世界をうろうろ(4)
  韓国ソウルを・・・(4) 

 独立門を眺めて・・・私としては・・・西大門刑務所歴史館などを見たいと思うのですがパスです。・・・こいつは一人で来たときの方が良いし、今回は市場まわりですからね!

 さて、地下鉄なんですが・・・選んだ理由は、会話なしで乗れますからね。乗車券は自販機だし、清算機もあるようだし・・・券売機はタッチパネルで、地図からも買える・・・実際にやってみると、手順は日本語、1回乗車券、路線検索、路線図を出して、券種と枚数を指定してお金を入れる・・・でおしまいですからね。最初の機械では困ったことに、路線図が真っ白なまま・・・隣の券売機はOK、料金が表示され・・・財布の中の紙幣を取り出そうとしているうちに・・・初期画面へ、のろのろやってると駄目ということのようです。再び入力して・・・50000ウォン紙幣を入れると・・・50000ウォン札はチャージ以外では使えないと・・・再び初期画面へ・・・なんってやっちゃいました。まあ、何事も練習です。幸い混み合っていないのでのんびりと落ち着いて操作できましたからOKです。ソウルの地下鉄 韓国の交通|韓国旅行「コネスト」ちゃんと予習しましたから完璧・・・

 改札は、カードをセンサーにタッチさせるやつで、入場は強行突破の困難なバーを回すやつ・・・センサーが1回で認識しないとちょっとあせりますがね・・・とにかく、ホームへと向かいます。反対方向へ乗らない様に掲示をよく確認。

 乗る側が確認できれば安心して、まわりをきょろきょろできます。予定では独立門から鐘路3です。

 プラットフォームの上には興味深いものが?対化学兵器用の防毒面かい?救援物資倉庫か・・・どうやら設備は充実しています。しかし、どんなフィルターが付けられているのやら?火災・防塵・対化学兵器?エアタンクもありますから結構本格的ですね。

 どうも、こういった物に興味があるので・・・地下鉄のホームは線路と隔絶され、プラットホーム・スクリーン・ドアが設置されています。こいつは日本より進んだ設備ですね。日本だと多くはオートマチック・プラットホーム・ゲートの方だと・・・近頃地下鉄に乗っていないので・・・

 とにかく設備は良く、雰囲気は日本と変わらないかな?きれいだし・・・

 地下鉄が来たので乗って、鐘路3街で下りて、宗廟をちょっとのぞいて・・・大勢の人が集まって何かしてる・・・抗日か?違いました・・・皆で碁を打っています。

 さらに進むと、立派な銅像が・・・李商在イ・サンジェの銅像です。YMCAか・・・教育や独立運動に奔走した人ですね。そして、宗廟の入口に着くと・・・

 あれ?日本語のガイドにくっついて入場・・・2時40分・・・あと30分ある。土曜日ならフリーで入れるのか・・・宗廟|仁寺洞・鍾路(ソウル)の観光スポット|韓国旅行「コネスト」・・・門だけ眺めて退散です。

 なかなか良い場所です。門などを見ると木の使い方が日本とちょっと違いますね。それから、この屋根の上に乗っている小さな彫像は何?・・・走獣って物らしい・・・魔除けかな?興味深いのですが・・・

 仕方ないので、再び鐘路3街の地下鉄駅に戻って、新設洞駅を目指します。乗車券はスムーズに購入・・・途中・・・座ってぼーっとしてたら乗り越しました。予定の駅で気付いた時には戸が閉まる所で、次の駅の祭基洞で反対方向の地下鉄に乗り換え・・・ここで降りて薬令市場を見るのも良いかと思いましたが・・・

 今回はパス、反対側のホームへ降りて1駅戻り無事、新設洞で下りてきょろきょろ・・・目的地はソウル風物市場ですから・・・地下の案内地図で出口を確認、地上へ出ると五叉路できょろきょろ・・・

 ああ、こっち・・・って進むとSEOUL FOLK FLEA MARKET 80mの看板が出ていて、ちょっと進めば入口に当たります。

 入口が通路の先にあるので、一瞬見落としたかと思いましたが。無事到着です。

 入口正面は衣類、左は食事、右はアンティークかな・・・入口の所で、相棒は例によってタバコ・・・・

 中の、配置はソウル風物市場 ショッピング・買物−ソウルナビとかソウル風物市場(蚤の市)|ソウル東部(ソウル)のショッピング店|韓国旅行「コネスト」等で予習済み・・・とにかく、全ての通路を歩いてみました。

 感動的なものは・・・ほとんどなし・・・ちょっとそそられたのは古本ですかね。手習いに使われたような漢籍が少々、焼き物も面白いものはあまりなく・・・大手リサイクルショップのジャンクコーナーの商品を丁寧に並べると、こんな風なのか?なんって感じですかね。掘り出しものはあまり見受けられず・・・大きなもので面白いものはあるんですが・・・輸入できないですから・・・

 でも、買う気にはならないが、面白いものは沢山ありましたね。相棒はワニ皮の財布の価格交渉・・・交渉決裂・・・そして、別のサメ皮・・・エイの皮の財布を粘って値切って買い込みました。私は・・・できそこないの水差しにしか見えない焼き物を購入・・・

 右のやつです。絵付けが下手・・・何を表現しているのか?これが気になるわけです。上に乗っている動物は何?鼻が長い動物・・・ゾウには見えない、アリクイとも違う、トガリネズミでもないし・・・怪獣・神獣の類なのか?

 左右に描かれた動物は?右は小鳥に見えますが、同じような形なのですが、左は何?ナスに見えるんだが・・・

 これは・・・朝鮮陶磁の特徴はあるので・・・しかし・・・子供の落書きレベル・・・型を使って成形しているようなので・・・製品か?陶芸の体験で作られたものか?とにかく・・・面白いものであることは間違いないので買ってしまいましたね。

 この市場・・・韓国的な物はかなり少ない・・・色鮮やかな官服の類はあまりないですね。それから、色鮮やかな組紐の類も・・・南大門のファッション系の所にも少なかった・・・

 人々の興味は、今にあるのでしょか?過去の遺物って・・・それなりに蘊蓄があれば面白いですが・・・やはり、現在の安いものへと思いを馳せるのが正しいのかも?

 1階を一通り歩いて買い物して・・・例によってビール・・・フードコートは、全てハングルで書かれ、写真入りのメニューはなく・・・ビール+つまみのつまみになるものを注文することが困難でした。店先に豚の耳やら皮やら豚足などを茹でたような物があったので、それを指さし、ビールと相成りました。

 ゼラチン質の旨い奴が山盛り・・・キムチやら色々出てきて・・・うまいうまいとやるわけです。ここでもニコニコしてうまいうまいとやっていると、おまけが出てくることが判明・・・反日感情なんってないじゃん・・・日本語でしゃべっていても問題ないし・・・民度が低いようには見えないし・・・まあ、お土産屋のようなところは、結構吹っかけてきますが・・・庶民には政治などは関係ないのでしょう。

 満腹感に浸りながら・・・2階を回ります・・・特に変わったものはなし・・・強烈な個性を放つものはね。族譜の古本とかありましたね。漢籍や備忘録のような手書きの帳面のような物とか・・・こんなものも興味深いのですが・・・

 ほぼ、全店を見て歩いて・・・風物市場を後にして・・・関帝廟の位置を確認すべく・・・東関王廟ってやつですね。その正面に抜ける道をたどります。包装材料の店が連なり・・・しかし・・・どうして、まるで同じ品ぞろえの店が競合せずに、集まっていることで商売ができるのか?不思議な気がします。

 東関王廟のまわりには露店が出ていましたね。残念ながら店じまいのようでした・・・ここから、鐘路へ出て東大門を目指します。ぶらぶら歩いて、東大門に着いて。そこを左折して静溪川沿いを進むのですが・・・東大門総合市場は閑散としてるんですね。川沿いの卸売市場は夜の8時ごろから動きはじめるようで・・・表通りを行かなかったので閑散としていたようです。仕方ないので、静溪川を渡って平和市場の方をぶらぶら・・・どこで道を間違えたのか?東大門デザインプラザが見えてきて・・・東大門はどこ?さらに逆へ歩いて・・・東大門歴史文化公園駅が目に入り・・・ここでひとまず、ミョンドンへ戻ることとしました。夕闇が・・・ここまでで11時間ほど歩いていますからね。

 地下鉄に乗って2駅、ミョンドンに到着!これで、今回の旅行では地下鉄に乗らないかもしれないので、乗車券を持ってきました。ICチップの入ったカード、保障金500ウォンというやつですね。次に出かける時に返却すれば良いでしょう・・・多分・・・

 地下鉄は1度使ってみると、凄く便利!というより、初めて乗るときはちょっと、考えちゃうけど、あとは普通に利用できてしまうということですかね。

 よくできたシステムだと思うわけです。しかし・・・ずいぶん歩いた気がします。なんとなく、ソウルの中心街はほとんど困らずに歩ける!なんって妙な自信がついてきますね。

 路地裏なども入りましたが・・・特に危険な感じも受けなかったし・・・臭い!って所もなかったし・・・利用したトイレはどこもきれいだったし・・・

 さあ、ちょっとホテルに戻って夜の街へ!というわけです。

(2013.04.28)

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