現在をうろうろ(63)

 フロマン氏の実像は・・・?

 やはり、私は頭がおかしいのか?TPP交渉のフロマン代表の行動に関して、私と正反対の報道がありますね。・・・米側が硬直的なのは強いからではなく、あれは弱さの証明である。フロマン代表は「決められない政治」の犠牲者で、連邦議会から満足な交渉権限を与えられぬまま交渉に入っている。【湯浅博の世界読解】TPP交渉を風刺漫画で描くと……フロマン代表の憂鬱+(1-2ページ) - MSN産経ニュース・・・こうも取れるのか・・・・

 決められない政治の犠牲者ね・・・確かに言えるけど、決められないから決められるのではと私は考えてしまいますね。何しろ決める能力のある人間に、任せて、議会を納得させれば良いわけですから。日本の場合は、その交渉の結末を決めて、交渉に臨んでいますから。逆に言えば・・・甘利TPP担当相は「決められた政治」の犠牲者であると言える事になりますね。そうなると、この記事のパロディーを作ることが可能な感じです。私の国語力の限界に挑戦してみましょう・・・

 日本のTPP担当相の甘利大臣は、「断固として妥協しない」との力こぶを見せる。環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)の交渉を風刺漫画で描けば、筋骨たくましい、あの弁慶だ。とはいえ、日米ともに関税撤廃には「聖域」があり、互いにどこまで絞り込めるかが成否を決める。そこは政治で「聖域」といえども規則と同じように、例外のない聖域はないとして交渉が成り立つ。

 日本が硬直的なのは強いからではなく、あれは弱さの証明である。甘利大臣は「決められた政治」の犠牲者で、衆参両院から聖域の確保を最優先し、それが確保できないと判断した場合は、脱退も辞さないものとするという条件を与えられて交渉に入っている。七つ道具を担いだ弁慶ならぬ、達往生の弁慶状態であった。

 甘利担当相には、議会から与えられた脱退への通称ファストトラック(一括承認手続き)権限だけが与えられていて、大胆な交渉はこれしかできない状態である。従ってNo!と力なく言うことしかできない。貿易交渉が円滑に行えるようにするための七つ道具は、いまの甘利担当相の手にはない。

 まあ、ずいぶんと前の報道ですから・・・しかし、世界読解では・・・オバマ政権はTPPを中間選挙前にまとめる気があるのだろうか・・・とやっている・・・これって、誰かが日米首脳会談の後で使っているフレーズですね。どうやら、報道はかなり政治家の言動に影響を与えているように思われます。そうなると、ちょっと、この産経ニュースの報道は着目しておく価値がありそうな感じです。

 今 私が見ている世界読解の最新版は2014年4月30日版では オバマ歴訪は本気度試した中国への回答 と題して論じていますね。

 中国の顔色をうかがうオバマ政権か・・・尖閣諸島に対して対中抑止に方針転換したかか?・・・単に、国際法上から見ると日本の領土に見えるからではないかと・・・方針転換は無いと思うが?中国軍の目的が「尖閣諸島、さらに琉球諸島南部の奪取である」か・・・まあ、そのための訓練をしたって問題は無いと思うが・・・日本も瀬戸内町で5月に自衛隊が奄美群島での離島防衛・奪還訓練を目的にして、10日から27日まで瀬戸内町の島を使って、陸・海・空の隊員約1300人によって行われるとのこと。無人島への着上陸訓練で主力になるのは、長崎県佐世保市の相浦駐屯地の西部方面普通科連隊で、第1から第3の各中隊(各200名ほど)はレンジャー小隊1個を含む小銃小隊3個、対戦車小隊、81ミリ迫撃砲小隊および120ミリ迫撃砲小隊各1個から構成されていましたっけ・・・日米合同訓練のアイアン・フィストの精華を見せる時が来たか・・・これで日本が軍事力を気軽に行使する積極的平和政策を推進する国に一歩近づくのかね?

 まあ、ものは見方次第ですから・・・中国軍もわが自衛隊も訓練している・・・日本が見るように、中国も見ているというだけ・・・平和のためには何が必要か?それは・・・世界に支持される正義であって、軍事力の大きさによる正義ではないと思われますがね。

 ふむ・・・基本的なスタンスは・・・国際政治は善悪より、力があれば不合理も通るか・・・ほんとかよ?プーチン大統領はクリミア併合の合理性について、住民投票を基盤にしたのでは?軍事力で通したか?銃剣を突き付けられて住民が投票していたとは聞いていないが・・・?

 そして・・・米国の日本防衛に対する本気度・・・オバマ政権は国際法順守、国際政治は正義を重視し、武力による侵略は禁じている・・・米国が日本を防衛する事は無く、秩序を防衛するのに本気なだけだと、私は理解しているが・・・だから、日米両国は航行の自由・航空の自由を含む国際法の尊重に基づく海洋秩序の重要性を強調し、東シナ海および南シナ海での緊張を高める最近の行動を踏まえ、地域間の信頼醸成の確立を強く働きかける事を表明しています。そして、力による一方的な現状変更の試み、海洋権益の主張の試みに反対し、海洋を巡る紛争解決のための外交的・法的活用を全面的に支持する・・・ ここでの 一方的な が重い意味を持つと思うが・・・挑発行為は良くない、挑発行為の末に中国が動いても知らないよと書かれているように見えるが・・・

 さて、どうなるのか?なんだか19世紀的な論に見えるが・・・私の読み方が悪いのでしょう?

2014.05.02

  

関係ないが興味深いもの
 産経ニュース検索 世界読解














inserted by FC2 system