香取神宮をうろうろ(73)
 香取志 (7) 中具羅の探索・・・

 ああ、いつの間にか11月・・・11月の誕生石はシトリンだったね。手持ちのシトリンはマンダリン色の美しい石・・・4カラットちょっとかね?もう少し大きな石が欲しかったんですが・・・黄色の水晶なんでそれほど高価なものではないのですが、色の濃いのは比較的少ないのかね?私の財布ではこれぐらいが限界・・・多分ブラジル産・・・残念ながらこのシトリンの色が加熱処理や照射処理なのか・・・私には例によって鑑別不能です・・・少なくとも、シトリントパーズではないはずで・・・まあ、どちらも似たような物・・・なんって、乱暴な言い方ですが・・・どちらもケイ酸塩鉱物ですから・・・そうだな、たたき割ってみればトパーズとシトリンの区別は私にもできるが、その度胸が無いですね。だって、綺麗なんだもの・・・やはり、私には高級おはじき・・・そうだ、色の薄いシトリンのもう少し大きなやつと、黄色い石ならイエローベリルのこれよりちょっと小さいのを持ってたはず・・・誕生石シリーズで並べてみますかね。ただ大ものはもう並べちゃったし・・・そういえば、オパールは持ってないなぁ〜なんとなく、好きな石だけど・・・含水鉱物で保管が面倒な石で、様々な色があって・・・合成ものもあるし・・・ただ、透き通った石の方が好きなんで・・・なんとなく買い込む気力に欠けるのです。持っている透き通ってない石はラピスラズリぐらいかな?

 しかし、中具羅がわからない・・・これだけ探して糸口が見つからないなんって・・・見当違いのものを探している可能性がありそうな気がしてきました。しかし、柚野あたりという噂もあるし・・・近代デジタルライブラリー - 駿河国新風土記. 第1輯 74コマ 神社の一覧がありますが中具羅に類する神社は見当たりません?仕方ない・・・諦めるか・・・駿河国関係の本の中で、総国風土記を扱っている所に無いのだから・・・こいつは不明としか言いようがないような気がしてきました。日本総国風土記 94コマ ここに經津主が現れますが、伊賀国の事は言及されていませんから、このあたりがどうなっているのやら?槙山神社か・・・

 ああ、現代の事も確認せねば・・・政治家の信用は地に落ちつつあるような?除染に国費、自民了承 原発事故対策提言、東電(9501)分社で3案・・・これで東電株価が上昇しているということは、分社はなく、株主責任を追及することはないと市場は読んだという事ですかね?それとも折り込み済み?あと、1・2度分社関係の話があった時にどうなるか?株価が動かないよであれば・・・経済は政治家を無視って事になるのかね?第四の矢は飛びそうにもないし・・・

 まあ、政治家などゴミのようなものだという人もいますから・・・なんとなく・・・でも、この状況下でオリンピックはできるのか?開会式で電気が落ちたら・・・何しろ、前回の東京オリンピックは10月10日、企業に対する夏の節電要求が終わった頃ですから・・・そこに大きな電力需要・・・まあ、わかってやるならOKかもしれませんが・・・どうなるオリンピック?経済効果を上回る出費があったら・・・ふとね・・・個人的には、今のスタジアムのデザインが好きなんで・・・あれを世界遺産に登録したら?建て替えは不能になって面白いかも?ふと、近世になってからの建物などは文化遺産に登録すべきではないのかと思っただけです。正式名称国立霞ヶ丘陸上競技場・・・

 さて、中具羅は諦めるとしましょう。そして、どうも近代デジタルライブラリー - 静岡市史編纂資料. 第2卷 230コマ などではこの総国風土記は偽書としているようですから・・・私としては、別に偽書かどうかなど半分どうでも良いのですが・・・この総国風土記、3種類のものを数回読みましたが、はっきり言って面白くない本です。年鑑の統計資料編のようなものですから・・・しかし、書式にずいぶんとこだわっているような?これが真書であったら?書いた人の文才の無さを扱下ろしているようなものですから・・・まあ、不明な地名がずいぶんとあるのも気になりますが・・・富士山がね・・・800年ごろにずいぶんと暴れているから・・・しかし、辧日本総国風土記もあまり信用できないような?なんとなくね・・・偽書か、この本が偽書なら何のために労力を払って作りだしたのか?それが気になります。そして、その逆・・・なぜ、これほど偽書と断ずるための努力をしているのか?なんとなく、この書を葬り去りたいという気持ちがあるような?しかし・・・こんな細かい事を言ったら・・・古事記なんって只の物語で研究する価値すらない物になりそうな気がしますが・・・只の神話で・・・日本書紀も実在しない人間をあたかも存在したように書いてある部分など・・・研究に値しない書であるとか断するわけでもないのが不思議な気もしますが・・・天保水滸伝とか・・・講談本を史書として考えるなんってできませんから・・・まあ、歴史として読み解く手もないわけではないですがね。こういったあたりの一貫性がね。私は古事記など信に値しない書だと思うのだが・・・ってやると袋叩きに合いそうな気もしますが・・・怖い怖い。でも、歴史とは思えない・・・講談本の親戚かね?日本書紀は伝承を編集することを諦めていますから・・・その差かね。私は権威筋のものではないので関係ないが・・・日本書紀で論理的な再構築をしてみるのも面白そうです。

 未練がましく中具羅は・・・ちょっと富士山の過去の噴火のチェックもしているんですが・・・富士山の噴火想定のハザードマップの類を見ると、中具羅のあった富士郡あたりの降灰は30pぐらいになるとか・・・このぐらいの降灰だと、どのような被害が出るのか?なんって考えてしまいます。一応延暦の噴火では1ヶ月以上の期間、噴火して被害が出たようです。そして貞観の噴火で青木ヶ原の樹海になる場所が溶岩流で覆われたという事のようです。近代デジタルライブラリー - 寒川神社志 133コマ 宮下文書 寒川神社志をざっと眺めていますが、ここでも日本総国風土記が現れますが、古い時代に作られた偽書として掲載されてはいますが×がついていますね。しかし・・・私の妄想では800年の少し前から始まる富士山の活動から考えると、それ以前に編纂されたと思われる総国風土記の祭神と、富士山の活動が落ち着いた後では祭神などの変更があってもおかしくないような?寒川神社では白山系の菊理姫命などというマイナーな神ではなく、もっと名の知れたパワフルな神への転換があってもおかしくないので・・・地震や富士山の噴火に関連して、寒川・・・相模川に託して祭神を変更、詳細が決まらず、寒川神を作りだす?やがて八幡大菩薩かね?・・・中央でも権力闘争をやっていますから・・・菊理姫命ではインパクトに欠けますから・・・富士山の噴火によって白山信仰から転換かね?ちょっと脇道ですが、興味のなることはちょっと追求してみるかね・・・寒川神社志をざっと眺めていますが、奉幣の件に関して類聚国史で偽書と目される残欠の記述を未練たらたらで使っていますね。なぜ偽書として切れないのかね?信に置けないとか言いながら・・・類聚国史と総国風土記か何かちょっと気になる・・・なんとなく、都合が悪いものがあると偽書として葬る傾向があるような気がして・・・古眼か・・・あれ?宮下文書にも圭田とか出てくる、これも偽書の類に入るのかね?総国風土記と宮下文書をセットで考えれば問題ないのか?溶岩流と熱泥流とか区別してなさそうな感じ・・・熱湯が流れる・・・川の水が沸騰したか・・・まあ、沸騰した水は利用しがたいが・・・火砕流などかね?宮下文書からすると、かなりの被害が発生しているようですから・・・熱湯と溶岩・・・青木ヶ原の様子からすると・・・溶岩は表面が冷えて固まったチューブの中を高温の溶岩流が流れたみたいだから・・・観察者にとってはどんな風に見えたのやら?

 どうも、良くわからない・・・ここに紹介されているのは、どうやら一部のようなのでね・・・陰影本が出版されているようですが、買い込むのは、財布が文句をつけるので・・・保留・・・安ければ面白いので・・・宇宙湖というなんとなく気をそそられる湖があるような話なので・・・宮下文書は7巻が出版されているとのこと1巻2000円で14000円以下なら欲しい・・・ちょっと、オークションを・・・あれ?なんで10000円で出てるかね?入札しなきゃいかんじゃん・・・どうして香取群書集成1巻も出品されている・・・2500円・・・2800円即決だって・・・落とすしかないじゃん6日も待てない・・・どうしてこうなるかね?これを待っているうちに・・・富士山に関する文献は・・・近代デジタルライブラリー - 神皇紀 怪しげな文献があるね。なかなか壮大な書物だな・・・まあ、私の書いているのとコンセプトは似ているのか?ただ第二章二節までは神話だね。どれだけの歴史的真実があるかは不明・・・比較する対象が乏しいので・・・

 この本の存在は知らなかった・・・こんな本があったんだ・・・大正10年の本・・・この本の内容に関しては、宮下文書を眺めないとわからないが・・・総国風土記の駿河国の項目が、古眼を持つ者にとって奇異に感じられた理由は、日向-瀬戸内ルートで東征を行ったものと、近代デジタルライブラリー - 神皇紀 40コマ 第三節高天原天神七代、第一 国常立尊 ここで示されるルートで富士山を目指した一団の存在があったためか?駿河の国の国造連が出自が同じ中央の連中に匹敵する文化を持ち、その文化を元に風土記を撰した・・・駿河の連中は、また独特の書き方をしてきやがった。一応はわかるからまあいいか・・・郡衙にうるさい連中がいて、国衙に派遣される連中も大変だ・・・とか言われていたのなら納得できますが・・・日向-瀬戸内ルートで東征した末裔の文化を見てきた古眼には奇異なものと写るのか?まあ、この神皇記もかなり怪しげな本なので・・・

 まあ、私にとっては、どちらも奇異なので遊びとしていますが・・・しかし、富士山麓にたどりついた一団の経路が良くわからないね・・・日本海から廻ったみたいな?・・・読み進むと何か変?何種類かの時代の異なる伝承をまとめたために奇異に感じる事がありますね。まずいな・・・失われたXX系の本は・・・神秘主義とかも魅力的なキーワードですが・・・ファンタジーとの境界が曖昧な領域かね・・・ふと上代の日本語の表記体系も興味深い・・・魏志倭人伝などでも散見されますが・・・神武東征で移動した連中は母音の多い88音系の日本語を使って、それ以外の地域では50音系の日本語を使っていたとか?まあ、神代文字の本気の研究家は絶滅状態ですかね?

 ああ、しまった・・・遊んでたら宮下文書を落札しそこねた・・・まあ、いいか・・・でも・・・神武東征で移動した連中の古九州弁はどんなだったのやら?万葉仮名の研究って、そういった言語の地域差に関してはどんな風になっている?東歌などはそれなりに研究されているようだが・・・i e o の母音が2種類あったというが・・・併存なのかそれぞれ独立しているのか?私の知識の限界だな・・・万葉集まで研究を広げたくないなぁ〜・・・音韻学なんってあまり真面目にやったことはなくてね。中央官人と地方官の言語の差は間違いなくあったはずですから・・・田舎から出てきた牛若丸君などもどんな日本語を使っていたのやら?彼は常識が通用しなかった人間でもあるようで・・・そういえば、壇ノ浦で船子に向かって矢を放ってましたっけ・・・ふと、これも気になりますね。なぜ、船子に矢を放ってはいけないのか?合戦倫理なども興味が・・・

 上代の日本語の音韻・・・日本全国で均質なはずはないよな・・・均質なものからスタートして分化が進んだとは思えないし・・・律令には規定はなかったよな・・・千字文は中華帝国の公用フォント集であるとは思うが・・・律令時代の公用文例集は・・・基本は漢文だが・・・多賀城で出土した木簡に杜家立成雑書要略で練習した跡があったとか・・・近代デジタルライブラリー - 光明皇后杜家立成雑書要略 どうやら、この杜家立成雑書要略が漢文の基礎を学ぶために使われていたようです。雪寒呼知故酒飲書・・・書き出しが揮ってるよね、雪が降って寒いから友達を誘って酒を飲もうって手紙文だから・・・始めての漢文がこういった文章なのか・・・手を広げてきたけど、こういった文例集までは手を伸ばしがたい・・・漢文と日本語の接点は・・・

 江戸時代の香取大祢宜家の日記などは、どういったときにどんな文書や言葉のやり取りが行われてたとかを記しておこうとしたもののような感じですね。そういった文書の集積が、旧家に存在してそれが、旧家の力の源になったような感じもしますね。日本書紀が編纂されたときには、そういった多くの家伝が存在していたのではないかね。それに対しての、口承・・・多分、語り物として磨かれた話芸の文書化が古事記・・・

 なんとなく、総国風土記は偽書ではないような・・・駿河には進んだ文字文化があって、地名なども既に定められた漢字表記が存在していて、それを継承して風土記が書かれたから新たに漢字2字のルールによる命名を免れていたとか?・・・駿河国では郡名及び郷名には定まった漢字表記が広く行われており、新たに附け直すことは事は混乱を招くので、従来通りの表記で風土記を選集したい・・・OKとなれば・・・さらに駿河も特別な漢字を以て表記しているのでそれも許されたい・・・OK・・・となれば、古眼など役に立たない・・・

 役人の世界は、許可を受ければOKになるはずですから・・・勝手にやると駄目なだけで・・・この佳い漢字二字の縛りは、既に漢字を選定していなかったらというのではないかと・・・根拠は、私がやっているは妄想研究で、権威や定説の打破を楽しんでいるからです。しかし、和名抄の時代あたりには、富士山の噴火などで再出発した郷などは新しい名称で出発したのではないかと・・・そのため、和名抄にナシという地名のオンパレードになるのではないかと・・・

 ちょっと、怪しげな古代史の本ばかり見てしまったような気がしますが・・・日本の統一っていつなのかね?蝦夷とか・・・北海道が地方自治体となったのは・・・つい最近かね?

 しかし・・・関係ないが、興味深いものに・・・所謂トンデモ本系のものを並べたから・・・とにかくこの手のものは面白いですね。楽しいし・・・批判精神を失えばさらに楽しめるんですが・・・それもまた、私の限界なんですね。こりゃ気合を入れて香取志を読まねば・・・と言いつつ房総志料の古写本なども買い込んじゃったしどうなることやら?

2013.11.06

関係ないが、興味深いもの
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近代デジタルライブラリー - 報告書. 8 132コマ 天津教 ・・・なんだか怪しい本ばかり並んできたぞ・・・
 神代の文字か・・・データベースと上代の音韻の知見を利用して何かでっち上げるのも良いかも?
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近代デジタルライブラリー - 上古に於ける我が祖語の本地及垂跡 
 

参考になるもの。
東京大学史料編纂所 Historiographical Institute The University of Tokyo
電子資料館 | 国文学研究資料館 
近代デジタルライブラリー - 検索結果 明治神社誌料
 近代デジタルライブラリー - 明治神社誌料 府県郷社. 上 千葉県 534コマ
 近代デジタルライブラリー - 明治神社誌料 府県郷社. 上 茨城県 592コマ
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国立国会図書館デジタル化資料 - 和名類聚抄 20巻 
大日本海志編纂資料 資料分類
近代デジタルライブラリー - 大日本神名辞書
茨城県遺跡リポジトリ
近代デジタルライブラリー - 仮名日本書紀. 上巻 204コマ 景行天皇
国際日本文化研究センター 怪異・妖怪伝承データベース
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古文書(冊子・一紙・巻子・絵図) 日本銀行貨幣博物館 これって面白そう・・・特に、社会関係史料が・・・
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