているね・・・アメリカ大統領は2014年5月2日にメルケル首相と会談して・・・The United States has already approved licenses for natural gas exports, which will increase global supply and benefit partners like Europe.・・・って供給を約束していますね。日本にやってくるガスは大丈夫かね?

 原発の再稼働は、あちこちで要求があったみたいですが・・・原発については、福島の事故の教訓を踏まえ、安全を確保することが大前提となります。その前提の下、独立した原子力規制委員会が世界で最も厳しいレベルの規制基準に基づいて科学的、技術的に審査を行い、これは全く独立した審査となります。これに適合すると認められた原発については再稼働を進めていきます。その際、国も前面に立って、立地自治体関係者の理解と協力を得るよう取り組んでいきます。このようなプロセスを丁寧に進めていく必要があり、再稼働の時期については、いつまでにと決めているものではありません。・・・とのこと、やはり先送りですね・・・努力目標も無い・・・従って、電力会社は頑張って大型石炭火力の導入を急がないと駄目で・・・原発は、申請書類を出すのをやめてしまうしかないのではないかと・・・申請がなければ絶対に政府は楽ができますから・・・少しは、政府に楽をさせてあげると良いのでは?反原発の人達も喜ぶし・・・夜が暗いのは問題ですが・・・

 結局は、国民を説得して何かを早く行おうという意欲に欠けているのような感じ・・・

 税の構造を成長指向型に変革していくため、しっかりと議論を深め検討を進めていきたいと思います。・・・こういった言葉に象徴されているのかね?実現については考えていない・・・しっかりと議論を深め、深みに沈めて検討を先送りししていきたいと思います。と言っているような感じ・・・どれも、同じ論調・・・積極的平和主義に関連した、憲法解釈で回天も・・・自滅みたいな感じだし。

 独り善がりな平和の解釈で時勢を一変させる事は困難でね・・・まあ、色々と、世界の国は協力してくれるはずですから、期待とともに、日本の努力が認められるようにしないとまずいでしょう。しかし、金融政策はどうする気かね?そろそろ市中銀行の国債の引き受け能力も限界だろうと妄想しちゃいますから・・・日銀が直接引き受ける事になるのかね?

 しかし、それも厳しいでしょう・・・中国で中央銀行は独立している・・・政府と協力しているが・・・そんな風な言い方をしていますからね。中央銀行の独立性についても疑問が出始めるのではないかと・・・妄想しちゃいます。

 日本の国体の精華・・・先送り・・・この国は変われない・・・

2014.05.10

  

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