香取神宮をうろうろ(79)
 香取志 (13) 中華帝国の発展・・・

 二酸化ケイ素の仲間はまだあるなあ・・・水晶の仲間・・・緑色のは29カラット近いものが・・

 これはグリーンクォーツとか呼ばれる透き通った緑色の大きな石です。こいつが天然石なら驚愕ものですね・・・普通の緑色の水晶は中に緑色のものが入って透き通っていないものなんです。

 天然の緑の水晶は・・・例の紫色したアメジストが熱を受けて色変わりしたものなのでしょう。多くは、薄い緑色ですね。こんなに色の濃いものは・・・アメジストを加熱処理したものではなさそうな?

 となると、例によって放射線処理ってやつですかね?一応、私の所のガイガーカウンターでは残留放射能は検出できませんね。どうも近頃は新しい石が作られたり・・・発見されたりで、面白いのですが・・・宝石の価値って何なのやら?私の場合は・・・高級おはじき・・・どうしたものやら?まあ、こういった透き通った美しいものは・・・眺めるには良いものです。さて・・・

 国造か・・・地域支配者・・・歩いて合理的に行ける範囲で食料の自給というのがどういったものなのか?律令体制で考えると・・・北朝鮮・・・たとえば、咸鏡北道のある集落を見ると、右のようになります。水田耕作地帯ではないですが・・・・真ん中に集落があって、基本歩いて耕作地まで出かけて・・・耕作・収穫・・・ある意味完結したユニット・・・この国の漏れ聞くところの交通事情からすると、田舎では旅行の自由がほとんどない・・・まあ、律令体制って旅行の自由が制限されていますから・・・本貫か・・・戸籍=住所地であるわけですから・・・逆に言えば・・・律令体制って農業振興・定住政策ですから・・・人民を土地にしばりつけて税金を巻きあげる体制・・・そりゃ、狩猟採集より豊かな生活が保障されますが・・・農業・・・最新の産業のへの参加を促す・・・強力な行政指導となりますかね。

 ふと、始皇帝の業績が気になるわけです。徐福が何故日本へ・・・この兼ね合いですね。

 始皇帝・・・紀元前211年に中国統一を行い、皇帝となり、その地位に49歳で崩ずるまで、およそ10年ほど就くわけです。経済・政治改革に努め、国家による巨大プロジェクトの立ち上げ、貨幣・各種単位の統一・運輸通信制度の確立、法治国家の基礎を築く・・・思想統制・・・焚書坑儒・・・

 古い体制を一新しています・・・旧制度は焚書坑儒から推察できるはずですね。どんな本を焼き、どんな儒者を排除したか・・・古代中国か・・・夏・殷・周・春秋・戦国・秦・・・という系譜・・・支配地域はそれほど広くないが、ずば抜けて優れた文化を持った地域の首長が率いる国が夏・殷・周のようです。そして、各地の文化的な基盤が充実してくると、小国の分立によって春秋・戦国時代へと移行し・・・秦によってそれらの小国を束ねる皇帝と中華帝国が成立するわけです。となると・・・秦の前の時代を知る必要があるか・・・戦国時代・・・名の由来は戦国策・・・近代デジタルライブラリー - 戦国策・・・読んでみますか。香取志からますます遠ざかる・・・まあ、いいや・・・三皇五帝なんってのも技術革新に関連した伝説的皇帝の話ですから・・伏羲は八卦で方位を、桔縄で記録を取る事を、網を開発することで漁業の振興、豊かになってきたので社会制度などを定めた・・・神農は農業と医療に関する知識を広めた・・・禹は治水を行い、減税を行い、行政改革を断行して行政の簡略化と国土を州に分けて統治・・・これらが大きな事績を残した支配者で・・・あとは・・・鼓腹撃壌を実現した支配者ですかね。帝力何有於我哉・・・皇帝なんか、おらの生活には関係ない!ってね。支配はこれでなきゃ!・・・現在の我が国はどうなってる?増税の大嵐がやってくる気配・・・配当金の優遇措置は撤廃、消費税増税、軽自動車税は上がるし・・・国民から金を毟ろうというのだから・・・国家の意向が国民の懐に向く時って・・・国家主義的になるような気が・・・国家の意思は国民の総意、国家のために富を供出せよ!ってね。強い国家をアピールすることで上納の拡大を図る・・・権柄ずくで・・・異端者には苦しい時代がやってきます・・・国の不良債権処理がどのように行われるかが気になります・・・紙幣が紙屑にならないことを祈るしかないか・・・

 中華帝国・・・中原を支配する帝国ですが・・・目立つ国家は夏から始まるようです・・・夏の業績は多分、国内外の地誌の整備ではないかと・・・夏の黄帝が指南車を作らせたというやつあたりからの妄想ですね。これによって、軍事的に優位に立った事で支配の根源を作りだしたのではないかと・・・指南車は測量や地誌の調査のカモフラージュ・・・この車の上にある仙人の像の手は南を指すんだ。面白いだろ・・・ほら、この先の角をまがっても・・・同じ方向を示すんだ・・・この先には何がある?あっちは?ふむ・・・あのお金持ちは馬を沢山飼っている・・・こんな感じですかね?見世物って人の口を軽くさせる効果がありますから・・・そうやって版図に組み込まれていく・・・彼を知り己を知れば百戦殆うからず・・・中国の古代の地誌は・・・山海経だね・・・近代デジタルライブラリーに無い・・・山海経釈義. 巻之1-18,図 - 郭璞 著伝 ; 王崇慶 釈義 近頃は探せばどこかにあるというわけです。Yahooオークションにもあるけどこれでいいや・・・手元に置いても仕方ない・・・本は、それが持つ情報だけが重要で所有する事ではないので・・・自由に読みたい時に読める状態にあれば良い・・・無いものは買うしかないが・・・

 さて殷王朝はどうやら非世襲であったようです。強大な軍事力を誇り・・・歩兵と戦車による集団戦・・・文化の放散によって王権の強化を図るため儀式を強化・・・文化が国の隅々まで広がると・・・宗教的な権威を重んじるようになるのか・・・宗教は気まぐれなもので、信じるかどうか・・・信者があるうちはOK、疑問を持ったらおしまい・・・多分、このあたりから祭天を皇帝が独占する考えが定着して行ったのではないかと・・・

 雰囲気としては・・・文化が人間の欲望の多くを満たす事が出来ると・・・満たされない思いを満たすのに使われていた宗教が力を失っていく・・・古い神は新しい神に置き換わるか・・・より、大きな満たされない欲望が現れるか・・・殷の文化は何を実現したのやら?殷というと青銅器文化ですかね・・・大きな鼎とか作っていましたっけ・・・実物は、遥か以前・・・中国青銅器展で大量の青銅器を眺めましたっけ・・・銅鼓とか・・・久しぶりにカタログを引っ張り出して眺めてみますかね・・・書庫のどこにあるやら?確か赤い表紙・・・1976年中華人民共和国古代青銅器展だったかな?小学生の春休み・・・遠い記憶・・・あれ?中華人民共和国出土文物展は1973年だったっけ?記憶がごちゃ混ぜになっている可能性が・・・玉衣や三彩馬・・・尻尾が変だった記憶が・・・ラクダも見たような?シルクロード文物展だっけ?・・・

 中国の古代にも惹かれるのは、こういったものを見たからなのかね?さて、殷・・・殷は自らは商と言っていたようです。殷の文化的な優位は何だったのでしょうかね?まあ、夏が自滅したみたいな感じですが・・・夏は暴政を行うので諸侯が離反し・・・肉山脯林だね・・・贅沢三昧・・・そして、侵略地から調達した美人の妃・・・パターンだね・・・そして、殷へと・・・殷の滅亡もこの話と同じですね・・・封神演義は面白い小説です・・・史実はどうであったか分かりませんが、残酷な恐怖による統治を行えばいつも同じ結末がやってくるわけです。殷の力の源は・・・自ら名乗った商・・・殷の滅亡後は商の人は・・・商人で有名になりますから・・・商業分野に秀でていたのか?物流の中心として大きな富を集めた・・・大きな富には大きな権力という事だったのかもしれません。富の集積によって中央集権国家へ踏み出したが・・・富みの配分をしくじったか?浪費三昧の日々・・・驕れるものは久しからず・・・だったのですかね?文化の力か・・・文化を導入するには金が必要ですから・・・それが問題・・・

 私も、今・・・文化導入で苦労しています。1つ目は蓄音機・・・こいつにもソフトが必要です。現状で100枚ほどのSP盤がありますが・・・これってCDなら10枚分程度ですから、もうちょっと欲しい・・・それから、ジュークボックス代わりのアンドロイド搭載のコンピュータというかメディアプレーヤーには、DVDプレーヤーが欲しいのですが・・・ネットワークドライブでなければ接続できないようです・・・そうなると、ネットワーク接続のできるDVDドライブが欲しくなります・・・色々と金がかかるというわけです。幸い、無茶な金額でないので助かりますが・・・一連の文化を我が物にしようとすると対価をそれなりに払う必要が出てきます。骨董品と最新のものの両方だと金銭的に厳しいものがありますね。

 禁断の・・・16mm映写機とか欲しくなりますが・・・こいつはソフトが高価なので無理ですね。DVDで十分ですから・・・16mmフィルムはまだ製造されていますから、自分で映画を作る気力があれば、関連する文化装置を導入する価値がありますが・・・8mmダブルの撮影機は所有していますが・・・使っていないということは、絶対にやらないとも言えるところが・・・己を知れば損はしない・・・そういう事になっていますけどね。映写機と撮影機、ソフトのセットなんかが安価に出てたら・・・例の如くポチっとやると・・・気合を入れた文化導入の泥沼に陥ることは確実・・・文化は麻薬のようなものです。35mmだったら・・・う・・・危ない・・・

 過去の文化ではなく、現在から未来へ向けての文化導入を・・・というものの、100インチスクリーンとプロジェクターを設置していますから・・・未来はとりあえず手に入れている・・・かな?さすがに3Dは・・・今のところ必要としないので・・・ソフトはどうなっているのやら?とかね・・・

 確かに、こういった文化導入を行うと、神様の方は疎かになりますね。殷はどうも高度な鋳銅技術を持ち、軍事的にも優位で商業=運輸通信に秀でた事で富の集中による支配を行った事にしちゃいましょう。次の周代は・・・中国の古代の版図ってのが厄介な感じです・・・地域を支配しているというよりは村の連合体のような国家ですから・・・殷と周では何が違う?殷代で鉄器の使用が始まっていますね。しかし、なぜか銅剣が中華帝国ではお気に入りらしく、秦代まで精緻な銅剣が使われ続けます。これは何故?まさか・・・銑鉄かね?鋳物では刀剣は無理だね・・・中国の初期の鉄器はどんなものだったのだろうか?

 鉄の剣を作るためには・・・鋼鉄を作らなければなりません・・・炭素分の多い銑鉄だと、銑鉄の湯の中に空気を入れて炭素を酸化させて追い出すとかしなければなりません・・・パドル炉ってのが必要ですね。幕末に日本で反射炉が作られたのは銑鉄から鋼鉄を生み出し、鋳鋼製の大砲を作りだすためでしたっけね。おぼろげな記憶・・・中華帝国の方の冶金技術は・・・非常に進んでいた・・・銅剣の表面処理や、硬度を上げるための合金の工夫・・・周代は技術的な物はどうやら鋳鉄製の農具ではないかと・・・これによって生産力が向上・・・周の始祖は后稷で農業神として知られているようですから・・・鋳造技術が高度に発達していた中華帝国では・・・鉄も鋳造に偏ったという事ですかね?従って、武器としての鉄器の普及が遅れたという事なのか?天工開物 天工開物下巻の1 鉄 熟鉄が作りだされるようになったのがいつの事なのやら?

 さて・・・始皇帝の時代・・・統一がスローガンかね?そして、実行したことは・・・度量衡の統一、通貨を半両銭に統一、荷車の軸幅の統一、書体を隷書に統一・・・封建制から強力な中央集権へと移行・・・古い書物は新しい統一された隷書体に書きかえられ燃されたか?儒教は・・・基本的には、古い封建制体制下のものだから・・・否定されたのでしょうね。旧権力の必死の反抗をどのように押さえたのか・・・興味深い・・・この意味では非常な暴君であるわけで・・・強硬に新しいシステムを推し進めた事では名君であったと言えるか・・・社会システムの一大改革がどのようにして成し遂げられたのかが気になりますね。

 指導原理はどうやら・・・術を知る者は見通しが利き明察であるため、他人の謀略を見通せる。法を守る者は毅然として勁直であるため、他人の悪事を正せる・・・法家思想ですね。私も徳より法だと思いますね・・・この方が安心できますから・・・徳治主義者の述べる・・・持ち前の徳をもって人民を治める・・・というのは耳触りが良いのですが、その徳は人の気が変わると簡単にケシ飛んでしまいますから・・・その意味では不安定なものです。中華帝国は、皇帝の徳による統治を表看板に、法家の思想で裏打ちしていますから・・・皇帝といえどもそれほど無茶な事は出来ないようになっているような感じですね。まあ、法というものは、徳の無い人間もそれを守ることで、そこそこ徳があるように見えるようにする装置なのかもしれません。

 ・・・始皇帝、法によって自分も縛られる事を条件に、皇帝になったのかもしれませんね・・・自分には、十分な徳がないから・・・法によって縛る、だから安心せよ・・・まあ、これが正解なのかもしれません。そういえば、平和ボケしている日本では、憲法を国民を縛るためのものへと改変しようと叫んでいる人たちがいましたが、あれはどうなったんだろう?気になりますね。

 どうやら始皇帝のこしらえた文化というのは・・・効率的な実効力のある政府機関という事なのでしょうか?周礼にも様々な官が並んでいましたが・・・効率的な軍隊と、軍隊組織のような指揮命令系を有した政府機関を始皇帝が実現したのかもしれませんね。そして・・・中華帝国の拡張のために、地誌をより遠くまで求めるようになった・・・こう考えると、非常に合理的な人間のように思えます。それが、神仙思想に染まったのはなぜ?

 法によって自動化した政府機関を持ったために暇になった・・・未知の物の可能性の検討に入った・・・神仙思想って言っても、錬丹術は化学の一種ですから・・・道楽としての化学実験に凝ったとか?多分、本気で未知の物を考究しようとしたのかも?ある意味技術革新の時代ですから・・・魔法のような物の中にも一片の真実があると考えたのか?抱朴子 - 中國哲學書電子化計劃 抱朴子の中にだって真実はあるわけですから・・・科学や技術というやつは、いつの時代も魔法の親戚のようなものですから・・・コマンドなんって魔法の呪文を覚えると・・・ってね。知識は、自然の宝庫を開く鍵のようなものですから・・・占星術だって・・・いつの間にか天文学なんて立派な学問分野に化けるわけですから。ち、いつの間にか12月だ・・・精密な暦か・・・知的好奇心に満ちた時代だったのかもしれません。その発露としての、日本への徐福の遠征があったとか?

 だて、水銀ベースの不老不死の薬を考えているなら、材料となる水銀や硫黄などは帝国内にもあるはずですから・・・別段、日本へ遠征する必要はないですから・・・翡翠を求めてなのか?単純に、知的好奇心と世界制覇の野望ですかね?とにかく、始皇帝は全権委任ってやつを結構やっていますから、間違いなく名君で、使える物や可能性のあるものは何でもやるし、やらせる主義のようですから・・・国内の巡遊とか・・・良さそうな事は徹底してやっているようですからね。殷=商あたりの宗教的権威と周の卜占の国家と一線を画しているように思えますからね。大規模な国力を傾けての土木事業など・・・こういった、国の力を傾注する事って国家を構成するものの紐帯を強める働きがありますから重要ですね。オリンピックやるぞ!とかね。

 秦が実現した事は・・・国家が富を集め、それを投資する事によって巨大な事業を行う事という事ですかね。巨大プロジェクトの実現だね。これによって飛躍が起こった・・・

 徐福の率いた3000人余りの人が日本の文化にどのような影響を与えたか?当時の日本の総人口は・・・勝手な妄想で500万人、日本は九州・四国・中国・東海+北陸・東北・北海道と6つの文化圏と想定すると、1つの文化圏に90万人程度・・東海+北陸の90万人に対する3000人か0.3%・・・そこそこ影響がありそうですね。どのくらい集住していたかにもよりますが・・・甲斐・相模の国あたりにまとめて3000人だと・・・江戸時代の村はどうやら80戸ほどで500人弱ぐらいかね?これが大字のようですが・・・そして、耕作地などのひとかたまりの経済的な・・・地目的なひとかたまりのものが小字・・・大字で指導的な人間として20人ぐらいずつ置いて・・・150村か、かなりの勢力になりそうな?もちろん子弟教育がうまくいけばですが・・・さもなければ、知識は放散して消えてしまう・・・教育制度か・・・中華帝国で教育制度が確立していくのは・・・科挙かな?こいつを導入したのが隋だから・・・その前段階は・・・九品官人法で後漢の成立する頃の魏が導入しているわけですね。考課の方式が定まればそれに向けた最適な学習法が確立していきますから・・・これ以前は郷挙里選で地方官ちか地方の有力者がその地域の優秀な人物を推薦するというのより効率的・・・優秀な人間は自然と生まれますが、凡人をそれなりに優秀な人間に仕立て上げる事が教育の目的?だと思いますから・・・

 教授法か・・・短期間にそれなりに優秀な人間を量産する方法・・・これが確立していくのが前漢あたりと考えれば良さそうな気がしますね。秦の前衛的な政策を薄めて民力の回復を行った前漢、周礼を復活させるつもりなのか?反動的で直ぐに消えてしまった新、後漢の成立期に魏で役人の考課に伴った教育制度の萌芽・・・それなりに優秀な人材を量産した魏が晋に化けて・・・その後、中国は社会システムの一大実験場と化して・・・大混乱の中で人心の安定と掌握を実現した隋が・・・文帝の奥様が家庭の安定のための方策を国家組織に当てはめるように指導したのか・・・浮気をして子を生すと家が荒れる・・・ちゃんとシステム化しなきゃ駄目!ってかね?独孤伽羅についてももっと知りたくなります。独孤伽羅は王朝がどのように滅びて行ったかについて正しい理解をしていたような・・・中国の王朝の滅び方って紋切り型だから・・・そして、隋の煬帝が例のごとくやらかして唐が成立・・・

 ふむ・・・徐福で日本に紀元前3世紀ごろに最新の文化が日本に導入され・・・後漢の頃に再び最新の文化が導入されたと考えれば、日本の文化的な飛躍に関して説明がつきそうな感じですね。どうやら、徐福を始めとした連中が、日本の生産システムを大きく変貌させ、富の蓄積と新文化の導入を、徐福のこしらえた中華帝国との出雲あたりを中継とした代理貿易システムで中華帝国の追求を逃れながら細々と導入し続け、富の蓄積で、後漢と接触・・・出雲の地位が低下、北九州勢の台頭と・・・徐福のコースをたどった、新規の大陸からの連中?・・・邪馬台国が徐福の跡目を狙い・・・神武東征・・・日本の統一へ・・・

 中華帝国から導入した文化が生み出す国造体制ってどんなものになるのか?このあたりも、もうちょっと考えたいけど・・・

 まずい・・・蓄音器関連で浪花節のレコードが多くなって浪花節もなんとなく研究したくなる・・・どうしよう・・・映画解説とかレコードドラマ・お伽歌劇などのジャンルの物も不思議と面白いし・・・話芸は面白い!

 とにかく・・・国造体制は、卑弥呼の時代以降のスタイルと考えればOKかな?魏志倭人伝・・・を再び読む事になるのか・・・地方支配は一大率って官を置いて支配したようです。後の県主ではないかと・・・魏なら刺史に相当するようですが、そうなると、国造体制ってのはもともとの地域支配者の国主とその取り巻きの組織化を行い、その組織化についてのお目付け役として一大率を置いた・・・最新のマネジメントを導入させ、その指導者に監督させることで、国主とその取り巻きを調整することで暴走を防ぐ体制かね?香取神宮の大宮司と大禰宜の関係のような?大禰宜は地の実務担当というより、実質的な地域支配者で、大宮司はそれに対する、中央からのお目付け役?そんな感じですね。

 支配・・・厄介な話です。稲作によって、余剰穀物による富の蓄積が社会を大きく変化させた事になりますが・・・ちょっと気になるのが出挙なんです。私には出挙が不思議でならないのです・・・出挙がある時代で消滅するのか?農民は米を作っていますから、米と言う現物を巻きあげる非常に確実な貸付です。まあ、貸し付ける米の量は種籾ですから大した量ではないが・・・良民男子 2段+女子 1段120歩=3段120歩・・・3反ちょっと・・・現代であれば1反4kgの種籾でしたっけ?そうすると、標準的な世帯は12kgの種籾を借りたらそれ以上は借りる必要がない・・・1人を養うのに1年に1石=180リットルの米が必要・・・1反で8俵ぐらいとれていますね・・・480kg・・・1合は150g程度ですから・・・180÷0.18=1000 0.15×1000=150kg・・・2俵半もあれば良い・・・12kg借りて24kg返すだけ・・・1.4トンぐらいの米が3反で収穫できるから、微々たるものですね。出挙はあまり率の良い商売ではない・・・1トン貸して2トン返しなら商売になるが・・・

 若い夫婦が24俵・・・食い扶持は5俵、出挙の返しは半俵・・・ん?24俵の米は何処に置くんだ?竪穴式住居には置けない・・・倉庫が必要・・・高床式の倉庫・・・まさか、米は全量農協へか?・・・籾・玄米・白米で意味が違うぞ・・・今の統計は何?収量は玄米ベースか?玄米ベースですね・・・種籾12kgは玄米で8kgぐらいか?1.4トンの生産量から16kg返し・・・

 あれ、もっと変な事を考えてしまった・・・なんでこんな少量の籾を借りなきゃいけないのかね?ってんで・・・米は全量農協へ・・・って古代もそうだったのかね?個人で倉庫を持たなければ、倉庫代を払って米を預けなければならないじゃん・・・黄金虫は金持ちだ・・・金蔵建てた蔵建てた・・・飴屋で水飴買つて来た・・・蔵が建つ・・・倉庫を持つのはお金持ち・・・

 あれ、いつの間にか長くなっている・・・ちょっと切って、古代の稲作のシステムの考察でもしますか・・・

2013.12.10

関係ないが、興味深いもの
近代デジタルライブラリー - 乱闘の巷 幕末哀史 浪花節など聞くと、こういったものも読まないといけないようです。
 
 
参考になるもの。
東京大学史料編纂所 Historiographical Institute The University of Tokyo
電子資料館 | 国文学研究資料館 
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