現在をうろうろ(81)

 積極的平和主義は平和主義に見えるのか?

 フランスで、相変わらず積極的平和主義を唱えているようですが、どん風に捉えられているのでしょうか?幼稚園の砂場での幼稚園児の行動と同じで・・・人の嫌がる事をするかしないかの問題で、中華人民共和国との首脳会談の話でも同じような事が出ています・・・何で我々が嫌がる神社へ、特別な信者でないにもかかわらず参拝するのか?という感じですかね・・・まあ、神道の神社は、所謂宗教施設とは違うという括りは、かつてありましたから・・・信者を募るための活動の禁止条項があったようなんですが・・・それを理解せよというのは無理でしょう。・・・そう思います・・・感情的なものは、受け取る側の問題ですから・・・もしかしたら、我が国の首相は、幼稚園時代から・・・そういった性格を持っていたのかね?ちょっと気になります・・・

 ただ、ある意味一事が万事ですから・・・危ないかも?なんって思ってしまいます。多分、米国の云う・・・一方的な力による侵攻があれば、確かに安保の条項になる・・・この言葉の意味を確認していないのは、我が国の外交の手落ちのような気がします。

 私が気にしているのは・・・竹島なんです。実効支配は・・・韓国・・・そして、実効支配を始めたのが1975年以前・・・これをどこの領土とするか?気になります・・・今回の日米首脳会談では話にならなかったようですが・・・どうなのか?実効支配と、現状の枠組みなんです・・・私は、日本が竹島の領有を放棄することで、中国との間の懸案になっている尖閣諸島について、米国が日本が実効支配していると捉えたのではないかと・・・勝手に妄想しているわけです。

 大岡裁きの三方一両損を敷衍して米国が設定したと考えたのですが・・・それは不明です。一番きれいな解決方法と思ったのですが・・・議会に対する責任を満たすものとしては良さそうに思えたのですが・・・まあ、良いのでしょう・・・

 さて、この一カ月ぐらい欧米の反応を眺めていますが・・・やさしいというか、平和の概念が日本の・・・私を含む庶民とはずいぶん違うような気がしますね。これが気にかかる・・・私の概念は40年以上前のものである事が分かり、近頃の平和と平和に貢献する概念が異なることを理解しましたが・・・だから余計、現在の日本での平和の概念と差がある事が気になるわけです・・・妄想である事を祈りますが・・・

 で・・・フランスでの予定稿が出てきませんね。これは困るんです・・・どうして?予定稿の考察と、現実に起こった事、そしてその差を考えるという1粒で3度おいしいというのができないんでね。外務省も3日以降休みなのか、情報を流していないのでね。その上、フランスでの報道も少なくて・・・既に6日の朝です。日経の速報にやっと様々な情報が流れてきました。

 積極的平和主義関連では・・・随行する記者は・・・ただ中国との経済的結びつきを強める欧州各国は日本に肩入れし過ぎたくないのも本音だ・・・としていますが、私は経済的にどうこうではなく単に戦争を手段として組み込むな、人の嫌がる事は挑発行為になるからやるなと述べているだけだと思うのですが、それを柔らかく・・・オランド氏は会談で、日中関係について「対話以外に方法はない」と指摘しているのだと思うのですが・・・

 ですから、自衛隊の活動分野の拡大を想定した「積極的平和主義」など自身の外交・安全保障政策をオランド大統領に説明したって、それは領土問題の戦争での解決にしか見えない事になる、ドイツ、英国などとの首脳会談に続き「力による現状変更の試み」への反対を確認しようとしても、それは武力による解決に他ならないとみているのだと思いますがね・・・完全に逆な事をしていると思われます。

 結局のところ、積極的な平和主義は、戦争道具を振りかざして平和を唱えているという風にしか捉えられていないという事になるようです。中国も、そういった見解を取って、日本との首脳会談の条件としているようですし・・・日本の考え方って古すぎるのではないかと・・・戦争道具が平和を作るのではなく、対話によって平和を作る事を世界は望んでいる・・・そう考えるのが正解ではないかと思いますがね・・・果たしてどうなるのか?

 何しろ・・・ロシアのクリミア編入と沖縄県尖閣諸島周辺での挑発行動を結びつけて中国けん制を狙ったにしろ・・・靖国神社参拝はアメリカも止めろと・・・靖国参拝を是とする国がどこにあったか?明確に国際社会は挑発行為と見ているんですからね。独り善がりの国内向けのジェスチャーなどいまどきの国際社会では滑稽を通りこして脅威・驚異になっているのでしょう。困ったものでね。

2014.05.06

  

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