香取神宮をうろうろ(72)
 香取志 (6) 中具羅の探索

 どうも、気合を入れても空振りになることが多くて・・・このところカラオケの採点というやつで気合を入れているのですが、歌がちっとも上手くなりません。対策が分からないのでね。DAMの精密採点IIによれば、ロングトーンがよろしくないとのこと・・・ロングトーンって何だ?となるわけです。ロングトーン・・・同じ高さの音を安定して出す事ですよね・・・安定して出していないことになる。ビブラートは音程を小刻みにずらす作業・・・相矛盾するものです。考えれば考えるほど分からなくなりますね。世の中は矛盾が多いもののようです。矛盾なのか、それとも私の理解と違うだけなのかもしれませんが・・・不思議なことが沢山あります。私の所の高級おはじきもそのような物なのかもしれません。気分は・・・ブルーサファイア・・・カットもそれほど悪くなく、色もOK、内包物もないし・・・16カラットぐらいあったっけね・・・カシミールあたりの産だったら2000万円近くするはずですが・・・私の所にある良い石は合成石なんで、その1万分の1ちょっとぐらいの値段ですかね?私には、2000万円の天然サファイアと、この合成石は区別できない・・・簡易分光器でもある程度はわかるかもしれませんが・・・私の所のでは多分無理・・・偏光や紫外線でテストしたぐらいじゃわからない・・・1万倍の値段の差は何?不思議な高級おはじき・・・こういったものが、身につけて・・・似合う?本物だと信じてもらえる?・・・そういった人間になれないといけないのかね?

 なんだか、ちょっと気に入らない・・・総国風土記が出典とあるのだが・・・しつこく探すと出てくるもので足立郡は日本総国風土記 4コマに存在していました。どうやらまとまったものが無いようです。前回眺めたものには武蔵国はなかったので・・・どうやら様々な写本があるようなのでかなり厄介・・・しかし・・・総国風土記に中具羅が無いことなんです・・・近代デジタルライブラリー - 駿国雑志. 1冊 50コマ ここに中具羅が出てきました・・・駿東郡か?・・・

 小林君が目にした総国風土記は何なのか?なるべく、余計なところは深く読む気はなかったのですが・・・鹿島神宮関連・・・プロジェクト「東征」の東北方面の造船は塩竈辺りかね?塩竈神社・・・祭神は塩土老翁神・武甕槌命・経津主神・・・東北を平定した経津主神・武甕槌命を先導した塩土老翁神がこの土地に製塩技術を伝えたことによる・・・式社でないので気にしていなかったが・・・朝廷でもちょっと特殊な扱いをしていた神社・・・そのうちチェックすることにして・・・

 中具羅なぜ出てこない・・・富士川沿いだと結構神社も流れるので・・・どうなっているのか?近代デジタルライブラリー - 駿河国新風土記. 第1輯 気になるのは式内社が富士郡には3社あって、倭文神社がありますから、この周辺のような気がします。なんとなく・・・タケミカヅチの気配を感じる神社ですから・・・そして、星山村にあると・・・なんとなく気になる・・・星というとなんとなく・・・建葉槌命=倭文神で、経津主神・武甕槌命に抵抗した星神香香背男を手なずけた神様・・・どうも、私はセットで考えるのが好きなようです。なんとなく・・・

 根拠のまるでない妄想では・・・延暦21年;802年あたりから、貞観6年;864年〜貞観8年;866年にかけての富士山貞観の大噴火で中具羅神社が浅間神社に化けたのでは?なんとなく・・・このあたり大山津見神の社が多いような感じですから・・・この兄弟のカグツチの子孫の經津主神が現れてもおかしくないが・・・古事記で論じられていないのと同じ理由で影が薄くなって、富士山の大噴火で綺麗になくなってしまった・・・

 日本総国風土記は和銅年間・・・708〜715年に成立したらしいですから??・・・フジ・フツ似てなくもない・・・コノハナノサクヤヒメか・・・ちょっと気になる富士山の噴火・・・こういった大きなイベントがあると、価値観の大きな転換がありますから・・・古い神の引退・・・そして、新しい神への転換・・・噴火を祭祀の怠慢として処分・・・やりかねないね。こうして、神の更新ですかね?ブームとパニックの神界秩序の再構築・・・なんとなく・・・

 あるものの存在があるときを境に、感傷的にすら起想されること無く消え去ってしまうのはどういう場合か?・・・基底社会を構成する民衆の総意による、過去の再構築・・・あるイベントによる、民衆の決意が歴史を転換させる作業ですかね。・・・どうもうまく言葉にできない・・・

 民族の決意・・・これかな・・・ちょっと、神を語るには不適切かもしれませんが・・・共産主義に対峙する、総統への崇拝、これが民族の決意・・・ナチスの話だな・・・

 ここで妄想を・・・富士の噴火に対峙する、コノハナサクヤビメへの崇拝、これが民族の決意になったとき・・・ヒトラーは生身の人間で死せるもので、行為者ですから上手くいかなければ民族の確信・民族の決意は失われますが、神は心の中の存在で、行為者ではないので民族の確信・民族の決意は失われること無く現在に続き、未来へと続く・・・800年頃に民衆の強い確信と決意によって、富士山の近在の神社がコノハナノサクヤビメに塗り替えられた・・・だから、古き伝統の上に確信によって再構築がなされたから、古きことは忘れられた・・・ただ、文書に残るだけ・・・口碑はすべて確信によって塗り替えられた・・・富士浅間神社の創建は・・・垂仁天皇3年か・・・

 この年にあった事件は日本書紀によると・・・あれ?近代デジタルライブラリー - 国史大系. 第1巻 日本書紀 67コマ ・・・・私の知識は・・・垂仁天皇3年って、いつだ?4世紀か?紀元前の天皇かと思っていた・・・紀元前26年が垂仁天皇3年に相当する?しかし記事には新羅王子天日槍来帰焉・・・これは何と読むか?新羅王子の天日槍が来帰焉、新羅王子が天日槍で来帰焉・・・焉か、最後についているから・・・この年に来てこの年に帰ったと強調しているのでしょう・・・新羅って西暦356年から938年か・・・秦書では、377年前秦に初めて新羅が朝貢したとされえているらしい・・・じゃあ、日本に来たのもこの頃じゃないかね?国際社会に認められるためにあちこちに王族を使者として派遣した時期・・・新羅をよろしくって・・・

 あちゃ、中具羅を探していたのが、垂仁天皇の時代考察になてる・・・まあいいや、私の頭の中では垂仁天皇の即位は370年代でいいや・・・崇神天皇は戊寅年12月崩御らしいですから・・・戊寅は379年に即位・・・そして住吉大社神代記の、辛未の年に崩御ということは431年まで生きた・・・在位53年で崩御と考えますかね。これだと、住吉大社神代記の記述に合うというか、干支の計算だけだから合って当たり前か・・・妄想妄想・・・しかしこの頃の年号はどうなってるのやら?なんとなく、正しくて間違っているような?何かのルールで組み変えられているような?ルールがわかれば正しい年号に読み変えられるようになっているのでは?データベースを組んでみるか・・・なんとなくXX天皇??年とYY天皇??年がだぶらせてあるとか・・・正しいけどXX天皇が削られて年が突如飛ぶのでは?操作した人間は絶対に何かのルールを作っているはず・・・

 さて困った中具羅はどこ?經津主神は・・・富士郡の神社の祭神をチェックするか・・・經津主神が祭られているのは春日神社ぐらいしかなさそうな感じです・・・近代デジタルライブラリー - 香取郡誌 227コマ ここでは総国風土記は信頼に値しない書としてして退けられていますが・・・欽明天皇3年辛卯7月・・・これが気に入らないのでしょうか?近代デジタルライブラリー - 国史概説 127コマ ふむ、日本総国風土記は偽書ということになっている・・・東山天皇の頃の誰かが、とか、駿河浅間神社の神主が・・・新規・偽作・・・

 それでも、よほど古くからあったらしくて、諸国の地誌はこれを敷衍しているのが多いから心してみるように・・・か。近代デジタルライブラリー - 古風土記逸文. 上 この本の最初の部分に偽書である話があります・・・しかし・・・偽書なのかね?よくわかりません・・・・・・古眼か・・・古眼って何だね?古のものに見慣れた目、古の価値観で眺めるか・・・今の価値観とは違う・・・そりゃ違うが、古のものは時の淘汰によって悪いものが削られた後の残滓じゃなくて、エッセンス・精華ですから・・・あまりにも古眼を鍛えると、時の淘汰に漏れたものを眺めると拙さが目立つと思うのですが・・・

 風土記というのは、多分全国で作られたのだと思うのですが、役人に命じたんですから役人は作るはずなんです。出来具合の差はあるでしょうが・・・命令は絶対で、文書主義の縛りがありますから・・・多くの国では単なるデータの羅列だったのでは?文学的な価値のある部分だけが残った・・・常陸風土記も物語的な要素だけが抽出されて残っていますから・・・単なる年鑑を後生大事に保管するとは思えないので・・・従って、提出された後で、一本とされた後で、さらに散逸して行ったのでは?和銅年間あたりの編集作業であれば・・・郡郷の名・産物・土地の肥沃の状態・地名の起源・伝えられている旧聞異事・・・郡郷の名と土地の肥沃・産物の羅列は和銅あたりから国土の開発が急ピッチで進みますから、データとしては直ぐに役に立たなくなる・・・地名起源は・・・郡郷の名を良い字にする作業で・・・音を漢字に起こすだけだから、面倒なら不詳で・・・旧聞異事だけが残る・・・偉い人が来た事があるでおしまいでしょう。ですから・・・

 近代デジタルライブラリー - 古風土記逸文. 下 ああ、なんとなく分かった。栗田君と私の見解の相違だ・・・栗田君は風土記の引き写しだから偽書であると、私は各国から上がってきたものの古くなってしまったデータ部分を割愛して編集したものと考えていますから・・・そうか、私はソフィストで、かなり適当に印刷教材を作るので、引き写しなどお手の物で、さも自分の文章であるかのごとくに振舞うのに慣れているので、こういった見解の相違が出るのでしょう・・・データは最新のものに書き換え、古いデータは削除、面白くない部分は削除、教えたくないものは見えなくしちゃう・・・でも、嘘を書くわけにはいかないから、適当に誤魔化す・・・栗田君にとっては、本の一字一句の違いも重要で、一字一句間違いなく書き写していなければならないことになるのでしょう。・・・風土記って言っても・・・解ですから・・・取りあえず出せば良かったのでは?

 地名なんか口承でしょうから、音はあるが意味不明・・・「たかば」だって?高場・高羽・高歯・鷹羽・・ん!高い所に羽があった、良くわからんが・・・高羽でいいや!とかじゃないかね?音に対応する字を思いついたら、それでOKとして頑張って作文したのでは?風土記を高尚な作品として考えている節がありますから・・・学者と役人のやることに違いについては考えていない・・・体裁が整っていないのは、各国で出したのが、ばらばらの表記で、役人が編集放棄的に寄せ集めたからだと思いますが・・・教材屋は、切り貼りの資料を作って、こいつをもう一度、訓練によって身につけた書式に則って書きなおすので教材としての表記の統一が取れるのですが・・・何しろ、語順の入れ替えその他で常に古い内容の新しい文を作る能力を要求されるのでね・・・これだから、学者になれない・・・

 あ!あった?中具羅じゃないけど、經津主神を祀る神社を駿河国安辧郡に廣伴神社というのを・・・中具羅じゃない・・・近代デジタルライブラリー - 仙台叢書. 第18 102コマ 祭神に着目していなかったから見落としていたが・・・国立国会図書館デジタル化資料 - 日本総国風土記 4巻. [2] 45コマ 確かにありますが・・・違う神社としか思えない。古風土記逸文下の最後の方で、類聚国史についての言及があったので、近代デジタルライブラリー - 六国史 国史大系.  類聚國史 107コマ ざっと目を通してみると・・・清宮君は、鹿島も香取も同じような待遇を受けていたはずって書いていましたが、何やら事情が違うような?鹿島神宮の祝祢宜に笏が許されて、その後、国司からのクレームで、香取神宮にも許しが出るような感じ・・・この後、鹿島神宮が優先されることがあって・・・清宮君は藤原氏の介在を仄めかしていましたが・・・あれ?記事にダブりがあるなぁ〜何だろう?なんだか疲れてきた・・・

 多分、みんな自分の都合の良いように整合性を求めるのかもしれません。古眼か・・・私にはそれはない、整合性が保ち得るかどうかだけが判断基準ですから。古の布の八丈と、昨今の八丈は違うとか・・・そういったものは文脈を読み解いていけば整合性の部分でちゃんと引っかかってきますから、そんな感覚的な物ではなくて、論理的整合性を求めるだけですから・・・

 何しろ、古眼というのは、基本的には権威に付随するようなものであると・・・古眼を身につけていないものの説は不可・・・だから、私は遊ぶんです。遊びに文句は付けられないのでね。幸い学位を狙うわけではないので、遊びですからね。遊びなら、信じるのは自分の目ですから・・・遊びでないと、自分の目なんか信じられませんからね。それは、宝石類で証明済みですから・・・そうそう、カラオケの練習で気になる歌詞は・・・十五の僕には誰にも話せない 悩みの種があるのです・・・拝啓 ありがとう 十五のあなたに伝えたい事があるのです・・・自分とは何でどこへ向かうべきか 問い続ければ見えてくる・・・消えてしまいそうな時は 自分の声を信じ歩けばいいの・・・自分の声なんか信じられないから苦労するんだよな・・・未だに自分の声など信じられない、だから貯金するんだよ・・・働いて金の力で、安心を買っているんだ・・・問い続けても見えないから・・・見えたら偉人だね・・・私には未だに見えない・・・残念ながら・・・15なら当然、諦めなさい・・・それでなければ、真面目に働く事を放棄しなさい・・・所有するものが無ければ、守るものもないから・・・気楽に生きていけるかもしれない・・・未来を考える必要が無ければ不安はない・・・今を大切に、今だけの刹那を・・・それが嫌なら、苦しむしかない・・・未来に夢を託して・・・

 ああ、下らないことを・・・自分が信じられないから苦しむ、苦しみを忘れるために遊ぶのさ・・・さて、お遊びお遊び・・・遊びなら仕事でないから苦労はないし、遊ぶ余裕があると認められれば、だれも文句はつけられない・・・だから、遊びは強い・・・ただ、遊んでいるだけで、その人の生活すら成り立たないのではそれ自体で馬鹿にされる。身の程をわきまえた遊びならOK・・・金持ちのボランティアは立派な行為で珍しくもない、金持ちの義務のようなボランティア。貧乏でボランティア、さらにボランティア貧乏になる人間がいたら?まあ、2種類あるかな、何もないから命を削っての実のあるボランティアは立派で、社会的な共感を得て多くはスポンサーがついての運営となり安定・・・何もできることが無いからボランティアと称して粋がっていたら只の馬鹿・・・先ずは身を立てろと言いたくなる。

 しかし、中具羅はどこなんだ?日本総国風土記巻の53駿河は、役人が作れと言われて作った文の典型みたいな気がしますが・・・その事実と文章とによりて、取るに足らぬものと思ふがあるは・・・と言わしめるものではないかと・・・近代デジタルライブラリー - 仙台叢書. 第18 99コマ こんなものを写本とするなんって・・・確かに、多感な15歳が常陸国風土記の写本を手にして感動、その延長線上での研究の目からすると・・・この文章はロマンを感じる内容ではないですから・・・ロマンか曖昧模糊とした概念、私はロマンなどいだけない人間なのかもしれないので困りますが・・・未だにこういった文脈の中に出てくるロマンを定義できないですね。でも、ロマンという言葉を使ってしまう・・・ロマン主義・・・中世への回顧郷愁、恋愛の賛美、せせこましい民族意識を高らかに歌い上げ・・近代国民国家を形成する原動力になった主義とまで言えそうにもない曖昧模糊としたもの・・・凡に対する個かね?古典主義・教条主義に対する反抗・・・ふむ、ヨーロッパは郷愁を感じる中世の歴史を持っていて、その中で形成されたロマン主義的な要素を、歴史も持たずに継受した新大陸アメリカ合衆国は・・・それゆえ民主国家を形成できたのか・・・と、大陸法に対する英米法・・・再び国家論だな・・・英米法の特徴は・・・ゲルマン法由来の中世的な判例を元にした慣習法・・・判例は多くの人が納得できる内容なので、時代や支配体制などとは無関係に、時代を越えられる・・・人間関係の定義、つまり私法を元にした大陸法は・・・体制の変化によってその人間関係の定義の変更によって書き換えを余儀なくされる・・・

 ふと、中具羅を気にしつつ、古代の社団国家から律令国家への変貌を眺めて来たような気がして・・・ちょっと、思いついた事をまとめておきましょう。

 狩猟採集を基本とした経済における国家は、支配者も被支配者も自然からの収集、他国からの貿易で支配者も被支配者もすべての人間が対外的な経済活動で利益を上げる社団国家の形態になる。合資会社高天原とか・・・国王は中華帝国と朝貢という割りの良い商売を行って儲ける。民衆は農業やその他の産業で利益を上げるという国家、支配者も利益が上げられなければ馬鹿にされ、民衆は別の社団へ奉職するようになる・・・国家の分離結合は支配者が如何に優秀であるかを示すことで優劣を競うから・・・民衆は金もうけの上手い支配者の下に隷属したがる・・・起業家型国家かね?変な用語を作ったけど・・・能力と、それに伴う人望と実績が求心力となる国家だね。支配者が稼ぎ頭になる国家・・・今の国家は?

 今の国家は何だろう?支配者は稼ぎ頭ではなく富の再分配を行うものかね?ああ、上納型国家か・・・また、変な用語を持ち出しましたが・・・そうとしか言えないのでは?福祉国家体制は莫大な財政負担を要求されるから、インフレーションに陥るとされるが・・・現在の状況を見ると、富の蓄積を軽視する傾向を助長し、富へのあこがれの低下とか金持ち願望の低下・・・無意味に高価なものを要求せず実を取る思考へ移行、結果・・・高付加価値商品が現れるがそれは安価であることを前提とするため・・・デフレを招く・・・典型的な高付加価値商品の例・・・携帯電話だな・・・もはや電話じゃない・・・趣味性の高い電化製品のすべてと、書店・レコード屋・ビデオショップ・・・だけじゃない、ああそうか・・・ネット通販の普及で、店舗そのものを手中にしたんですから。これに接続できる大型モニターとオーディオ装置があれば他には趣味性の高いものに関しては他にはいらない・・・直販による中間業者の排除で大きな利益圧縮でデフレになる。生産者、大卸、仲卸、卸、商店、消費者・・・4つも利益を取る場所があれば値段が上がるわな・・・100円で生産者が出すものを100×1.2×1.2×1.2×1.2=207.36 簡単に倍の値段になる。今や製造直販に近くなっているから・・・100×1.2=120 120円か・・・流通革命によるデフレの時代のような気がするが・・・

 おっと、上納型国家という変な言葉をちょろっと考察せねば・・・寝ながら考えたので・・・ええと、今の国家の財政の基本は税とか社会保障費として徴収される・・・上納制かね?上納では富の再分配が適切に行われているならOK、しかし・・・過度な再分配が行われる可能性もないわけではない・・・というより、普通に仕事をして稼いでいる人間は直接富の再分配には預かれない・・・道路などの公共事業でその益を享受できるに過ぎない・・・なんとなく、組織としてはネズミ講組織かやくざ組織に近いような?上納を前提としての組織で、組織は組織内の富の再分配によって維持される・・・ネズミ講は価値があるかないか微妙な商品で、やくざは、必要性が疑問なサービスを売ることで、外からの富の流入を図るが限定的・・・ネズミ講組織は再分配によって富は外部へ流出するのでそれほど長持ちしない・・・やくざ型は内部循環型だから、基本的に生活費で消える分が主体だから長続きする・・・上納型国家では多くのものは公共事業などの受動的な富の再分配だけでOKと考えるからよほどの事があって、上納した富の再分配がおかしいと思わなければ、それなりに存続する・・・しかし、ネズミ講と同じでそのうち不満が募って革命・・・福祉国家ってある意味、上納金を特定の個人に再分配する事になるので、分配先をしくじると大きな社会問題となって革命の気運が高まるのかもしれない・・・分配先はある種の特権階級だから・・・

 たとえば、働く能力があるが、働くつもりが無しで生活保護を受けてる者への給付金が・・・一般の労働者の勤労収入を大きく超えるようになり、それが世襲になったら・・・新貴族の誕生かね?そうなれば・・・革命が起こってもおかしくない。末期の貴族制なんってこれに近くなるのでは?確かに、先祖の功績は大きいが、今の当主は無為徒食の徒になり下がっている。なんで食わさにゃならん!さあ、革命だ!・・・革命の英雄に年金を、世襲だ・・・かつての革命の英雄の子孫も今や無為徒食の徒になり下がっている。なんで食わさにゃならん!さあ、革命だ!・・・そうか、英国は賢い・・・君臨すれども統治せず・・・国王と統治権を行使する代表者を分けると国王まで革命が及ばない・・・国王は国家の権威の象徴でそれなりの威厳を持った生活は保障され、統治権は分離されているので、統治での不満による革命は、統治権の代表者の所までしか及ばない・・・

 米国は、それをさらに推し進めて、国王なしに、抽象的な権威の象徴として国旗・国歌・国章などを国の統合のシンボルとし、それを具現するものとして選挙で選ばれた統治権の行使者としての大統領を選ぶ・・・なんとなく・・・アメリカの国是のIn God We Trustの意味がおぼろげに・・・国王なしの権威の象徴か・・・宗教から切り離された抽象的な神・・・まあ、神は抽象的なものですが・・・In God We Trust ? Our National Motto ふむ・・・おっと、なんで米国まで手を広げるかね・・・ふむ、大統領選挙はある意味・・・国民の革命権の行使なのかもしれない、そして、良い統治を行う大統領に対しても、慣習的な任期制限から・・・現実に長期にわたったF・ルーズベルトの実例から合衆国憲法修正22条が生まれることになったし・・・

 日本の場合は、律令制を導入した時点で立憲君主国家になってしまっていた事になるのかね?多分、大きな転機は660年の百済滅亡と、663年の白村江の戦いの敗北で、天智天皇が寄せ集めの軍隊では唐・新羅への対抗は困難、国力を挙げて・・・と豪族に声を掛け、その結果、豪族連中は自分たちの権利が侵されないように手を打った、きちんとした政府を運用せよ!納得のいく金の使い道を公開せよ、私腹を肥やすな、組織を作れ!で官僚制を導入、天皇家の思惟だけでは動かない下部組織の導入、一応は天皇へ権力が集中するが・・・マグナカルタでイングランド国王の権限の制限をしたのと同じように、日本では律令に基づく官僚制で、豪族が官僚になることによって天皇の権限の制限を行った・・・本家中華帝国に比べると、強力な太政官制ですかね。太政官の名は、やがて将軍になり、さらに内閣になったか・・・事実上、その権能は変わらず現在に至るか・・・日本の律令制って革新的な制度だったのかも知れない・・・日本の官制の始まりは、多分・・・推古天皇11年;604年の冠位十二階の制定ですから、この時代に既に立憲君主体制の基礎が出来上がっていた事になるのかね?まあ、マグナカルタの成立の状況と似ているような?ジョン王、失地王なんて呼ばれ、フランスのイギリス領を失い軍事費の調達のために為した誓約がマグナカルタですから・・・お前らの権利は認める、勝手なことはしないから・・・国防に務めるから軍事費を出してくれ・・・ジョン王の時代か・・・ジョン王、リチャード1世の弟・・・リチャード獅子心王、在位期間中は戦争に明け暮れ勇名を馳せ・・・そのつけをジョン王が払うことになる・・・アイヴァンホーやロビン・フッド物語などの時代・・・1200年ごろですから、日本は制度的に進んでいたんだ・・・と妄想・・・あちゃ中具羅が・・・この辺で稿を変えるしかない・・・それでは次回・・・
2013.10.31

関係ないが、興味深いもの
 近代デジタルライブラリー - 仙台叢書. 第18 102コマ日本総国風土記 
 近代デジタルライブラリー - 六国史 国史大系.  類聚國史
 近代デジタルライブラリー - 下総国旧事考. 第1本 巻1,2 神祇 上・下
 近代デジタルライブラリー - 東洋史上より観たる日本上古史研究. 第1
 
参考になるもの。
東京大学史料編纂所 Historiographical Institute The University of Tokyo
電子資料館 | 国文学研究資料館 
近代デジタルライブラリー - 検索結果 明治神社誌料
 近代デジタルライブラリー - 明治神社誌料 府県郷社. 上 千葉県 534コマ
 近代デジタルライブラリー - 明治神社誌料 府県郷社. 上 茨城県 592コマ
近代デジタルライブラリー - 検索結果 日本地理志料 
国立国会図書館デジタル化資料 - 和名類聚抄 20巻 
大日本海志編纂資料 資料分類
近代デジタルライブラリー - 大日本神名辞書
茨城県遺跡リポジトリ
近代デジタルライブラリー - 仮名日本書紀. 上巻 204コマ 景行天皇
国際日本文化研究センター 怪異・妖怪伝承データベース
近代デジタルライブラリー - 検索結果 和漢三才図会
近代デジタルライブラリー - 和名類聚抄地名索引
近代デジタルライブラリー - 検索結果 名義抄
近代デジタルライブラリー - 検索結果 令義解
近代デジタルライブラリー - 検索結果 神祇志料

近いうちにやりたいもの
古文書(冊子・一紙・巻子・絵図) 日本銀行貨幣博物館 これって面白そう・・・特に、社会関係史料が・・・
近代デジタルライブラリー - 検索結果 徳川時代商業叢書
近代デジタルライブラリー - 検索結果 日本財政経済史料



  










inserted by FC2 system