現在をうろうろ(23)
 
 京都議定書のコストは・・・?

 ふむ、京都議定書ってのはずいぶんと金がかかるんだ・・・国内のエネルギー消費によって発生する二酸化炭素を、京都メカニズムクレジット取得事業ってのであちこちへ投資を行うことでそちらで発生する二酸化炭素を吸収させようというメカニズムですね。環境省_京都メカニズムクレジット取得事業 ウクライナ関係で問題にされていたのはどうやらNEDOウクライナとの排出量取引でGISプロジェクト 警察車両をハイブリッド車に転換するための補助金事業、クリミア半島南部国会の国営の児童教育施設の太陽光発電導入の補助金事業、居住地域に熱を配給するための天然ガスを燃料としたボイラー及び熱交換システムを更新するための補助金事業、ウクライナの学校・病院などの公共施設の窓・壁・屋根の断熱性の向上を図る改修への補助金事業で日本国内で生み出した二酸化炭素をチャラにするための事業を行っているという事のようです。

 そして、この間ロシアの報道による日本のウクライナからの資金の引上げ報道は・・・

 ウクライナを訪れたNEDO羽藤副理事長は、3月21日から22日にかけて首都キエフで、アザーロフ首相とプロスクリャコフ環境・天然資源大臣と個別に会談、同国との排出権取引契約に基づく地球温暖化対策及び省エネルギー事業を着実に進めるよう要請しました。これに対し、アザーロフ首相と環境・天然資源大臣からは、今後の遅延がないように着実に実施していく旨の表明がありました。・・・これで、モスクワ放送が何やら資金の引上げとかささやいたような感じですね。

 ふむ・・・日本は、正直に京都議定書の実施を行うには、大量の資金を振り向けてあちこちに省エネ・化石燃料消費を押さえるための投資をしなければならないのか・・・まさか、トルコへの原発の輸出ってそういったものの一環かね?そうなると、これって・・・大金のかかる輸出なのかね?ちょっと気になりますね。・・・原子力施設から得られるクレジットについては、京都議定書の削減義務達成に使用することを「差し控える(refrain from)」こととされています。・・・か、じゃあ関係無しなのかね?それからODAが流用されてはならない・・・別枠か・・・

 何と、京都議定書ってのは・・・凄い経済負担を要求するものなんだ・・・日本が息をするためには大量の資金を国外にばらまかなければならない・・・こりゃ、米国が拒否するわけだ・・・やるなら都市単位でないとどれだけ金がかかるか分からないという判断ではないかと・・・ロシアは・・・周辺国の囲い込みのために金を使う国だからOKかもしれないが・・・石炭から天然ガスへの転換を補助すれば、エネルギーの鎖で友好の鎖を強くすることができる・・・

 日本の場合は・・・資金と技術の流出が莫大なものになりそうな・・・ふむ、知らんかった・・・資源の無い日本はロシアの真似はできないし・・・金が湯水のように必要だね。だから、日銀の錬金術に頼るしかないのか・・・日本の製造業が壊滅したら・・・二酸化炭素の発生が少なくなるから・・・対二酸化炭素費も減るか・・・なんだか日本の経済を締め付けているものが色々とあることが分かってきますね。困ったものだ・・・

2014.04.20

  

関係ないが興味深いもの
 今回は無し・・・












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